旅好き姉妹が行く！ジョグジャカルタJalan Jalan紀行

2007/02/05 - 2007/02/11

姉の訪問を期に、1週間かけてインドネシアのジョグジャカルタ(＝ジョグジャ)周辺に出かけてきました。
ジョグジャは、私が東南アジアで1番訪れてみたかった場所。
なにしろ、遺跡、古典芸能、民族衣装、自然etc、私の大好きなものの宝庫！
姉(もちろん旅好き)と二人の旅行は、実は今回が初めてだったのですが。
女二人の旅って、なんだかとっても、かしましい…(笑)
雄大な遺跡や自然を前に感嘆の声を挙げ、値切り交渉しながら楽しくお買い物をして、
時々だまされかけながらも地元民との交流を楽しみ、おいしいインドネシア料理に舌鼓。
そして雨が降ったら、ひらすら読書とお昼寝！＆おしゃべり！
いきあたりばったり、まさにJalanJalanな今回の旅。
しばし日常を忘れ、インドネシア特有のゆったりとした時間の流れに身を任せ、のんびりしてきました〜。

エリア ジョグジャカルタ(インドネシア)

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス タクシー
• 航空会社: ガルーダインドネシア航空

DAY1：シンガポール→ジャカルタ→ジョグジャカルタ

今回のエアラインは、ガルーダインドネシア航空(初搭乗)！
朝便なので、朝食がサーブされました。
お味は普通。

シンガ→ジョグジャ間は、ジャカルタでの乗り換えが必要。

ジャカルタ→ジョグジャ路線のような、国内線・短距離フライトでも軽食がサーブされました。

ジョグジャ到着！

とってもこじんまりしているジョグジャの空港。
(これでもいちおう国際空港のはず・・・)

今夜のお宿は『Hyatt Regency Yogyakarta』！

うぅーん、ラグジュアリー☆

お部屋の中はこんな感じ。

部屋から直接お庭に出られるようになってます。
全体的に豪華な雰囲気なのに、なぜか部屋に置いてあったウェルカムフルーツは、やや腐り気味(笑)

シンガポールより日没時間が早いので、あっという間に夜。

マリオボロ通り周辺で、夜のお散歩中。

DAY2：ジョグジャ→ボロブドゥール

ゆっくり朝食を摂って、ホテルのお庭をのんびりお散歩。

このホテル、ボロブドゥール遺跡を模したデザインになっているらしい。
確かに、祠らしきものや仏像らしきものなど、それらしい小物が庭中にちりばめられてますｗ

広〜いお庭には、なんとゴルフ場まで併設されてます。

プールも広い！しかもスライダー完備！
雨季でゲストが少ないからか、貸切状態でウハウハ(でも表面上は優雅に)スイミングを楽しむ私。

とても気に入ったこのホテルを後にして、午後にはボロブドゥール遺跡に向かいます！
詳細は、ボロブドゥール編にて。

DAY3：ボロブドゥール→ジョグジャ

さてさて、ジョグジャに戻ってきました。
何泊もHyattには泊まることは出来ない、我ら悲しきバジェットトラベラー姉妹(泣)が選んだ、今夜のお宿は『Delta Homestay』。

ここの宿、夜はとても雰囲気がいいのです☆

お部屋の中はこんな感じです。

とりあえず、狭い。部屋全体が。そしてベットも小さい。
でも、不思議と居心地は悪くない。

夕暮れのジョグジャカルタ。
宿周辺で撮影。

DAY4:1日異文化体験＠ジョグジャ

旅も中盤でちょっと疲れてきたため、今日はジョグジャ市内でのんびりすることに決定！

午前中はベチャ(人力車)に乗って伝統工芸の工房見学へ。
ベチャで風を切って進むのは、なかなか爽快♪

シルバー工房見学。

ジョグジャ名産の繊細なシルバー細工。実は無骨そうなオッチャン達が作ってます(笑)
可愛い鳥かごのデザインに一目ぼれしたネックレス、見学の後に(値切り倒して)購入。
…でも、シルバー製品はバリの方が安いな…。

バティック工房見学。

手描きのバティック、エキゾチックな柄がとっても素敵。
それにしてもジョグジャ住民は、手先が器用ですねぇー。

諸事情により、今夜から宿を変更することに。
(うっかり部屋を見せてもらったら気に入ってしまい、しかも値切り交渉に成功してしまい…という訳でw)

ここ『Air Langga』は、ゲストの大半は現地の家族連れという、ローカル色の強い大規模なゲストハウス。

お部屋はこんな感じ。
エアコンの音が異常に大きくて気になりましたが(笑)、ひろびろ！快適！

なにしろ、王子の仲間の鳥が大立ち回りを演じたり…

(さながら鳥人間コンテスト＠ジョグジャ2007)

