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有森博は、岡山出身の国際的有名ピアニスト、そのコンサートチケットが当日でもとれる…あのチャイコフスキー国際音楽コンクールが開催中、どの部門でも当日券有り空席ありってアンビリーバルな県民意識っていうか、愛すべき「お国柄」?!なのが岡山県。4/30日朝、久世エスパホールに電話すると、やっぱりチケットはあると言われた。自分の趣味というか好みでもあるが、ここは、インテリを気取っている母に「饅頭恐い」の真逆をやってやろうって魂胆の悪い子供の萌愛。まあ、萌愛母がいなくても行ったリサイタルですが…

まんぢゅう恐い?有森博ピアノ・リサイサルIN久世エスパ

6いいね!

2007/04/30 - 2007/04/30

4841位(同エリア7422件中)

3

10

萌愛

萌愛さん

有森博は、岡山出身の国際的有名ピアニスト、そのコンサートチケットが当日でもとれる…あのチャイコフスキー国際音楽コンクールが開催中、どの部門でも当日券有り空席ありってアンビリーバルな県民意識っていうか、愛すべき「お国柄」?!なのが岡山県。4/30日朝、久世エスパホールに電話すると、やっぱりチケットはあると言われた。自分の趣味というか好みでもあるが、ここは、インテリを気取っている母に「饅頭恐い」の真逆をやってやろうって魂胆の悪い子供の萌愛。まあ、萌愛母がいなくても行ったリサイタルですが…

  • 萌愛は、正確にはクラッシック好きの部類には入らない。造詣も深くない。にもかかわらず、作曲家・演奏家の好き嫌いは激しいという身勝手さ。有森博の「音」は相当好きな方である。情熱大陸で某女性タレントがプロ・ピアニストデビューってのを見たが、彼女の音が嫌だった。(その程度の音で「金」獲るなっ!と言いたかったが、お客は満席だった!なぜに?)と勝手に怒る器の小さい人間が萌愛なのである。<br />今日は「ロシア5人組」ってことで、ムソルグスキー、ボロディン、バラキエフ、キュイ、グリンカでの曲が構成されている。しかし、2人は知らない…ってか、多分聴いたことはあるんだろうけど、自覚がない!大丈夫かいな?メインの「展覧会の絵」は1〜16番までやるけど、結構嫌いな曲もあるし…などなどと考えていると、もう開場時間を過ぎているよっ!ヤッベッ!後の方の隅っこになるだろうと思っていたのだけど…

    萌愛は、正確にはクラッシック好きの部類には入らない。造詣も深くない。にもかかわらず、作曲家・演奏家の好き嫌いは激しいという身勝手さ。有森博の「音」は相当好きな方である。情熱大陸で某女性タレントがプロ・ピアニストデビューってのを見たが、彼女の音が嫌だった。(その程度の音で「金」獲るなっ!と言いたかったが、お客は満席だった!なぜに?)と勝手に怒る器の小さい人間が萌愛なのである。
    今日は「ロシア5人組」ってことで、ムソルグスキー、ボロディン、バラキエフ、キュイ、グリンカでの曲が構成されている。しかし、2人は知らない…ってか、多分聴いたことはあるんだろうけど、自覚がない!大丈夫かいな?メインの「展覧会の絵」は1〜16番までやるけど、結構嫌いな曲もあるし…などなどと考えていると、もう開場時間を過ぎているよっ!ヤッベッ!後の方の隅っこになるだろうと思っていたのだけど…

  • 久世エスバホールに到着。<br />慌てて入場すると…「うそ」だろ?数人しか来てないガラガラ状態。当然最前列には誰もいない。で、人生初の有名ピアニストの指使いが生で見れるってんで最前列のど真ん中に席をとろうとしたら、文化人を気取る萌愛母が案の定、もぞもぞしながら言い出した。「私は恥ずかしいから、後方へ座る」と萌愛父とかなり後へ行ってくれたのである。やっぱりね「饅頭恐い」の真逆、大成功である。絶対に聞き入ってしまう私と居眠りをこきそうな自分を考えた訳ね。「私はめったにないことだから、前に座るからねっ!」ってここは断固自分を通すことにした…

    久世エスバホールに到着。
    慌てて入場すると…「うそ」だろ?数人しか来てないガラガラ状態。当然最前列には誰もいない。で、人生初の有名ピアニストの指使いが生で見れるってんで最前列のど真ん中に席をとろうとしたら、文化人を気取る萌愛母が案の定、もぞもぞしながら言い出した。「私は恥ずかしいから、後方へ座る」と萌愛父とかなり後へ行ってくれたのである。やっぱりね「饅頭恐い」の真逆、大成功である。絶対に聞き入ってしまう私と居眠りをこきそうな自分を考えた訳ね。「私はめったにないことだから、前に座るからねっ!」ってここは断固自分を通すことにした…

