2007/03/27 - 2007/04/03
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ジオディオスさん
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2007年3月、花粉症・インフルエンザと立て続けに病に侵された私は、癒しを求めて南の島へ。そこで待ち受けていたものは、究極の極上パラダイスであった。珊瑚礁にふちどられた島々では、そよ風に吹かれて、ゆらゆらと揺れる椰子の木が、私を温かく手招きしてくれる。
クリーミーグリーン・エメラルドグリーン、そしてターコイズブルーへと変化していく、素晴らしい青のグラデーションを奏でるコーラルリーフ。その美しい碧の海の中では、カラフルで実に多様で美しくそして個性ある魚たちが、わたしを小さな龍宮城へいざなってくれたのであった。
さぁ、あなたもひとときの常夏の島を楽しみませんか?
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ウルクタープル島東岸のゲレムディヴ・ビーチ。(通称マージービーチ。)今回でパラオは2回目だが、ここは初めて。今回見付けた穴場で、パラオでも屈指の私のお気に入りの場所。パラオの島は隆起さんご礁で出来た島がほとんどなので、ビーチや土のある土壌が少ないせいか、低緯度の割には椰子の木を見かけない。しかし、シーカヤックツアーの昼休みで立ち寄った、ここマージービーチは椰子の木が揺れ、比較的長いコーラルビーチがあり、これぞ南国!と思える究極のリゾート地であった。
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マージービーチの海。空と海の境に白い波が見えるが、そこが外洋とコーラルの境界線。サンゴ礁が外洋の荒い波をブロックしているので、コーラル内はまるで遠浅の湖のよう。ガルメアウスのようなドロップオフはないので、シュノーケルは期待できないが、水浴びするには最高だ。(しかし、ナマコはしっかりいますョ。)青にも色々あるのが、手に取るようにわかる。
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この写真は見方を変えれば、南国の国旗のようにも見えはしないだろうか?下の海の部分が、黒・白・青の3色の横縞の上に、中央部分にマッシュルーム形の島がシンボリックマークになっている!??
写真の島は、“島”なのか、それとも、“岩”扱いなのだろうか、、、つまり、「島」の定義とは何であるか?ということだ。答えはいずれお教えしよう。
ところで、あなたはパラオに一体いくつの島が存在していると思うか?100?、1000?いやもっと?? この答えもいずれどこかでお答えしよう。 -
パラオ・ロックアイランドを代表する景観の『ナチュラルアーチ』。このアーチのトンネルは船は通り抜け出来ない、と聞いていたが、私の目の前で、IMPACのボートが痛快に通り抜けていったのをしっかり見た。勿論、その時の潮の干満や波の状態にも依るのだろうが。
それにしても、時に自然というものは、素晴らしい造形美の天然建造物を作るアーティストだ。 -
ガムリス島北東にあり、コロールからブルーコーナーやブルーホールへ行く通り道。水中ダイナマイトの爆発で、人工的に掘削した船舶用水路。
空から見ると、バリアリーフに一直線に伸びた『青い矢』のよう。船上から見ると、ホワイトビーチに挟まれた、輝くエメラルドグリーンからコバルトブルーへのグラデーションの絨毯に、船が導かれていくようだ。ここはまた、マンタの通り道としても、有名ポイント。 -
ジャーマンチャネルで船上でグループ毎に写真を撮り続けていた時、「マンタが出てきたら最高だよね。」と噂をしていたら、突然、マンタが本当に出現した。もう、船上ではみんな大騒ぎ。みんながマンタ見たさに右に左に動くので、その度に船があわや転覆寸前まで傾いた。
写真中央の黒い影がマンタ。 -
ここが今パラオで一番ホットなダイブショップとして有名な“クルーズコントロール”。外観の明るいオレンジ色は夕日を浴びると余計に輝く。ショップの前の中庭では、温水シャワーや器材洗い場が充実している。
