クラック・デ・シュバリエ旅行記(ブログ) 一覧に戻る
4月16日(月)<br /><br />朝、起きると体が痛い。毎日、よくぞとばかり歩くので、いつもぐうたらな暮らしをしている体が悲鳴を上げてきたみたいだ。平坦な道なら何とか歩けるのだが、段差のある階段を上り下りするのが辛い。上りはいつも一番ビリだ。<br /><br />朝食に行くと海はきれいだ。早めに下りて海の写真を撮っている。地中海のあの輝きはないけれど、海育ちには海があるとほっとする。<br /><br />ラタキアの小さな博物館を見る。ここら辺で発掘されたいいものは、ほとんどダマスカス博物館やルーブルに持っていかれてしまっているそうだが、展示物より、博物館になっているもとキャラバンサライのつくりがおもしろく、ここは何だったのだろう、なんて想像をかき立てる。地中海気候で暖かいのだろう、庭園にはバラ、ハイビスカスなど、いろんな花が咲いている。ガジュマルもある。風情のアルキャラバンサライの建物の横に、無粋な高層建築が取り囲む。日本も大きなことは言えないが、もったいない限り。で、皮肉な写真を何枚も撮っておいた。<br /><br /><br />バスは地中海沿いに南下する。<br />世界遺産、クラック デ シュバリエを見る。クラックとは砦の意味。要するに騎士団の砦ということだろう。敷地は5万平方キロ、4000人の兵士が駐在でき、その兵士たちと馬200頭を2年間養える兵糧が備蓄できていたそうだ。城の天辺に立って見ると耕地が広がっている。この城を支えるにはこの農地は必要だったのだろう。クラック デ シュバリエは十字軍が作った難攻不落な砦。12世紀そのままの姿を美しく保っている砦だ。ここはフランス人の作った砦、いまなおフランスの支援で修復がおこなわれている。<br /><br />昼食はクラック デ シュバリエの中にあるレストランで。トマトが美味しくて2ケも食べてしまった。こちらに来てからトマトをよく食べる。日本ではほとんど食べないのだが、美味しいので毎日食べている。<br /><br />カデシュの古戦場。ラムセス2世がヒッタイトのハタシュリ王と戦った場所。な〜んか時代がさらにさかのぼる。エジプトのアブ・シンベル神殿でラムセス2世のこの戦いのレリーフを見た覚えがある。エジプトとヒッタイトとの戦いは13年間つづいたが、ハタシュリから休戦が申し入れられ、講和条約を結んだ。これが最古の「平和条約」とされている。この条約は粘土板にして国連に飾られているそうだ。<br /><br />白い花の咲いている果樹園が続く。サクランボの花だそうだ。我が家のサクランボの花とは違う。ちょっと見ナシの花のように見える。しかし、バスから見える果樹園はまるで桃源郷のように美しい。余りにも美しいのでバスを止めてもらった。側によると、やっぱりサクランボの香り。種類によるのだろうが花も白あり、ピンクあり。ただし被写体としては近くで撮るより、桃源郷の方が絵になる。<br /><br />この街道を走っていて気がついたのは、ときどき沿道近くにテント張りの生活者の集団だ。レバノンに近いので、レバノン難民ではないか、と思ったのだが、聞くと、そうではないらしい。単なる路上生活者のようだが、それにしては家族ぐるみの集団である。むかしなら流浪の民と言ったところだが、どういう人たちなのだろうか。何で暮らしているのだろうか。気になる。<br /><br />ダマスカスに戻る。やはり7時近くになってしまっているので、ビジネスセンターはクローズしている。今夜はシリア最後の晩餐。中華料理だった。毎日同じではと旅行社が気を使っての選択なのだろうが、美味しくもなかったし、いただけない。もちろんワインはとった。32ドルだった。イスラムで、国民が日常的にアルコールを飲まない国だからか、概してアルコール飲料は高い。ブドウが栽培されているのは見たが、あれは生食用なのだろう。<br /><br />シリアで利用したホテルはCHAM PALACE HOTELチェーンだ。ツアー仲間の話だとシリア資本だそうだ。シリアにも外資本のホテルも見られる。気持ちとしては外資よりその国の企業を応援してやりたい。しかし、そのためにはもっと努力する必要がある。そこでHOTELのお客様アンケートに、基本的な不備(特に水周り、部屋の広い狭いなどは文句は言わないが、水周りの故障は困る。それとドアのキーとコンセント)を改善するように、そして貴社の発展を祈ると書きそえ、フロントに渡してきた。<br /><br /><br />