  • 開演時間間際になっても、席はなかなか埋まらない。というか、なんか有森博が気の毒になってきたよ。地元後援会に対してのボランティアくらいの意味のリサイタルなんだろうけど、400席に満たない会場の4分の1観客がいるか?っていう状態で、開演のフザーが鳴った。<br />最前列に私と関係者であろう人を含めてわずか5人、当然誰も座ってない列もある。入ってきた有森博の顔が流石に「こわばって」いるように見えたのは気のせいか?!<br />が、ピアノは楽趣も十分含んで、軽快に時には重厚にエネルギッシュな音を奏でる。まるで、マジシャンの指捌きっていうか、神業。そう大きくはない手が魔法のように、鍵盤の隅から隅まで縦横無尽に動く。感激。<br />でも、こんなに少人数なのに雑音が酷い。イライラしてきた。演奏が始まったらパンフなんていじいじして音を立てるなっ!バカヤロー!

    開演時間間際になっても、席はなかなか埋まらない。というか、なんか有森博が気の毒になってきたよ。地元後援会に対してのボランティアくらいの意味のリサイタルなんだろうけど、400席に満たない会場の4分の1観客がいるか?っていう状態で、開演のフザーが鳴った。
    最前列に私と関係者であろう人を含めてわずか5人、当然誰も座ってない列もある。入ってきた有森博の顔が流石に「こわばって」いるように見えたのは気のせいか?!
    が、ピアノは楽趣も十分含んで、軽快に時には重厚にエネルギッシュな音を奏でる。まるで、マジシャンの指捌きっていうか、神業。そう大きくはない手が魔法のように、鍵盤の隅から隅まで縦横無尽に動く。感激。
    でも、こんなに少人数なのに雑音が酷い。イライラしてきた。演奏が始まったらパンフなんていじいじして音を立てるなっ!バカヤロー!

  • 集中していたせいか?あっという間に前半45分終了。昔からの疑問だが、次の音が想定の範囲内ってのが私の悩みの種である。坂本龍一なんてその際たるもの。芸大作曲部門を首席で卒業した人の音が想像の範囲ってことは、私にはコンポーズの才能があるっ!(完全な自惚れっていうかバカ!)それをトコトン裏切ってくれるのが、モーツアルトなのだ…私はモーツアルトの曲が流れるだけで脳回線がオカシクなる!のは昔も今も変わらない…<br />休憩時間、外に出ると高校生が携帯で三角関数の話をしている。「…sin がなんたらでcosがなんたらだから答は兀以上2兀未満になる…」なんて、真面目な高校生なんだっ!と一瞬思ったが「甘いねぇ!数学を電話でやるのは絶対無理よぉ〜。昔どんだけ私が苦労したか、友達も教えてくれって電話に!」なんて思いながら聞いていたら、案の定というか当然だが「…話してても通じが悪いから、後でメール送ってよ」と携帯を切った。「へっへっ!やっぱりね」しかし携帯メールでそこまでやれる?って感心していたら、もう後半開始の時間だ。急げ!!

    集中していたせいか?あっという間に前半45分終了。昔からの疑問だが、次の音が想定の範囲内ってのが私の悩みの種である。坂本龍一なんてその際たるもの。芸大作曲部門を首席で卒業した人の音が想像の範囲ってことは、私にはコンポーズの才能があるっ!(完全な自惚れっていうかバカ!)それをトコトン裏切ってくれるのが、モーツアルトなのだ…私はモーツアルトの曲が流れるだけで脳回線がオカシクなる!のは昔も今も変わらない…
    休憩時間、外に出ると高校生が携帯で三角関数の話をしている。「…sin がなんたらでcosがなんたらだから答は兀以上2兀未満になる…」なんて、真面目な高校生なんだっ!と一瞬思ったが「甘いねぇ!数学を電話でやるのは絶対無理よぉ〜。昔どんだけ私が苦労したか、友達も教えてくれって電話に!」なんて思いながら聞いていたら、案の定というか当然だが「…話してても通じが悪いから、後でメール送ってよ」と携帯を切った。「へっへっ!やっぱりね」しかし携帯メールでそこまでやれる?って感心していたら、もう後半開始の時間だ。急げ!!

