2007/04/29 - 2007/04/29
192位(同エリア207件中)
もろずみさん
数年前に封切られた樋口可南子と寺尾聰出演の映画「阿弥陀堂だより」の舞台は、菜の花公園から山間を登って行った小菅という集落です。映画そのものの癒し系の集落で、ほんのひと時でしたが散策を楽しみました。
修験の里であるこの集落は小菅神社の奥宮への入り口にあります。飯山は日本でも有数の豪雪地帯なので、ここも冬には雪に埋もれる厳しい地域なのでしょう。それだけに四季の移ろいに敏感に反応し、遅い春を迎えた里は生命力にみなぎっているようでした。
映画の内容はすっかり忘れていますが、時が止まったような里の風景はどこか懐かしくて印象的です。時間があればもっとじっくりと見て回りたい所ですが、今回はサラッと通り過ぎるだけのレポートです。
- 交通手段
- 観光バス JRローカル
-
信州は山だけでなく里も楽しい。春夏秋冬がはっきりしているので季節毎に違った顔を見せてくれます。
シャトルバスは映画「阿弥陀堂だより」のロケ地も回ります。
車窓から里に咲く菜の花。 -
山間の集落ですから棚田があります。
もう少し経つと田に水を張るのでしょうね。
少し高度があるので木々の芽吹きも遅いようです。 -
今回は菜の花公園に行くのが目的でしたから、阿弥陀堂はパスしました。
でも、何となく雰囲気の良い小菅の集落にだけは寄ってみました。
万葉にも歌われた浅葉野の里です。 -
映画のロケは一年間この集落に腰を据えて行われたそうです。
どこかのシネコンで観たはずですが、はてどこだったかな?
パスしてきた阿弥陀堂はロケのために造られたものをそのまま保存しているそうです。 -
小菅の里にある建物は本物。
まずは小菅神社の里宮の石段を登っていきます。 -
石段を上がった所にはまず神楽殿。
その奥に拝殿があります。 -
社殿はこぢんまりした質素なものでした。
背の高い杉木立にぽつんと建っています。 -
万葉歌碑もありました。
『浅葉野(あさはの)に立ち神(かむ)さぶる菅(すが)の根の
ねもころ誰(たれ)ゆえ吾が恋ひなくに』
ですが、本当にここが浅葉野なのかは定かではありません。
まぁ今日のところはそういうことにしておきます。 -
境内にあった神饌所です。
茅葺きだったら阿弥陀堂に似ていますので、今日はこれで・・・。 -
青空と山と八重紅枝垂。空気が澄んでいるんだなぁ。
あまりの静寂を破るウグイスの鳴き声。
とても長閑な気分に浸れます。 -
集落の真ん中にある講堂です。
屋根は葺き替えられてしまいましたが、江戸時代初期に建てられた古いものです。 -
中におわすのは阿弥陀三尊です。
享保17年(1733年)京の大仏師・奥田杢之丞の作です。
惜しげもなく扉が開かれてじっくり拝むことができます。 -
土地勘がないので適当にあたりをつけて集落の中を巡ってみます。
ここもまた「故郷の原風景」ですね。 -
木立の中に菩提院の観音堂がありました。
信濃三十三観音霊場の19番札所になってます。 -
何とも古めかしい由緒あるお堂。本尊は馬頭観音です。
この霊場のガイドブックは数年前に善光寺で買いましたが、範囲が広すぎてまだ発願もしていません。 -
今年はもう遅いかなと思っていた桜の残り花。
標高の高いこの辺りの里ではまだ十分に見頃でした。 -
菩提院はもと桜本坊といわれました。
これが実にややこしいのですが、小菅山元興寺はずっと神仏混交でしたから神社を中心にお堂も点在します。
神仏分離でお寺になったというわけ。 -
村のメインストリート。誰一人見かけません。
まるで村のシンボルのような桜がありました。 -
桜を撮りに坂を登って振り返ると、妙高の勇姿が一際大きく見えました。
菜の花公園からは頭だけでしたが、高いところに登ったおかげですね。
ここが一番の絶景ポイントでした。 -
多分この集落で唯一の商業施設だと思う。
お食事処の浅葉野庵です。蕎麦とかあるらしい。
バスの時間が迫っているので今回はパス。
駐車場に何台か車がありました。 -
メインストリートの突き当たりまで行くと鳥居があります。
これが小菅神社の奥宮への入り口です。
鬱蒼とした杉並木が続いています。 -
距離は1.2キロしかないので行ってみたいですが、バスの運転手さんに訊いたら1時間半くらい歩くらしいです。
そうか、足下の悪い上り坂なのでしょうね。 -
それにここは熊が出るようで、今日は熊鈴も持って来てないしなぁ・・・。
と、自分に言い訳してちょっとだけ杉並木を味わってきました。
こういう道は一人だと歩けないですね。 -
鳥居の脇に大きな枝垂桜が一本。花は終わりかけです。
これは「小菅の糸桜」という名木だそうです。
やはりこの里に来て良かったな。桜も結構見られたし。 -
糸桜の裏からもう一度絶景を見ます。
すーっと伸びた一本道が何とも言えません。
絵に描いたような長閑な北信濃の村の風景です。 -
東京育ちには故郷がない。イメージとしての故郷だけです。
こんな山里の風景が故郷の概念にぴったりです。
多分、前世かその前にこんな里に暮らしていたのかも知れませんね、憶えはないですが。 -
小一時間の散策でした。
何もないとはいいながら、いろいろ発見がありそうな所でした。
やはり車で来て気の済むまで歩き回りたかったな。
次回は直前に「阿弥陀堂だより」のDVDを観てから来ることにしましょう。
春も良いけど秋も良さそうですね。
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