夜は『ラーマヤナ舞踊』鑑賞。

悪者にさらわれた姫を、王子と仲間が力を合わせ、助け出す。平たく言えば、そんな感じ。
ありがちなストーリーではあるけれど、なかなか面白かったです。

なぜか王子の仲間の1人は猿人間。しかもこの猿、燃えちゃうし…

これはあり得ないだろうという設定に、ところどころ笑いがこみ上げてきますが、本物の炎を使用する演出があったりと、迫力満点！

悪者一味。

ライオンみたいな黒いかつらをかぶった男達の動きが、なんだか仮面ライダーのショッカー(古い？)みたいでおかしかったｗ

美男美女でお似合いの王子と姫。
衣装もとっても素敵なんです♪

ダンサーが全員集合、感動のフィナーレ！

希望すれば、一緒に写真を撮ってくれます。
あまのじゃくな私は王子に近づけず、なぜか悪者一味のボスと記念撮影してしまい･･･(汗)

DAY5:ジョグジャ→プランパナン＆ソロ

今日から1泊、しばしジョグジャを離れて小旅行に行ってきま〜す☆
(詳細はプランパナン・ソロ編にて)

宿のベランダから眺めるジョグジャ市内。今日は快晴、気持ちのいい1日の始まり。

DAY6:ソロ→ジョグジャ

ふぅ。ジョグジャ再び。
ここは、かの有名な(?)マリオボロ通り。
写真で見ると閑散としてますが、こう見えてジョグジャ1の大通りです。

ベチャ乗車中に見た風景がキレイで、思わずパチリ☆

屋台と、人と、燃えるような夕焼け。

夜は、『ワヤン・クリッ』の鑑賞へ。

ワヤン・クリッは、インドネシア風影絵。
影絵師が、忙しく人形を動かし、愉快な調子で講釈をつけながら、ストーリーを進めていきます。
BGMはもちろんガムラン生演奏。

ワヤン・クリッ観劇に興じる地元の人々。

この劇場で行われる月に1回の公演は、一晩中かけて一つの物語を演じる大規模なもの。
あくまでも地元の人のための娯楽のようで、観光客の姿はほとんど見かけませんでした。
ところどころ、大爆笑したり、合いの手を入れたり。皆さんとっても楽しそう。

DAY7:ジョグジャ→ジャカルタ→シンガポール

楽しかったジョグジャ旅行も、とうとう最終日。
タイムリミットまであと半日。たっぷり観光して帰ります！
今日も元気にベチャでお出かけ。

行き先は、クラトン(王宮)。

ここを訪れるのも、ジョグジャ旅行の大きな目的の一つだったんです☆

さっそくクラトン内部へ。

ソロのクラトンと比べると、かなり綺麗に整備・管理されている感があります。

総大理石？床もピカピカ。

ここで結婚式とかするんでしょうか？

ジョグジャのクラトンの敷地は、かなり広大。

様々な様式の建築物が、敷地内に点在しています。

建物内部の色合いも鮮やか。

こういう色合い、とてもジョグジャ的だと思う。

クラトン内には、王様の従属(武士？)の姿がたくさん。
(武士と呼ぶには弱そうな人が多いんですが　汗)
彼らは、基本的にボランティアでクラトンの警備に当たっている模様。

敷地内には、博物館もあります。

王家の宝物が展示されていたり、それぞれの王朝のバティック柄が紹介されていたり。なかなか興味深いです。

毎週日曜は、伝統舞踊のお披露目会が催されるようです。
豪華絢爛な衣装に身を包んだ、美しいダンサー達。
素敵〜！

伝統舞踊のBGMは、もちろんガムランで決まり☆

ガムランの音色に耳を澄ませていると、遠い昔にタイムスリップしたような、不思議と懐かしい気持ちでいっぱいになります。
(今回の旅行中、「…私の前世、もしやインドネシア人では？」と思うこと、数回。)

さてさて、タイムリミット到来〜。

後ろ髪引かれる思いで、ジョグジャを後にします。
ジョグジャ→ジャカルタ間の飛行機は、小さくてなんだか可愛い。
が、離着陸時の揺れが激しいため、乗ってる間はけっこう怖い(汗)

ジョグジャ→ジャカルタ路線でサーブされた軽食。

このフルーツタルト、割とおいしかったです。

ジャカルタ→シンガ路線のミール。

クリームソースのペンネ。
とってもお腹が減っていた私は、むさぼるように食べつくす！
お味は…空腹は最大のスパイスという感じ(笑)

旅行後のおまけ＠シンガポール?：LRT。

シンガ郊外を走る、LRTというモノレールに乗ってきました。
観光用ではなく、あくまでも地元民の足。
団地の脇を通り抜けるときには、自動的に窓にシャッターが下りてきたり(住民のプライバシー尊重のため)、なかなか面白い。

旅行後のおまけ＠シンガポール?：100万ドルの夜景。

これぞシンガポール！という、『らしい』景色を見るために夜の散歩へ。
マーさん、夜も元気に放水中。

旅行後のおまけ＠シンガポール?：ブタさんのランタン。

姉の滞在期間中はちょうど中正月の直前だったため、国全体がお祝いムード。
今年の干支は『ブタ』です。(いのしし年は、日本だけ)

ゴンシーファーツァイ！！！