  • 後半はムソルグスキーの「展覧会の絵」だ。オケではカラヤン指揮のベルリンフィルのCDを宝物にしている私だが前曲OKって訳でない。が、流石は有森である。私の嫌いというか苦手な部分は無難に聞け、好きな部分は魅力的に演じてくれた!ラッキー!<br />私は誰のリサイタルでも「アンコール」が一番好きである。楽に聴けるからね。ってのが最大の理由。<br />この日のアンコールは「のだめ」を意識したのかガーシュインだった。2曲目に「ラプソイン・ブルー」のアレンジ版を弾き始めた時、嬉し涙が出てきた。「やっぱ私、この人好きだわ!」しかし、なんと楽しく真面目に破滅的な音を醸し出すだろう…<br />アンコールも3曲目に入った。本人も考えてなかったようで、暫しピアノの前で考え込んでいる。「いくらなんでもショパンはないだろ?」って予想に反してショパンだった。でも、ロシアの音に近い曲だったので許そう。後2曲はロシアか東欧の曲だった(無知暴露!)なんとアンコール6曲目は「トロイメライ」だ(というか、信じられない展開である!)<br />多いのは嬉しいが、アンコール曲が6曲もあると、完全に前半の曲を忘却してしまっている…その程度の頭である。でも、幸せぇ〜

    後半はムソルグスキーの「展覧会の絵」だ。オケではカラヤン指揮のベルリンフィルのCDを宝物にしている私だが前曲OKって訳でない。が、流石は有森である。私の嫌いというか苦手な部分は無難に聞け、好きな部分は魅力的に演じてくれた!ラッキー!
    私は誰のリサイタルでも「アンコール」が一番好きである。楽に聴けるからね。ってのが最大の理由。
    この日のアンコールは「のだめ」を意識したのかガーシュインだった。2曲目に「ラプソイン・ブルー」のアレンジ版を弾き始めた時、嬉し涙が出てきた。「やっぱ私、この人好きだわ!」しかし、なんと楽しく真面目に破滅的な音を醸し出すだろう…
    アンコールも3曲目に入った。本人も考えてなかったようで、暫しピアノの前で考え込んでいる。「いくらなんでもショパンはないだろ?」って予想に反してショパンだった。でも、ロシアの音に近い曲だったので許そう。後2曲はロシアか東欧の曲だった(無知暴露!)なんとアンコール6曲目は「トロイメライ」だ(というか、信じられない展開である!)
    多いのは嬉しいが、アンコール曲が6曲もあると、完全に前半の曲を忘却してしまっている…その程度の頭である。でも、幸せぇ〜

  • さて、リサイタルは終了。問題の萌愛母を「綺麗な藤が咲いてるよ」ってなだめすかしてホール外に連れ出し…萌愛はサインを貰いに会場に戻ることに…<br />有森博公式ホームページ<br />http://www2.odn.ne.jp/~ckj28560/index.htm<br />久世エスパスランドホームページ<br />http://www.city.maniwa.okayama.jp/espace/

    さて、リサイタルは終了。問題の萌愛母を「綺麗な藤が咲いてるよ」ってなだめすかしてホール外に連れ出し…萌愛はサインを貰いに会場に戻ることに…
    有森博公式ホームページ
    http://www2.odn.ne.jp/~ckj28560/index.htm
    久世エスパスランドホームページ
    http://www.city.maniwa.okayama.jp/espace/

  • 今日のリサイタルとほぼ同じ内容のCDにするかラフマニノフの「音の絵」にするか散々悩む…ってか、やっぱ壊滅的な音のラフマニノフに決定!<br />自慢だが?数年前、萌愛は有森博に同業者?ピアニストの卵?と誤解され「頑張ってください」と声を掛けられたことがあるのだっ!今回は半分「石探訪」の格好をしているので…まあ、それは、なかろう!ってかオマエのどこを芸術家と間違えるんだよっ!有森博がそん時オカシかったのさっ!<br />パンフレットにもサインして貰って「最前列で観れて感激です」と口走ってしまった。(拝聴できての間違いだろうがあぁ〜!)と、恥ていたら、向こうから「何をおっしゃいますやら…」と照れながら手が差し伸べられた。感激して「握手会」あるとこを完全に忘れていたバカ萌愛であった。さらに、感激して握手して貰った…毎回感じるのは想像より大きくない柔らかい感触。ド・感激!!<br />あああぁ!私、やっぱ この人大好きっ!!

