2000/12/28 - 2001/01/04
27位(同エリア28件中)
bloom3476さん
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45人乗りのプロペラ機で、オークランドから1時間10分、南島北西のネルソンに着きます。ここはNZでは最も日照時間が長く温暖なのでサンシャインタウンと呼ばれ、キイウィ達(ニュージーランド人)の住みたい町アンケートの堂々第1位に選ばれ、彼らにとっても「ほっとするなあ、、」の街らしいのです。
Tarata Homestay B&B
のどかな空港に着くと、今日の宿のホストであるJohnさんが出迎えに来ていた。彼の車で5分で到着。 玄関には奥さんのMerciaさんが素敵な笑顔で歓迎してくれた。 この宿はシーカヤックを予約したOceanRiverからの紹介で決めた。 John&Mercia夫妻は3人の息子を独立させた3年前から、その空いた2部屋(1sig & 1twin )を朝食付きNZ$60の値段で旅人に提供している。2部屋あっても1日1組しか受け入れない。 それ故 Homestayなのだ。ネルソンの中心から6km離れている閑静な住宅地でGardeningが趣味のMerciaの手入れで美しい庭が広がり、GUESSという名のGoldenLabradorが楽しそうに駆け回っていた。
美しきネルソンの夕景
Johnさんから町のレストランのコメント付きの地図を貰い、タクシーを呼んで町に出かける。大晦日の土曜の夕方とてほとんどの店は閉まっていた。中心の高台にあるカテドラルの芝生ではサーモンピンクの毛布をもってきた若い女性2人がのどかな昼寝〜日光浴を愉しんでいる。 といってももう7時を回っているのに南半球の太陽はまだ明るい。それから薦められた町1番のTrendyspotである Boat Shed Caféに行く。
町から5分、タスマン海に面した海岸線に突き出してそのレストランはあった。店内は予約で一杯だが外のテラスで1席空けてもらい、マルボロ産の白ワインを飲みながらMENUを吟味した。この店自慢の
Seafoodチャウダーと蒸したWhiteCRABを頼んだ。
遠くに浮ぶ灯台をシルエットにタスマン海に沈む夕陽はクロード・モネを今すぐこの席に連れて来たい程、美しく変化していった。マニラ・ボンベイ・イスタンブール・ケープタウン・タオルミナ・ゴルナーグラート・パタゴニア・イパネマ・そしてランギロア 地球上の様々な土地でとびきり美しい夕陽の洗礼に浴してきたが、20世紀の最後に、Nelsonでこの素晴らしい夕陽に出会えたことを感謝した。
Sea-kayaking とは何か?
海でやるカヌーである。 私は1973年 南ドイツのベルヒテスガーデンの湖で始めて,カヌーをした。チロルの山並みに囲まれて、自然と一体になって楽しめるこのアクティビティの面白さを知った。それから20年後の95年にNZ南島、ウエストランド国立公園のモエラキ湖を訪れた際、カヤックで湖〜川〜タスマン海へのツーリングを経験して、久しぶりにこの遊びの虜になった。昨年は晩秋、黄金色に染まった釧路湿原で朝靄の中、幻想的なカヌーも愉しんだ。それで今回の旅での最大の目的がこのSeaKayakingだったのである。
アベルタスマンでのactivity
Web上でAbelTasman国立公園でのTourを検索すると AbelTasman ENTERPRISES社と OCEAN・RIVER社が両雄で7対3位の大きさのように思われた。 前者は「パドルのむくまま気のむくまま」という素晴らしいカヤックと生き方についてのHPを発信しているRyuさんの勤める会社である。 さて どっちにしようか? RYUさんによると白人達とは体力が違うので、のんびりカヤック派ならば日本人専用のツアーを弊社では組める。 また船の操作や行程の説明も日本語で出来るとある。 もうこれで決まりだ! つまり日本人が前者に大勢集まってハトバス・ツアーになる可能性があるのだ。 私が旅に出る目的の13番目くらいには 「日本人と会わない事」がある。旅は土地や文化と同時にその土地の人と触れ合う、そして孤独に身をおいて我が身を見つめるという意味があるのだ。 だから「群れるのを避ける」のを信条にしている。 Webの出来もOcean・River社の方がチャーミングだったので、迷うことなく、その中のGolden Sands & Lagoons / 1day @NZ$120. を2ヶ月前にWeb上で予約した。
2000年12月31日 朝2時 朝???
