カンボジアからイサーンへ～イサーンのクメール遺跡

2007/04/03 - 2007/04/08

4月頭にカンボジアのシェムリアップから、タイのイサーンへ行きました。

今回の目的は、あまり知られていない国境を越えることと、イサーンにあるクメール遺跡を見ること。

★スリンへ直接いける国境　ChongJom - O'Smach

シェムリアップからは、乗合タクシーでオスマイ（直接行くタクシーとサムラオンで乗り換えなければならない場合あり）へ。
所要時間；3時間半　料金；7.5＄/人（ひとり分はカムリの後部座席4人分のうちの一人分と狭いので注意。ゆったりしたければ、二人分の15＄を払えばよい）

国境の様子はとてものんびりしている。まだあまり観光客はいないようだ。2つの国境カジノがあった。

★パノムルン遺跡（カンボジア語の発音だとプノムルンとなる）

国境からパノムルンへ行く公共交通機関はないようだった。タクシーをアレンジすると値段は高いが便利だし、快適だった。

タクシー（ハイラックスのピックアップ）
国境からパノムルンまで1時間半。料金；2200B（55＄/1台）※国境からパノムルンとムアンタムを廻り、ブリラムの町までの料金（4時間ほど）

遺跡概要；10世紀から13世紀にわたり建造された遺跡。岡の上に建つパノムルン遺跡は、規模は想像していたよりも大きかった。遺跡は修復されており綺麗。遺跡の参道からは、カンボジアの平原が見渡せる。バンテアイサムレを髣髴とさせる。

入場料；50B（1.25＄くらい）（本には40Bと書いてあったけれど、何かイベントをやっていて特別料金だったのかも知れない）

★ムアンタム遺跡

パノムルンの丘を下ってバライの横のT字路を南に進むとある。距離は8キロくらい。

遺跡概要；10世紀頃ジャヤバルマン5世の治世に建てられた場p-オン様式の遺跡。煉瓦造りだが、アンコールワットの中央塔と同じ5つの尖塔を持つスタイル。ただし中央の塔は崩れてしまっている。リンテルはレプリカかもしれないけれど、立派なものが多い。
入場料；30B（0.75＄くらい）

★コラートへ

5時ごろ遺跡見学が終わり、時間に余裕があったので、ブリラムへ行くのを止めて、ピーマイに近いコラートへ移動。

パノムルン近くの町パクチョンチョイからコラート行きの路線バスに乗る。エアコンバス　料金；85B　所要時間；2時間半

★ピーマイ遺跡

コラートの第2ターミナルからピーマイ行きのバスが出ている。エアコンバスとエアコン無しバスがあるようだったけれど、朝8時ごろはエアコン無しバスのみだった。料金；39B　所要時間；1時間半

遺跡概要；アンコールワット様式のためか、タイのアンコールワットと称されるピーマイ。しかし、規模の面でも彫刻のすばらしさの面でもアンコールワットとは比べられない。砂岩の色がピンク色をしており、バンテアイスレイの赤色砂岩とも微妙に色合いが違っていて興味深かった。ただこの砂岩はもろいのか、ぼろぼろになっており残念。
中央祠堂の形は、アンコールワットのような5点形ではなく、トマノンとかチャウサイテバダと同じ2点形だった。瞑想するジャヤバルマン7世の仏像がこの遺跡からも見つかっており、レプリカがおかれている。
料金；30B

イサーンには、クメール遺跡が点在しているけれど、3大遺跡を見た後バンコクへ移動。3大遺跡は、2日あれば見て廻れる。

エリア パノム・ルン遺跡周辺(タイ)

• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 高速・路線バス タクシー

チョンジム(タイ)−オスマイ（カンボジア）の国境

パノムルン遺跡。参道から中央祠堂を望む

ムアンタム遺跡。大きなリンテル。

ピーマイ遺跡。

ピーマイ遺跡にある瞑想するジャヤバルマン7世の像

コラートの町。