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ルマン24時間レースはF1モナコグランプリ、インディ500とならび、世界3台自動車レースとしてとても有名です。<br />特に90年代は日産やマツダなどの日本勢ががんばっていて、是非直に見てみたいと考えていたところ、たまたまヨーロッパに行く機会があり、予定を合わせて観戦してきました。<br />当時はインターネットという便利なツールは普及しておらず、6/14〜15という日程とルマン市のサルトサーキットで開催するという情報のみで行ってしまいました。<br /><br />成田を出発し開催前日の6/13の夕方にパリに到着し、荷物をホテルに置いて、一目散にルマン方面のTGVが発着するパリ・モンパルナス駅へ下見をしに行きました。列車に乗れないと困ると思ったため、まずは14日の午前中の列車を予約しました。当時の通貨はフランで、価格は片道175フラン(3500円)でした。現在でも1時間1本はルマンに停車するトゥール方面へのTGVがでているそうです。<br />14日の朝に再びモンパルナス駅へ。1時間ほど青いTGVに揺られ、憧れのルマンに到着。<br />観戦をすると思われる多くの人が降りたので、自分もそれに従って駅の外に出ていきました。しばらくすると、サーキットまでの循環バスが走っていることが分かり、バス停まで行きました。往復チケットを20フランで購入し、バスに乗り込みました。<br />終点に到着し、バスを降りてサーキットの入り口から続いていると思われる長い行列の最後尾に並びました。そうこうしていると、並んでいる人たちは銘々自分のチケットを取り出して持ち出すではありませんか。<br />そう。自分はチケットを持っておらず、だんだん焦りが最高潮になってきました。入場のゲートに着き自分の番がやってきました。チケットを持っていないことを係員に告げると、係員はポスターを指さし、320フラン(約6400円)で買えると言うことを教えてくれました。しか〜し。。。フランスは今回単なる経由地であったので、ほとんど換金をしておりませんでした。現金を持っていないそぶりをすると、カードで買えることを教えてくれました。やはり下調べは可能な限りしていくものですね。<br />ゲートをくぐり、しばらく歩いていくと、そこには今までテレビでよく見た光景が目に入ってきました。ここまで来たんだなぁという感動がわき上がってきました。<br />やはりテレビでも見るように、レースはメインスタンドが一番。スタンド近くへ歩いていったところ、警備員から「別のチケットを持っているか?」ということを言われました。どうやら別のもう少し高価なチケットでないと入れないようです。<br />時刻もスタートの16時にさしかかったところ、レースカーの爆音が鳴りあがり、人々の歓声も最大になってきました。レース開始直後はものスゴク盛り上がるんですね。<br />別の場所に移動しようと、比較的人が多く集まっているダンロップブリッジまで行きました。サーキットの道路が目の前なので、レースカーのものすごい音、ブレーキのきしむ音、急ブレーキで真っ赤に光るブレーキディスク。これらが身体の五感全てを通じて飛び込んできました。ものすごい衝撃を覚えました。<br />観戦場所を変えようと、サーキットの反対側へ向かいました。途中にはたくさんのキャンピングカーが停車しており、とってもビックリしました。車両にはGB、D、F、I、CHなど、各国のステッカーが貼ってあり、どうやらレース期間中寝泊まりしながら観戦していることが分かりました。やはりヨーロッパではこのレースが一大イベントであることを痛感しました。<br />20分くらい歩くと、やっとの思いで世界中のサーキットで最も長い直線であるユノディエール直線に近づきました。しかし警備員2人ほどが寄ってきて、「こっちはダメ」といわれてしまい、すごすご帰ってきてしまいました。残念。。。この直線は普段一般道路なので、是非レンタカーを借りて走ってみたかったんですよ。今回は夢が叶いませんでした。<br />レースは4時間くらいを経過し、ちょっと飽きてしまいました。明朝にはギリシャへ移動することになっていたため、サーキットを後にし、歩いて駅まで戻り、再び青いTGVに乗って、今日経験したことを思い出しながらパリへ戻っていきました。<br />やはり生で見るのはテレビなどのメディアと違い、レースそのものだけでなく、それらを支える周りの細部まで分かり、百聞は一見にしかずという諺を肌身で感じることができました。<br />ちなみに現在では下記のURLがオフィシャルのホームページになっていて、チケットも購入できるようです。価格は61EUR(約10000円弱)のようです。<br />http://www.lemans.org/accueil/index_gb.html<br />また行きた〜い!

世界3台自動車レース ルマン24時間レースに行く!

3いいね!

