アジャンタとエローラ

2000/12 - 2000/12

過日、アウランガバードに滞在し、有名な宗教遺跡アジャンタとエローラを見学しました。

アウランガバードのバザールを徹底的に歩き周り、雰囲気を堪能しました。

バザール歩きは別ブログです。

エリア アジャンター(インド)

1819年、虎狩の英国軍人によって偶然発見されたと言うアジャンタ遺跡。
ワーグラー川がＵターン状に大蛇行して作った大岩壁に掘られたものです。約３０の岩窟があります。
最も古い岩窟は紀元前２世紀から紀元後１世紀にかけて造営され、約４００年間の中断後、５から７世紀の大乗仏教期に造営が再開されました。
後者の窟には素晴らしい壁画残っているものもあります。

当然ながら傷みが激しいのですが、豪華さや宗教的な雰囲気は十分感じ取れます。

エローラ遺跡遺跡は全体では南北２ｋｍにおよび、
石窟の数は３４あります。
その中の白眉はカイラーサナータ寺院です。
写真で分かる通り、岩山を削り取る方法で造型されています。

少し近づくとこんな様子です。
おおよその規模は下の人間と比較すると想像できると思います。

寺院本体と元の岩山の間の隙間です。
岩山側はたくさんの神像がならぶ回廊になっています。

カイラーサナータ寺院本体です。
塔状のものは左右１対ある幢柱のうち向かって右側のものです。

精密な彫刻がよくわかります。

画面奥に、岩山側に作られた何層もの回廊が見えます。

少し離れた場所にジャイナ寺院群があります。
そのうちの３２窟、インドラ・サバー窟には見事な石彫があります。

こちらは力強い印象です。

規模も大きく、曲線の流れが大変優美です。