2002/08/09 - 2002/08/09
57位(同エリア91件中)
どんぴさん
6:00(ケニア時間)、ナイロビのジョモ・ケニヤッタ空港に到着。
ついにアフリカ初上陸!未知の世界が待っている。まずは今回の旅でお世話になる現地ガイドと合流。今回はツアーに申し込んだので他の客と団体行動かと思ったら、自分たち3人だけだった。ガイドとドライバーを含めた5人で、ケニア激走の旅が始まる。
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- レンタカー
- 航空会社
- ケニア航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
PR
-
預けた荷物が出てくるのを待っていると、麻薬捜査犬が荷物のニオイをくんくん嗅いでいるのが外から丸見え。デジカメで撮ろうとしたら空港職員に見つかってつまみ出された。
外に出てすぐ、今回の旅のガイドであるウィリアムさんと合流。USドルをケニアシリングに両替する。レートは現金だと1$=76ksh。成田で円をドルに両替したときのレートも計算に入れると、1ksh=約1.6円になる計算だ。
空港の駐車場で今回の旅でさんざん乗り倒すことになるハイエース(TOYOTA)に乗る。運転手のアントニーとあいさつ。アントニーはぁゃιぃ英語しか喋れないが、やたらとハイテンション。何かあるたびに握手を求めてくる。
車が出発してから15分ほどすると、窓の外に地平線が広がる。おお、これだよこれ!俺がアフリカ大陸に求めていたものは!だだっ広さにアフリカへ来たことを実感。
こんな見渡す限り何もないような所なのに、道路脇を歩いてる人がいっぱいいる…。座って車をボーっと見てる人もいる。彼らはどこから来て何をしているんだろう? -
2時間ほど車で走ったあと、何もない所にポツンと一軒だけ建つ土産物屋で休憩。木彫りの製品がいっぱい売っている。その中で象が掘られた黒檀製の三本足のテーブルが気に入り、値段を聞くと80ドル!初の値切り交渉がスタート。
店員は「ボールペンを持っているか?」と聞いてくる。ケニアではボールペンで物々交換できるという話は知っていたので、百円ショップで2本100円のボールペンを4本買っておいた。1本あげると言うと、8ドル値引きされて72ドルになった。ちなみにボールペンはノック式の物が特に人気が高い。
交渉の結果、最終的に三脚テーブルは35ドル+ボールペン1本になった。その時は安くなったなーと満足してたけど、今思えば十分ボッタクリな値段だった。本当に黒檀なのかあやしいし。ついでにミネラルウォーター(500ml)を70ケニアシリング(=110円)で買う。今思えばこれも高かったな。
2ヶ所目の休憩ポイントはさっきよりも大きい店で、たくさんのワゴンが停まっている。バティック(布にろうけつ染めで絵を描いたもの、写真)がいっぱい飾ってある。欲しかったけど、値段が高かったので買わず。
さらに進んで、今度はタンザニアとの国境にほど近いナマンガ(Namanga)という街に着く。ここはかなり大きい町でかなり活気があり店も多い。街にいるのはマサイ族が多いが、ほとんどの店はキクユ族という民族がやっているそうだ。マサイ族はあまり働かないらしい。この町のガソリンスタンドで給油していると物売りが近づいてきて窓をドンドンと叩く。ネックレスでもベルトでも何でも「テンダラー(10$)」。 -
ガイドのウィリアムが「ここからの道は舗装されていない。ジャンピングサファリだ」と言う。その言葉の通り、本当に車が跳びはねるほどの信じられない悪路の連続!振動で座席やドアがガタガタと激しく振動していて、車が壊れるんじゃないかと心配になる。
12:00、アンボセリ国立公園(Amboseli National Park)の入口のゲートに到着。ここでも土産物売りにボールペンをくれと言われた -
13:00、1時間40分ほどのジャンピングサファリを終えて、ようやく今日の宿アンボセリロッジに到着。疲れた…。
ロッジは欧米人向けに作られたリゾートという感じでとても快適。ラウンジでお茶をしていたら、いきなりサバンナモンキー(Savannah Monkey)がラウンジの手すりまで近づいてくる。テーブルの上の砂糖でも狙っているのか? -
さらに、ホテルの敷地内にバブーン(Baboon、マントヒヒのこと)も現れる。けっこうデカイ。その後も、ロッジの敷地内にサバンナモンキーとバブーンがやたらと現れる。写真は屋根の上を走り回るバブーン。夜中にやられるとうるさい。
バブーンが現れるたびに、『ドラクエ2』でモンスターが登場したときのBGMが頭の中に流れる俺はファミコン世代。
昼食は食堂でバイキング。この旅の間はほとんど全部の食事がバイキングだった…。
ついでに、ケニア産のビールも飲む。今回の旅ではすべての食事はツアー料金に含まれるのだが、飲み物類は別料金になっているのを知らずにビール代金を払わずに部屋に戻って怒られた(次の日に払った)。 -
16:00、夕方サファリへ出発。
この写真のようにワゴンの天井部分が開いて、立ち上がって外を見れるようになっている。 -
いきなりシマウマ(Common Zebra)とヌー(Wildbeest)の大群に遭遇する。初めて見る野生動物の出現に、大の男が3人そろってワーワーギャーギャーと大騒ぎ。
しかし、シマウマもヌーもどこにでも腐るほど大量にいやがるのですぐに飽き、大騒ぎしたのは今日だけで、その後は振り向きもしなくなる。 -
エジプトガン(Egyptian Goose)。
わりとよく見かけた。その名の通りエジプトからやってくる渡り鳥。この湿地帯には他にもいろいろな鳥がいた。写真にはないけど、白い鳥がいっぱいいて象などの動物の背中に乗っている姿が愛らしかった。 -
湿地帯を進むシマウマの群れ。水辺はやっぱり動物が多い。
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一直線に並ぶヌーの群れ。ヌーは移動するとき一直線に並ぶことが多いみたい。肉食動物に襲われやすくないのかな?