1997/06/14 - 1997/06/15

27021位(同エリア37037件中)

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marcyさん

ルマン24時間レースはF1モナコグランプリ、インディ500とならび、世界3台自動車レースとしてとても有名です。
特に90年代は日産やマツダなどの日本勢ががんばっていて、是非直に見てみたいと考えていたところ、たまたまヨーロッパに行く機会があり、予定を合わせて観戦してきました。
当時はインターネットという便利なツールは普及しておらず、6/14〜15という日程とルマン市のサルトサーキットで開催するという情報のみで行ってしまいました。

成田を出発し開催前日の6/13の夕方にパリに到着し、荷物をホテルに置いて、一目散にルマン方面のTGVが発着するパリ・モンパルナス駅へ下見をしに行きました。列車に乗れないと困ると思ったため、まずは14日の午前中の列車を予約しました。当時の通貨はフランで、価格は片道175フラン(3500円)でした。現在でも1時間1本はルマンに停車するトゥール方面へのTGVがでているそうです。
14日の朝に再びモンパルナス駅へ。1時間ほど青いTGVに揺られ、憧れのルマンに到着。
観戦をすると思われる多くの人が降りたので、自分もそれに従って駅の外に出ていきました。しばらくすると、サーキットまでの循環バスが走っていることが分かり、バス停まで行きました。往復チケットを20フランで購入し、バスに乗り込みました。
終点に到着し、バスを降りてサーキットの入り口から続いていると思われる長い行列の最後尾に並びました。そうこうしていると、並んでいる人たちは銘々自分のチケットを取り出して持ち出すではありませんか。
そう。自分はチケットを持っておらず、だんだん焦りが最高潮になってきました。入場のゲートに着き自分の番がやってきました。チケットを持っていないことを係員に告げると、係員はポスターを指さし、320フラン(約6400円)で買えると言うことを教えてくれました。しか〜し。。。フランスは今回単なる経由地であったので、ほとんど換金をしておりませんでした。現金を持っていないそぶりをすると、カードで買えることを教えてくれました。やはり下調べは可能な限りしていくものですね。
ゲートをくぐり、しばらく歩いていくと、そこには今までテレビでよく見た光景が目に入ってきました。ここまで来たんだなぁという感動がわき上がってきました。
やはりテレビでも見るように、レースはメインスタンドが一番。スタンド近くへ歩いていったところ、警備員から「別のチケットを持っているか?」ということを言われました。どうやら別のもう少し高価なチケットでないと入れないようです。
時刻もスタートの16時にさしかかったところ、レースカーの爆音が鳴りあがり、人々の歓声も最大になってきました。レース開始直後はものスゴク盛り上がるんですね。
別の場所に移動しようと、比較的人が多く集まっているダンロップブリッジまで行きました。サーキットの道路が目の前なので、レースカーのものすごい音、ブレーキのきしむ音、急ブレーキで真っ赤に光るブレーキディスク。これらが身体の五感全てを通じて飛び込んできました。ものすごい衝撃を覚えました。
観戦場所を変えようと、サーキットの反対側へ向かいました。途中にはたくさんのキャンピングカーが停車しており、とってもビックリしました。車両にはGB、D、F、I、CHなど、各国のステッカーが貼ってあり、どうやらレース期間中寝泊まりしながら観戦していることが分かりました。やはりヨーロッパではこのレースが一大イベントであることを痛感しました。
20分くらい歩くと、やっとの思いで世界中のサーキットで最も長い直線であるユノディエール直線に近づきました。しかし警備員2人ほどが寄ってきて、「こっちはダメ」といわれてしまい、すごすご帰ってきてしまいました。残念。。。この直線は普段一般道路なので、是非レンタカーを借りて走ってみたかったんですよ。今回は夢が叶いませんでした。
レースは4時間くらいを経過し、ちょっと飽きてしまいました。明朝にはギリシャへ移動することになっていたため、サーキットを後にし、歩いて駅まで戻り、再び青いTGVに乗って、今日経験したことを思い出しながらパリへ戻っていきました。
やはり生で見るのはテレビなどのメディアと違い、レースそのものだけでなく、それらを支える周りの細部まで分かり、百聞は一見にしかずという諺を肌身で感じることができました。
ちなみに現在では下記のURLがオフィシャルのホームページになっていて、チケットも購入できるようです。価格は61EUR(約10000円弱)のようです。
http://www.lemans.org/accueil/index_gb.html
また行きた〜い!

一人あたり費用
1万円 - 3万円
交通手段
鉄道
航空会社
JAL
  • これはバスのチケットです。

    これはバスのチケットです。

  • バスの経路を示すパンフレットです。

    バスの経路を示すパンフレットです。

  • これがチケットです。<br />よく買えたものです。

    これがチケットです。
    よく買えたものです。

  • サーキットのコース脇です。<br />柵の中へはどうやって入るんだろう?!

    サーキットのコース脇です。
    柵の中へはどうやって入るんだろう?!

  • 最終コーナーのフォードシケイン。

    最終コーナーのフォードシケイン。

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