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おっと内部は、清潔で予想以上に広く、ゆったりとしている。窓からは海が眺められ、天井には南国ならではの扇風機が旋廻していて、白い内装で、気分はもうカリビア〜ン。それに、入り口近くにフリードリンクが用意されていて、ダイブした後の疲れた体に一服の清涼剤は嬉しい。勿論体の冷えた人には、ホットの紅茶やコーヒーもあるぞ。
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いよいよ、SPLASHのシーカヤックツアーに参加だ。SPLASHでは、5コースほどシーカヤックのコースを持っており、その時の天候や状況に応じて、決められるそうである。今回私たちは、予めアイライコースをお願いした。アイライコースはゼロ戦・パラオ版青の洞窟・ストーンマネー・マリーンレイク等、見所テンコ盛りだからだ。この後、水面にシーカヤックを滑らせて、マリンレイクでは、貴重な魚たちと対面するのである。
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ゼロ戦:機首方向から撮影したもの。コックピット内の操縦桿も注意して見れば、見付けられる。浅瀬に墜落しているので、カヤックでなければ近寄れない。日本ならば、引き揚げてどこかに展示する道を辿るのだろうが、パラオでは国の法律により、「引き揚げてはならない、そのままの状態にしておかなければならない。」ということだ。
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島影に入れば、水面には波一つ立たないので、ここが海であることをつい忘れてしまうが、水中を覗き込めば、カラフルなサンゴに、色とりどりの熱帯魚たちが、私たちを歓迎するようにカヤックの下を行き交っている。
また、静かな水面とは対照的に、鬱蒼としたジャングルからはセミや鳥の鳴き声が響き渡り、海にいるようでもあり、山にいるようでもある、不思議な感覚に襲われてしまう。これこそ、ダイビングだけではないパラオのもう一つの自然の醍醐味なのだ。 -
干潮の時に通過できるナチュラルアーチ。身をのけぞりながらカヤックを滑らせると、また別世界がそこには広がっている。ほとんど波立たない温和な水面を走るので、チン(転覆)することは滅多にないが、40組に1組の割合でチンするらしい。実際、前回のツアーでチンをした艇を見た。水没の際、彼らはデジカメを海の藻屑としてしまったので、やはり注意して運転してもらいたい。
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漕ぐのが疲れたら、入り江に上陸。ここでも、珍しい水生動物に巡り合える。透明なエビや、カブトガニに似たガラッパなどなど。それに、少し水深のある所では、ウミブドウを賞味できた。沖縄産よりも大粒で味も大味であった。また、首を上に上げれば、青い羽が美しいキングフィッシャー(カワセミ)、幸せを運んでくるというシラオネッタイチョウ、独特の鳴き声のパラオの国鳥のビーブに出会える。ジャングルもまた魅力的だ。
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ミルキーウエイ:泥パックができる、ロックアイランド屈指の観光名所。コーラルからいくつかの島をすり抜けた、島の奥まった一角に、ミルキーウエイはある。今まで見てきた透き通るような青の海の色ではなくて、妖しい青の乳白色を帯びた湖面が美しい。ここの海底には、石灰質の泥が沈殿しているために、乳白色をしているのだ。水深2〜5mほどの所に、泥が堆積しているが、数度潜って取りにいってみたが、白く濁っていて、海底がどこにあるのかさえわからない。
ところで、ミルキーウエイの人気は沈殿している泥にその魅力があるのだ。その泥が驚くほどに美白、保湿効果があり、「パラオホワイトクレイ」の名で、美肌効果の化粧品として日本にも輸入されている。化粧品は精製されているが、原料である、ここの泥の香りは少々硫黄臭かった。 -
ミルキーウエイの泥パック。ツアーガイドさんが、何度も潜っては両手いっぱいに泥をすくって来ては、大きなバケツに入れる。ツアー客はそのバケツから泥を分けて貰い、体中に塗りたくる。