ヨルダン・シリア19

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2007/04/16 - 2007/04/16

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buchijoyce

buchijoyceさん

4月16日(月)

朝、起きると体が痛い。毎日、よくぞとばかり歩くので、いつもぐうたらな暮らしをしている体が悲鳴を上げてきたみたいだ。平坦な道なら何とか歩けるのだが、段差のある階段を上り下りするのが辛い。上りはいつも一番ビリだ。

朝食に行くと海はきれいだ。早めに下りて海の写真を撮っている。地中海のあの輝きはないけれど、海育ちには海があるとほっとする。

ラタキアの小さな博物館を見る。ここら辺で発掘されたいいものは、ほとんどダマスカス博物館やルーブルに持っていかれてしまっているそうだが、展示物より、博物館になっているもとキャラバンサライのつくりがおもしろく、ここは何だったのだろう、なんて想像をかき立てる。地中海気候で暖かいのだろう、庭園にはバラ、ハイビスカスなど、いろんな花が咲いている。ガジュマルもある。風情のアルキャラバンサライの建物の横に、無粋な高層建築が取り囲む。日本も大きなことは言えないが、もったいない限り。で、皮肉な写真を何枚も撮っておいた。


バスは地中海沿いに南下する。
世界遺産、クラック デ シュバリエを見る。クラックとは砦の意味。要するに騎士団の砦ということだろう。敷地は5万平方キロ、4000人の兵士が駐在でき、その兵士たちと馬200頭を2年間養える兵糧が備蓄できていたそうだ。城の天辺に立って見ると耕地が広がっている。この城を支えるにはこの農地は必要だったのだろう。クラック デ シュバリエは十字軍が作った難攻不落な砦。12世紀そのままの姿を美しく保っている砦だ。ここはフランス人の作った砦、いまなおフランスの支援で修復がおこなわれている。

昼食はクラック デ シュバリエの中にあるレストランで。トマトが美味しくて2ケも食べてしまった。こちらに来てからトマトをよく食べる。日本ではほとんど食べないのだが、美味しいので毎日食べている。

カデシュの古戦場。ラムセス2世がヒッタイトのハタシュリ王と戦った場所。な〜んか時代がさらにさかのぼる。エジプトのアブ・シンベル神殿でラムセス2世のこの戦いのレリーフを見た覚えがある。エジプトとヒッタイトとの戦いは13年間つづいたが、ハタシュリから休戦が申し入れられ、講和条約を結んだ。これが最古の「平和条約」とされている。この条約は粘土板にして国連に飾られているそうだ。

白い花の咲いている果樹園が続く。サクランボの花だそうだ。我が家のサクランボの花とは違う。ちょっと見ナシの花のように見える。しかし、バスから見える果樹園はまるで桃源郷のように美しい。余りにも美しいのでバスを止めてもらった。側によると、やっぱりサクランボの香り。種類によるのだろうが花も白あり、ピンクあり。ただし被写体としては近くで撮るより、桃源郷の方が絵になる。

この街道を走っていて気がついたのは、ときどき沿道近くにテント張りの生活者の集団だ。レバノンに近いので、レバノン難民ではないか、と思ったのだが、聞くと、そうではないらしい。単なる路上生活者のようだが、それにしては家族ぐるみの集団である。むかしなら流浪の民と言ったところだが、どういう人たちなのだろうか。何で暮らしているのだろうか。気になる。

ダマスカスに戻る。やはり7時近くになってしまっているので、ビジネスセンターはクローズしている。今夜はシリア最後の晩餐。中華料理だった。毎日同じではと旅行社が気を使っての選択なのだろうが、美味しくもなかったし、いただけない。もちろんワインはとった。32ドルだった。イスラムで、国民が日常的にアルコールを飲まない国だからか、概してアルコール飲料は高い。ブドウが栽培されているのは見たが、あれは生食用なのだろう。

シリアで利用したホテルはCHAM PALACE HOTELチェーンだ。ツアー仲間の話だとシリア資本だそうだ。シリアにも外資本のホテルも見られる。気持ちとしては外資よりその国の企業を応援してやりたい。しかし、そのためにはもっと努力する必要がある。そこでHOTELのお客様アンケートに、基本的な不備(特に水周り、部屋の広い狭いなどは文句は言わないが、水周りの故障は困る。それとドアのキーとコンセント)を改善するように、そして貴社の発展を祈ると書きそえ、フロントに渡してきた。


  • ラタキア博物館。キャラバンサライを利用している。

    ラタキア博物館。キャラバンサライを利用している。

  • クラック デ シュバリエ

    クラック デ シュバリエ

  • 雨の中のサクランボの花

    雨の中のサクランボの花

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