    今日のリサイタルとほぼ同じ内容のCDにするかラフマニノフの「音の絵」にするか散々悩む…ってか、やっぱ壊滅的な音のラフマニノフに決定!
    自慢だが?数年前、萌愛は有森博に同業者?ピアニストの卵?と誤解され「頑張ってください」と声を掛けられたことがあるのだっ!今回は半分「石探訪」の格好をしているので…まあ、それは、なかろう!ってかオマエのどこを芸術家と間違えるんだよっ!有森博がそん時オカシかったのさっ!
    パンフレットにもサインして貰って「最前列で観れて感激です」と口走ってしまった。(拝聴できての間違いだろうがあぁ〜!)と、恥ていたら、向こうから「何をおっしゃいますやら…」と照れながら手が差し伸べられた。感激して「握手会」あるとこを完全に忘れていたバカ萌愛であった。さらに、感激して握手して貰った…毎回感じるのは想像より大きくない柔らかい感触。ド・感激!!
    あああぁ!私、やっぱ この人大好きっ!!

  • 感動に頬を赤らめ、興奮して、萌愛母のもとに…<br />想像どうりだが「ブッスー!」の表情を見て、現実に引き戻された。ガクッ!<br />「なんで、あんなマイナーな人のコンサートなんて聴かなきゃいけないのおっ!」って非難ごうごう。「知っている曲なんて、ひとつもないし、客もいないし…」という母のお言葉に「展覧会の絵」くらいは聴いたことあるでしょ!「有森博は有名よ!」と反撃するに「だったら、なんで あんなにお客がいないのよっ!」と敵も負けてない…

    感動に頬を赤らめ、興奮して、萌愛母のもとに…
    想像どうりだが「ブッスー!」の表情を見て、現実に引き戻された。ガクッ!
    「なんで、あんなマイナーな人のコンサートなんて聴かなきゃいけないのおっ!」って非難ごうごう。「知っている曲なんて、ひとつもないし、客もいないし…」という母のお言葉に「展覧会の絵」くらいは聴いたことあるでしょ!「有森博は有名よ!」と反撃するに「だったら、なんで あんなにお客がいないのよっ!」と敵も負けてない…

  • まあまあ、半分はお母さんのためにチケットとったんだから、勘弁してよ。ものは言い用である…<br />「綺麗だね。藤の花」と話題をずらしながら

    まあまあ、半分はお母さんのためにチケットとったんだから、勘弁してよ。ものは言い用である…
    「綺麗だね。藤の花」と話題をずらしながら

  • 「饅頭恐い」の真逆作戦成功に感動する。<br />でも、しっぺがえしはすぐにくるんだが…<br />帰り道の車の中でも萌愛母の逆襲は続く。病気していても口は達者である。でも、そんな文句の連続もどうにか耐えられる今日の収穫であった。<br /><br />で、萌愛さん、本当に恐いのは何?<br />わたしゃ、昨日も今日もいつだって「石」がこわい。そんなこと、皆知っているよお〜!これは、とんだ失礼を致しました。

    「饅頭恐い」の真逆作戦成功に感動する。
    でも、しっぺがえしはすぐにくるんだが…
    帰り道の車の中でも萌愛母の逆襲は続く。病気していても口は達者である。でも、そんな文句の連続もどうにか耐えられる今日の収穫であった。

    で、萌愛さん、本当に恐いのは何?
    わたしゃ、昨日も今日もいつだって「石」がこわい。そんなこと、皆知っているよお〜!これは、とんだ失礼を致しました。

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この旅行記へのコメント (3)

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  • tinnitさん 2007/07/27 15:48:27
    有森先生
    こんにちは♪私は京都の芸大でピアノを勉強しているのですが、中学3年の時から4年間、有森先生に師事していたことがあります。人間的にもとても温かく、ピアノを本当に楽しそうに弾かれる姿がとても印象的で、今でもずっと心に焼き付いています。とてもなつかしく思い、書き込んでみました。先生のピアノを一度聴くともう一度聴きたいって言う思いにかられてしまい、なんだか魔法にかけられたようにそこだけが、別空間になります。聴いたあとは余韻に浸ってとても幸せ...こんな私がいえる事ではないですが、本当の芸術はこうあるべきだと思います。是非是非、先生のピアノを口コミで広げていって下さい!!!
  • auntofasiaさん 2007/05/03 08:59:32
    おはよー!
    元気復活かな?
    だったらすっごく嬉しいどすよ

    写真もいいけどコメントに1票!
  • ちょめたんさん 2007/05/02 22:27:58
    お母さんと一緒だっただすか〜!
    リサイタル会場の藤の写真綺麗だすね〜、本当にいい色だす。目も耳も癒されただすね。

    久々の石三昧で 心も和んだだすか?

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