2007/02/12 - 2007/02/14
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macchanさん
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春節前の杭州の様子。
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上海南駅、2月13日8時30分発、N521列車は新幹線車両だった。
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2号車100番が私の座席、2号車は前から2番目、長いホームを歩いた。
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少し時間があったので、車両の先頭まで歩いた。確か日本の技術で作られたか、日本から輸入された車両と思うが、日中関係を考慮して、日本の名前は出ていない。全く日本の新幹線だ。
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上海南駅は近代的な建物だ。上海から南・西へ向かう列車のターミナルになっている。春節前のせいか、人口の多い中国ではいつものことか、乗客はとても多かった。
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列車の内部の様子。日本より少し座席が小さい気がした。
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手前が上海公共交通カード、地下鉄、バス、タクシーに使えてとても便利だった。向こうが列車の切符。中国ではホテルに頼むと切符を手配してくれる。春節前の手に入りにくい時期であったが、何とか手に入れることが出来た。杭州まで44元であった。
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上海郊外では次々に新しいアパートが建設されている。3・4年前と比べても大きく変わっている。急激に姿を変える上海は近代的な街になろうとしていた。
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上海郊外のアパート群。画一的な、機械的なコンクリートの建物からプラスαのある建物もあちこちに見かけた。
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どこまでも広い大地が広がっている。車窓の農地にも変化が見られた。ビニールハウスを使った促成栽培で付加価値を高めていた。
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杭州と上海の中間では桑の木が多かった。伝統の絹織物を作るのだ。しかし、上海・杭州の近くでは野菜栽培が盛んだった。こちらの需要が多くなって高く売れる、と言うことか。「万元戸」が懐かしい言葉になりつつある。
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中国の新幹線はこの杭州線と南京線で運転されているらしい。しかし、まだ本格運転ではない、と思った。スピードも200k出ていないのでは、と思う。それでも、上海から1時間30分、定刻通りに出発し、時間通りに杭州駅に着いた。快適な旅立った。
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駅はごった返していた。上海から杭州に帰省する人、さらに杭州から内陸に向かう人、たくさんの荷物を抱えた人も多い。
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杭州駅入り口。春節の雰囲気が溢れていた。
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駅前の様子。やや高層ビルは少ないが、あちこちで工事が行われている。数年で全く違った”顔”になるかもしれない。
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宿泊したホリディイン杭州。市内の5星ホテルのひとつ。新年を迎える準備が整っていた。日本では猪年であるが、中国では豚年になるらしい。
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ホテルに荷物を預け、早速西湖に向かった。鳳起路には名物の自転車がずらり。しかし、最近はバイクが増えた。
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2月13日の杭州は暑かった。おそらく20度以上。暑さに絶えかねて歩きながらセーターを脱いだ。手が滑ってセーターを落とした。そしたらたちまち2・3の通行人が私に向かって叫んだ。”落としたぞ!”
もちろん私には中国語はわからない。しかし、私に向かって叫んでいることはわかる。足元を見てセーターを落としたのに気付いた。急いで拾い上げ”シェーシェー”と、しばらくしてやっと声が出た。声をかけてくれた通行人は何事も無かったように遠ざかった。私にはどの人が声を出したのかもわからなかった。うれしさがじ〜んとこみ上げてきた。中国の人も日本人も変わらない、同じ人間だもの。知らない町での緊張がす〜っとなくなる気がした。 -
街のあちこちで春節を迎える準備が進んでいた。街には華やいだ雰囲気が溢れていた。
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杭州は絹織物の産地。中国絲綢城は600以上の店が並ぶショッピングストリート。
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春節前のせいか、人は少なかった。店を閉めている所も多い。
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商店街の中央ほどに小さな公園があり、その脇に絹糸を紡ぐ少女の像があった。
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中国のポストは緑色である。
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中心街の一つ、延安路の様子。
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やっと西湖に着いた。初めは風が強く、湖は波が立っていた。
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年末と言うのに、か、それとも年末だからか、観光客が多かった。杭州は中国6大古都の一つ。
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湖岸は波打っていた。西風が強い。
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湖岸の売店。お菓子、砂糖飴?、ガム、チョコや雑誌類の販売をしている。絵葉書や地図もあった。
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湖岸に椅子を並べて多くの人が座っていた。何が始まるのか、と思ったら…
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音楽し合わせて水中から水が噴出して、噴水ショーの始まりでした。数百人の人が楽しんでいました。
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西湖は杭州の観光ポイント。多くの観光客が”西湖十景”を楽しんでいた。私は遊覧船で「湖心亭」へ向かった。
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「湖心亭」は西湖のほぼ中央にある。湖岸から15分程度。
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湖心亭の建物。多くの植物に覆われ、散歩に丁度良い。
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湖心亭中央の建物。正面。
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湖心亭から隣の島、三潭印月に渡る。
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この島にもたくさんの植物があり、その間に池が散らばっている。1周しても10分と少し。ゆっくり散歩するのが良い。独特の雰囲気がある。
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このような風景が島のあちこちにある。月が出ている夜が一番の見所だそうだが、十分楽しめる。日本人の感覚に近いものを感じる風景だった。
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中秋の名月に火が灯される石塔。湖面が月の光と石塔の光で金色になるという。
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島内の風景。水と草木を配置する日本庭園の原型を感じる。
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島内の風景。
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19世紀末の中国の政治家”康有為”の名前もある。西洋諸国の中国進出を彼はどのように考えていたのか。伊藤博文、大隈重信らとも親交があったと言われている。
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三潭印月の名前を刻んだ建物。
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西湖の湖岸にはたくさんの公園がある。その一つでは地元の人が集まり、歌や音楽を楽しんでいた。残念ながら若い人は少ない。
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西湖十景の一つ、柳浪聞鶯はこのあたりか。周囲15kmの西湖は散歩道が整備され、ウォーキングには絶好のコース。
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西湖東岸に功徳坊という建物がある。
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五人の王が祀られていたが春節を迎える準備が行われていた。
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王の行った土木工事の様子が展示してあった。中国一の穀倉地帯もこのような政治の結果であろう。
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西湖東岸から雷峰塔を望む。夕方になり大分くたびれてきたがあそこまで歩こう、と力を込めた。
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やっと雷峰塔の下まで来た。2002年に再建されたそうだ。ここからの夕日は格別と聞いたが、空は曇って夕日は見えなかった。
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雷峰塔にはエスカレーター、エレベーターがあり、登頂は便利だった。
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雷峰塔から春霞の西湖を眺めた。蘇提がかすんで見える。北宋時代に蘇軾と言う人が20万人の人を使って作った堤防。
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雷峰塔入り口の庭園。
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西湖の西岸はこの観光電気自動車を使った。
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西湖北西岸。
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最後に白提を歩いて西湖1周を終えた。白楽天がこの堤防を修復したために名づけられたそうだ。
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ホテルに帰るときはすっかり日が落ちた。静かな西湖から賑やかな通りに出た。
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道路脇に地元の人で賑わう食堂があった。よしここだ。中国語はわからないのに、ジェスチャーで焼き飯、餃子、豆乳などを注文した。よく歩いた後には何でもおいしい。どんぶり一杯の豆乳は始めてであったが、ほぼ平らげた。楽しい1日だった。
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