江南の春・杭州＠西湖と江南料理

2007/04/13 - 2007/04/15

「中国で美味しい紹興酒を飲みたい！」という父親の願いを叶える為、杭州と紹興へ連れて行くことにしました。
一旦、現在北京で働いている私の元に呼び寄せて、北京から杭州へ一緒に飛びました。
両親とも、北京より杭州と紹興を気にいってくれたようです。
西湖の散策と、紹興酒に合う杭州料理をご紹介します。

エリア 杭州(中国)

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 船 タクシー
• 航空会社: 海南航空

西湖の湖畔にて。
この日はちょっと曇っていましたが、４月中旬ですでに25度を超えてました。

チケット売り場で観光船のチケットを購入。
45元/人、途中下船は２回。
個人経営の小さな船もありますが、交渉も面倒なので、こちらの方が安心です。
船が動き出すと波風が心地良い〜

一公園から乗った私たちは、まずは湖心亭に向かいます。
その後、三譚印月で下船し、対岸の花園へ渡りました。
対岸の降りる場所は、中山公園・岳廟など、何箇所か選べるようです。

湖心亭にて。
丸窓がとても中国らしいです。
窓の中にいるのは両親、、ではなくて地元のおじさんですが、なんとなく雰囲気のある写真になりました。

湖の周りを、この電動自動車がぐるぐる回っています。
流しの車には手を挙げれば停まってくれ、空席があれば乗ることができます。
１区間10元/人、１周で70元くらい。
言葉に不安がある方は、行きたい所を地図などで指差しすれば伝わります。
私たちはこの車で蘇堤を一気に渡りました。

その後、白堤をぶらぶらと歩きました。
夕方は昼間ほど暑くなく、湖を通り抜けた風がひんやりと気持ち良かったです。

杭州初日の夜は、河坊街というエリアを散策しました。
このエリア一帯は古い建物を生かして観光地化されていて、マクドナルドまでこんな感じに！
ブダペスト駅のマックには負けますが、こちらもなかなか素敵です。

日本語のガイドブックに載っていた「玉潤興」というレストランで夕食を食べました。
このレストラン、杭州では老舗のレストランらしいのですが、一番良かったのは「写真入りのメニューがあること」。
いくら中国語ができても、出来上がりまでは想像つかないこともあります。
更にメニューが多いので、どれも美味しそうで迷ってしまいます。

私たちは、杭州名物の乞食鳥と東破肉、緑茶で味付けした蝦の炒め物を注文。
父親曰く「どの料理も紹興酒に合って美味しかった」そうです。
乞食鳥58元、東破肉６元/個、蝦の炒め物52元。
その他に紹興酒やビール、野菜の料理、スープを頼んで、３人で200元ちょっとでした。

河坊街は歩行者天国で、両脇に古い建物が並んでいます。
改装して１階はお土産屋さんになっていて、たいていのお土産はここでそろうと思います。
夜も営業しているのがうれしい！
人通りも多く、にぎやかです。

人形が山積みにされててかわいいー！
と思ったら、虎の形をした枕だそうです。
子供用から大きな大人向けまで、各種サイズあるそうです。

２日目の夜は、中国語の口コミサイトで地元の人が美味しいと評判の高かった「載記」というお店に行きました。
場所は解放路から夜市に入る入り口のあたり。
さすが地元の人の評判が良いようで、新しいお客さんがひっきりなしに入ってきます。
前日の老舗の店とは対象的に、この店にはメニューがなく、ホールに並んでいる材料を指差しで選んで注文します。

あらかじめ口コミで調べておいた「大根のスープ」、すごーく美味しかったです。
菜の花の炒め物ときのこの炒め物、お決まりの東破肉などを注文。
東破肉はちょっとピリ辛味だけど、サイズとやわらかさはちょうど良い。
父親は、この店の料理が一番美味しかったと言ってました。
杭州料理の味付けは、日本人の口に合うようです。

今回は解放路沿いの解百というデパートの隣に位置する「新世紀飯店」という所に泊まりました。
湖沿いのホテルは値が上がるので、少し繁華街寄りにして、部屋をスイートにしました（600元ですけど笑）。
大きなソファでくつろげるし、バスルームは２つあるし、両親は「北京で泊まったホテル（外資系４つ星）よりくつろげた」と言ってくれました。

写真はホテルの向かいにある一般住宅。
黒い瓦屋根が、江南地方らしい雰囲気です。
ここも２・３年後には再開発になりそう。。

朝食を食べに行った店「知味観」。
こちらも杭州の老舗だそうです。
朝６時から営業してますが、９時頃に行っても結構賑わってました。
場所は延安路と平海路の交差点の、１つ北側の道を湖側に入った所です。

このお店は、入り口脇のカウンターで先に金券を買うシステムです。
私は40元分購入。
余った６元分は、帰りに返金してもらいました。

購入した金券を持って、カウンターで注文します。
ワンタン５元、ピータン粥４元、小龍包セイロが１つ８元、エビの蒸し餃子がセイロで11元、、だったはず。
この店のワンタンや小龍包は皮が美味しい！
老舗ということもあり、この混雑も納得。
朝からおいしゅうございました。満足〜

朝食後に西湖湖畔を散歩。
まだ観光客は少なく、ゆったりと歩くことができました。
その後、解放路交差点にあるスタバで食後のコーヒーを堪能。
テラス席にはまだ誰もいなかったので、ゆっくりくつろげました。
夜も湖畔を散歩しましたが、朝の方がオススメです。