リュブリヤーナからヴェネツィアへ列車にて

1998/09/09 - 1998/09/09

1998/9/9
この数日で電車も慣れてきた。この日は朝にスロベニアを出て、最後の国、イタリアへ入国だ。
8:05　リュブリヤーナ発〜11:28　トリエステ着
12:00　トリエステ発〜13:47　ヴェネツィア着

列車には運良く窓際に座ることができた。コンパートメントを独り占め状態だ。ポストイナまではノンストップで、かなりのワインディングだった。しかもポストイナでの停車時間は5秒！（笑）

ポストイナを過ぎてから天気がよくなってきて、朝陽がまぶしい。このへんの牧草地は木がぽつん、ぽつんと生えていて面白い。線路のすぐ近くに牛がいたりする。この風景ももう一度見たいと思った。

国境近くの駅で停車し、イタリアの入国審査とスロベニアの出国審査のために官吏が入ってきた。このスロベニアの官吏がけっこうヤな感じで、バックを全部ひっくり返したあげく、底の方に貼付けてあったドルのトラベラーズチェックを「これはお前のかっ！」とか言ってくるのだ。ちょっとがっかりしてしまう。

すこし眠って、目を覚ますと、空気が軽くなっているのが感じられた。ふと窓を見ると、真っ青な海が広がっていた（アドリア海？）。もうすぐトリエステで乗り換えだ。


トリエステ駅は広い。でも、看板などの表示が分かりやすく、どこに何があるかがとても分かりやすかったように思う。切符売り場では、ベタベタの日本語で「ベネツィア、サンタルチア、ペルファボーレ」で買えた。「グラッツェ」にはちゃんと「プレーゴ」と返ってきて嬉しい。切符は14000リラ也。通貨がリラに変わると、ゼロが多くてびっくりしてしまう。

トリエステからヴェネツィアに着いたところで、「これでなんとか日本に帰れる」という安堵感を覚えた。

エリア リュブリャナ(スロベニア)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道

リュブリヤーナからトリエステへ向かう車窓から。
朝陽に輝くアドリア海はきれいでした。

ヴェネツィア行きの電車に乗り換え。