朝6時(東京時間 2:00am)に起きて、Johnさんと英国風の朝食を取る。7:20 玄関にツアーのバスが迎えに来た。ここからkaiteriteriを経由して Marahauまで北上する。8:30Ocean・Riverの基地に到着。 早速Check-Inする。今日のガイドはMs.Kelly ポチャッと可愛い20代前半のオージー(オーストラリア人)だ。 集まった7人の客に明るく、且つテキパキと防水服や装備の説明をして行く。 そのスピードに目を丸くしながら追いつこうとしている東洋のおじさんにも間をおいて 「Shuji are you OK ? 」を繰り返しながら確認していってくれる。
ACUA TAXI
モーターボートをトレーラーに乗せてディーゼル車が迎えにくる。これに乗って干潮の長い砂浜を水辺まで行く。そしてそこから船を下ろしカヤッキングの基地であるAnchorageまで景勝のポイントで説明を交えながらクルーズして行く。 ここではこれをACUA TAXIと呼んでいる。シーカヤックをせず、海岸線のトレッキングが目的の人は40リットル位の重いバックパックを事も無げに背負って、このTAXIに乗り込んでくる。
40分位で静かな入り江に着く。砂浜には20艇位のカヤックが置かれていた。 到着するとケリーから 我々の舟が保管されている丘の倉庫まで案内され、8人全員で4艇の舟を浜辺まで持ってくる。重さ60kg位はあろうか全長6m位の舟を女性達が苦も云わずに運んで行く。 これがアクティビティなんだなあと感心する。皆で分け隔てなくシェア−する。砂浜に下ろしたカヤックを前にケリーからまた舟のSetupやパドルの操作について教わる。シーカヤックは湖や川よりも浸水への備えを充分にしなければならず、防水着も舟と一体型で波の浸水を防ぐように作られている。 万が一、浸水した際、転覆した際などの緊急処置等も教わる。それから体と気持ちを柔軟にするためいろんなゲームをしてリラックスさせてくれる。うまいなあ、、プロだなあと思う。
さあエメラルド色の海へ
舟は2人乗り 前がペースを決めて主に漕ぐ
後ろが操舵して、客観的にナビゲートするという
役割である。 我が艇は私が前、ケリーが後ろに乗って船出した。 ゆるゆると、、、そしてすいすいと舟は入り江からはなれて海原に向かって行く。
3分にして、肩の疲労を感じる。 これであの突端まで持つかしら、不安になって来る。 後ろのケリーはハミングなんかしている。他の艇の女性達を見てもすいすいと水を切って前に進んでいる。
あーーぁ。 大丈夫かなあ。すでに後悔してくる。
やはり日本人のんびりクルーズが良かったかなあ?、、、 でも、そんな感傷に浸っている場合ではないのだ、舟はとうとう海原まで来てしまった。 波が荒い。 このまま進路を北西沿いに海岸線をBARK BAYの方まで行かねばならぬのだ。 ネバナラヌのだ!!!と弱気になったおじさんの本音に大和魂スピリットの活!を入れる。その内に、漕ぎ方のコツが体得してくるようになる。無駄な力を省き、水の流れにさからわないようにして、その力を得ていく。 他を見ると、見る見るうちに、みんなそんな形になっていっている。自然を相手にしたスポーツは習うより、慣れろかと思う。青ざめていた水の色が、その内、すいすいと絵筆でキャンバスを滑るようにエメラルド色の海原に変化していった。
TONG BAYまで行ってから南下して、12時前にBARK BAYに到着。 砂浜に艇を置き、木にタープを張り、キッチンを作る。艇から2バーナーとガスボンベを降ろして、ラムを焼く。ボウルに野菜を盛り、パンとチーズ、フルーツを切り分け、アルミ皿とナイフ、フォークを用意する。 ここまでで20分で昼食の出来上がり。 これらをケリー1人でぱぱっと、やってしまう。食後には紅茶、コーヒーにラムケーキまでのサービス。 うーんプロだ!!。
浜辺にはその入り江にコテージを作って住んでいる家族(これどうやって作ったの?)達が手漕ぎボートで遊んでいる。昼食後、 舟に乗り南下してTORRENT BAYの入り江につき内奥の沼まで行く。 海と違って波が無いのですいすいと舟が進む。 透明な海底には牡蠣がいる。ゆったりとした中、舟は森の中を進む。ボツアナのオカバンゴデルタ国立公園でモコロという木舟で大湿地帯を巡った時もこんな 木と水のグラヂュエーションの中に人が溶けていた。 そんな地球の揺りかごに浸されているような、幸せな感覚になる。 OceanとRiverをたっぷり堪能し、途中舟を留めて原始林をハイキングするオマケまで付き、全行程24km、内8kmを自身で漕いで8時間半に及ぶツアーは終わった。
とっても疲れたけど、この1年で積もった心のかさぶたが、この旅で洗われたような気がした。
その夜 自分宛に、こう書いて絵葉書を送った。
「 Live with Joy 」
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