皆さん、驚くこと無かれ。ここの泥は精製されて高級化粧品として、日本の高級デパートで売られているのだが、小瓶で1万円もするのだ。つまり、「体中に塗って泥パックすれば、それだけでも10数万円以上の価値があり、ツアー代金の元が簡単に取り戻せてしまう。」とは、ツアー会社のコメント。いずれにしても、泥を塗って、少し乾かして剥がしてみると、なるほど、お肌はすべすべだ。
但し、ここの泥のお持ち帰りはご法度である。 -
ちょっとカヤックを休ませて、おいしいお昼のひと時をコバルトブルーの海が美しいマージービーチで。戦前日本の信託統治時代、パラオは南洋庁が置かれていたので、パラオには日本人の子孫も残っておられるし、日本の食文化の影響も大である。それが証拠に、この小さな規模の国にしては、日本食レストランの数は多い。しかも外国風の日本食ではなく、(どのツアーに参加しても)お弁当の味付けが正に日本風味なので、大変ありがたかった。
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こんな晴れた日のカヤックは実に優雅で楽しい乗り物であるが、ピーカンの天気時のご注意を一つ書いておこう。
カヤックは膝を曲げて漕ぐので、膝にタオルを掛けるなどの対策を怠ってしまうと、普段焼けない両足の「内もも」が焼けてしまう。乗船前にしっかり日焼け止めを塗っておきましょう。 -
♪♪この木何の木〜気になる気になる〜♪♪と似たような横に枝を大きく伸ばす木が、純白のビーチに覆いかぶるように木陰を作っている。突き刺すような強い紫外線をさえぎり、ひんやりとしたキメが細かく柔らかいコーラルサンドの上で、鳥の鳴き声を聞きながら、食後に横になるのは贅沢この上ない至福のひとときである。時間よ、止まれぇ!!!
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椰子の木の合間にエメラルドグリーンの海。これぞ、南国リゾート。椰子の木の下でお昼寝は、最高かもしれないけど、ご注意あれ。たまに、椰子の実がボトンと落ちてくるかもしれませんよ。
ここマージービーチには、食事ができるテーブルや長椅子、トイレに、ビーチバレーのコートも整備されている。ロックアイランド銀座のガルメアウス島よりも、ビーチが綺麗で長く、ゆっくりできるかもしれない。 -
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この旅行記へのコメント (3)
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- アグさん 2008/02/28 22:25:32
- 行ってみた〜い!!
- ジオディオスさん こんばんヮ〜
パラオの旅行記、堪能させていただきました。
まさに楽園!!『行ってみた〜い♪』気持ちでいっぱいです。
あたし泳げないんですけど、ここに行ったら、お魚のようにスイ〜っと泳げてしまうのでは!?と、熱帯魚やマンタと戯れる自分を想像してしまいました。
この美しい風景が、2度と戦争や、心無い人によって汚されてしまわないよう、守らないといけないですね。
いつまでも、『楽園』であって欲しいです。
アグ
- ジオディオスさん からの返信 2008/03/03 21:43:54
- RE: 行ってみた〜い!!
- アグさん、こんばんは。
訪問ありがとうございました。
そして、お返事遅くなって申し訳ございませんでした。
実は、私、世界遺産の研究で、今月12日から、1ヶ月にわたり南太平洋のイースター島に行って参ります。
GW頃には、イースター島のコンテンツを紹介できることと思いますので、パラオ以上に楽しみにしていて下さいね。
12日より、しばらくアグさんを訪問できませんが、帰国後にアグさんの新旅行記楽しみにしております。
今後ともよろしくお願い致します。
ジオディオス
- アグさん からの返信 2008/03/03 21:56:59
- RE: 行ってみた〜い!!
- ジオディオスさん こんばんヮ
12日から世界遺産の研究でイースター島ですか!!
なんだかとってもスゴイです!!
旅の準備など、ちょうど忙しい時期だと思うのですが、お返事いただき嬉しいです(*^▽^*)
1ヶ月間、長いですけど頑張ってきてください。
帰って来てからの旅のご報告、とても楽しみにしています
アグ
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