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アフリカゾウ(African Elephant)の母子
湿地帯でアフリカゾウの群れを発見!デカアァァァァァいっ説明不要!! しばらく見てたら写真のように子象がお母さんのおっぱいを飲みだした。ウィリアムは「ラッキー、ラッキー」と言っていた。 -
道を横断するシマウマ。
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ダチョウ(Ostrich)
わきあいあい。これはオスで、体が黒いのが特徴。 -
ダチョウ(Ostrich)
くるりんぱ。メスの体は灰色である。ダチョウは意外と出現率が低く、この場所以外では会わなかった。 -
砂浴びをするシマウマ。最初、何をモゾモゾしてるのかと思った。
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象の親子が移動中。
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バッファロー(Buffalo)
出現率は高く、他の国立公園でもしょっちゅう出現した。バッファローはなぜか泥だらけで汚らしいやつが多い。バッファローはなぜかサファリカーが近づくとこっちをボーッと見つめている事が多い。 -
ガゼル(Gazelle)
出現率はかなり高く、どこにでもいる。しっぽをフリフリ振っていてかわいい。
ガゼルの他にも、インパラ、エランド、ウォーターバック、トピ、ディクディク、オリックス、アンテロープ、ハーテビースト、ブッシュバック、ゲレヌク、クリップスプリンガー…と、シカっぽい動物(ホントはウシ科の動物も多い)は区別つかないほど種類が多い。ガゼルの特徴は白いお腹と黒いライン。 -
セグロジャッカル(Black-backed Jackal)
出現率は低く、全日程を通じてこの1回しか出会えなかった。 -
キリン(Giraffe)
出現率はわりと高く、あちこちで会える。実はキリンはものすごく足が速い。はるか遠くの水場にいたキリンが、アッという間に自分たちの前を通り過ぎていった。長い足を利用したストライド走法である。
キリンにはマサイキリン、アミメキリン、ロスチャイルドキリンの3種があり、これは多分マサイキリン。 -
キリンは地面に生える草を食べる時、形が三角形になる。
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ライオン(Lion)
大草原に一匹だけぽつんとたたずんでいた。いつも暮らしのそばに。 -
サファリ開始から約2時間が過ぎ、最初のサファリツアーももうすぐ終わる頃。
遠くで10台近くのサファリカーが集結している。近づいてみると、そこにはライオンが数頭。親子なのか兄弟なのか、2匹で仲良くじゃれあっている。か、かわいい…(ぼそっ) -
くんか、くんか。
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もう一頭が参戦。三つ巴の戦いに。
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かわいすぎる…ライオン萌え。
ちなみに、ライオンのことをスワヒリ語で「シンバ」という。 『ライオンキング』の主人公の名前ね。 -
ライオンたちの周囲にワゴンが集結。ちょっとした渋滞になっていた。
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しばらくライオンたちを眺めたあと、ワゴンはロッジへの帰り道を急ぐ。その時に見えた、大地に夕日が沈んでいく光景は実にアフリカらしく感動的で、俺はアフリカに来たんだと実感した。
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18:30、ロッジに戻る。ガイドのウィリアムに夕食の時間は19:30〜21:30だと伝えられる。
部屋に戻ると3人とも爆睡。ここらへんは蚊が多いので、ベッドの上から蚊帳がぶら下がっていて、寝るときは写真のように蚊帳にくるまれて寝る。さらに、日本から持ってきた蚊取り線香(乾電池式)をセットする。よく見ると蚊帳に穴が開いてるな…
俺は飛行機の中でも車の中でもほとんど寝ていないので(他の2人は爆睡しまくり)、ちょっと横になるつもりが寝てしまった。
21:40、一回起きる。夕食を食べ損なったことに気付いて愕然。でも、今は食い気より眠気なので即刻二度寝。しかし、グースカ寝続けたことで、夕食を食べ損なうよりもっと大変な事になるのだった…
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