2001/03/16 - 2001/03/21
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bloom3476さん
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-- 一粒で三度美味しい海外発アワード --
【期間】2001年3月16日〜2001年3月21日
【略号】日本トランスオーシャン航空(NU)
日本航空(JL) 大韓航空(KE) 羽田(HND) 沖縄(OKA) 関西(KIX) ソウル(SEL) 成田(NRT)
【行程】
3/16 (金) NU187 KIX19:10—21:20 OKA
3/17(土) 泊港09:00—09:55座間味
3/18(日) 座間味16:25—17:20泊港
3/19(月) NU182 OKA08:50—10:35x.KIX
/ JL963 KIX11:55---13:45SEL
3/20(祝) KE705 SEL18:40---20:50NRT
【費用】
? (SEL—NRT ) KIX—OKA—KIX--SEL / Y
:JLの特典航空券ソウル発の復路
? 那覇(泊港)-- 座間味 航路
高速艇クイーン座間味 @5230/RT
? SEL---NRT/HND---SPO---HND/NRT--ICN
KE特別設定運賃 @628000krw
【宿泊費】
那覇 沖縄船員会館 @3500
座間味 ペンション星砂 @6500 / 二食付き
ソウル Theme Motel @32000kw
【為替レート】 1kw=0.095Yen
はじめに、、、
「 知らない街に行ってみたい。
何処か遠くに行きたい、、、」
そんな思いに強く駆られる時がある。
しかしその場所のとっておきのReason Why? が見えてこないと、その目的や手段が定まらないものだ。 その土地は永らく、そんな遠い国であった。
3月 遥かアラスカから旅してきたザトウクジラの群れが、その海に集まるという話しを聞いた。
私の旅の好奇心はついに目覚めた。
「 そうだ 沖縄にいこう! 」
はじめての沖縄へ
「ディープ沖縄」という本を読むと行ってみたい世界遺産、味わいたい郷土料理と泡盛の古酒、聴きたいライブなどなど、好奇心満載の地で、琉球王国とは大和とは本質的に違う外国であることが判る。 うーん 3日間で何をしようか?とても悩んだ結果、 原点回帰で1番目に何をしたいか? と問うと「離島に渡って、ちゅらさんな 海を見たい」と決めて、私は金曜日の最終便で那覇へ飛んだ。
ケラマ諸島への船旅
前夜、泊った沖縄船員会館のロッカーに背広を押し込み、パジャマとPADIのライセンスカードだけを握り締めて、座間味行きの高速艇に乗り込んだ。
55分の船旅はかなり揺れた。ディープな船酔いにあと、もう一歩でなる寸前に、船は座間味港に着いた。 桟橋にはお世話になるマリンショップ・ハートランドの人が出迎えてくれていた。港から歩いて5分の島一番の人気の宿「ペンシオン星砂」に荷を降ろすと、早速 メインイベントが待ちかまえていた。
吼える ウオッチング (Whale Watching)
島の高台にある見張り台でハートランドの人が望遠鏡で海原を観察していて、鯨を発見すると非常召集が掛かり、すぐにクルーザーに乗り込んで、その鯨を追尾する、、、というのが、ここ座間味でしか体験できないホエールウオッチングの見方なのです。
船は波飛沫を容赦無く乗客に浴びせながら鯨を追走します。 魚影ソナーやGPSでもあればと思いますが、これを観るために馳せ参じた我々が全員、血眼になって鯨を捜します。そして目の前に突然、浮上してきた鯨が豪快に潮を吹いて、巨大な尾ひれを天使の翼のように閃かせ、海中にFLUKE-UPするのを見て誰もが「スッゴーイ!」と吼えました。
ちゅらさんの海に潜る
翌朝はダイビングを楽しむ。 ダイビングのログブックを見ると、もう8年もご無沙汰だった。いわばペーパーダイバーだったので、エントリー時は少し不安だった。 その不安とボンベをしょって
エイッツ!と潜水した。
そして、そこに待っていたのは、、、
うーん、もう言葉に表せません、 この美しさは!
「来て よかったなあ、、、」 沖縄の世界遺産はもう一つ、海底に潜んでいたことを実感した時でした。
陸に上がって食べた沖縄そば うまかったあ!!
わずか2日間とは思えない程のインパクトに後ろ髪を引かれながら、私は那覇への帰路に就いた。デッキで静かに海を視つめる少女がいた。 深窓の令嬢という死語でしか言い表せない、その可憐さに思わず「島は愉しかったですか?」と訊くと、はにかみながら彼女は笑顔で答えた。「 いえ 私は島に住んでいるのです。 これから、ちょっと那覇に用事で出かけます」 沖縄 座間味島 ここには未だ、ジュリアン、デビィビエ監督の往年の名画「我が青春のマリアンヌ」のような物語が隠されている。
那覇の夜
船の着く泊港は「とまりん」という商業ターミナルになっています。ここの3階に沖縄最大の宮脇書店があります。 私は国内外を問わず、見知らぬ土地に行くと、まず訪れてみる場所の一つが本屋です。内地では知ることの出来なかった沖縄の飾らない愉しさを知猟してから、夜の巷に繰り出しました。
てびち(豚足)専門店の「ひかり食堂」、100年の泡盛の古酒で名高い居酒屋「うりずん」、湘南ボーイでなく米軍基地経由のカリフォルニア的若者が集まる甘味屋「富士家」などのディープな沖縄に南国の旅情を堪能した旅の一夜でした。
ソウルの昼下がり
次の日、私は 戸或るモーテルを捜していた。
ここはソウル 鐘路3街 楽園商店街から遠からぬ
安宿地帯である。 那覇から関空を経由して昼過ぎに金補空港に着き地下鉄に乗ってこの界隈までやって来た。つい2週間前に出来たばかりの、このソウルの恋人達の隠れ家は、その設備の洗練さから、隣国の旅人達のメイリングリストの世界で噂を呼んでいたホテルだったのだ。 ハングルの洪水の中
迷路を彷徨っていた私にヒョイっと、それは現れた。
Title効果
宿に荷を下ろし、すぐに街に出た。本誌2000年10月号掲載「本当においしいソウルを捜して」のPart2である。うまいのなんの、、!の店を再訪した。
馬場洞のチョンヘチョンには今度は地下鉄駅から現代団地を回って辿り着いた。 驚くことにアクリルの看板に日本語の案内が出ていた。「チョンヘチョソ」と誤植なのがご愛嬌だ、味は相変わらずの美味さだった。 前回訪れた時に強引にやぶられた私のTitleのページが大きく引き伸ばされて室内に張られていた。 翌朝は世宗会館まで歩き、「光化門チプ」まで迷わず行った。そしてあの絶品のチゲと卵焼きに朝っぱらから馬食した。しかし ベルトを緩めるのはまだ早い お楽しみはこれからなのだ、、、
北緯38度線の街 パジュ
前回 豪雨のため断念した 国境の町ムサンに
京義線に乗って、フグを食べに行きました。
南北分断で断たれた嘗ての日本―欧州の鉄道線は金大中大統領の太陽化政策の一環と国際流通経路の開発で複線化工事の真っ最中でした。 新村始発の電車に揺られ1時間、無人駅のパジュで降りました。
前回、教保文庫(ソウル最大の書店)で求めた地図を頼りに鄙びた店に辿り着きました。さすがにシーズンを逸しているので、あまり活きのいい味わいではなかったのですが、コチジャンで食べるその刺身の味わいに「はるばる遠くに来たなあ」と舌で旅情を噛み締めた旅でした。
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