世界遺産の旅（ナザレ・シティオ地区）

2006/11/25 - 2006/11/25

丘の上の地区の観光に行くことになりました。
ケーブルカーを楽しみにしていましたが、
ずーと休止中ということで、バスで向かいました。
高台の展望台からは下の海岸沿いの町並みを
一望にすることが出来、素晴らしい眺めを堪能しました。

エリア ナザレ(ポルトガル)

展望台はおしゃれなタイルが敷かれて、
そこからの海の眺めもとても素敵でした。

その日の空の色を反映して、雲のあるところは薄ねずみ色になったり、晴れているところは美しい青だったりと海の色のグラディエアーションも楽しめました。

この展望台の左側に建っているのがメモリアル礼拝堂です。
この礼拝堂は崖ぎりぎりに建っています。
この礼拝堂は城主が狩をしていて、鹿を追って岬まで進み、馬の足が崖を踏み外しそうになった時にマリア様が現れて、馬が奇跡的に後ろに下がり命が救われた場所に、この城主が感謝をこめて建てたものです。
壁のアズレージョにその時の場面が描かれています。

展望台の反対を見ると、広場になっていて、夏の時には音楽でもかなでられるのでしょうか、可愛い屋根つきの建物がありました。

広場の向こうには美しい飾り窓が付いた建物がいくつが軒を並べていました。

その先にあるのがノッサ・セニューラ・ダ・ナザレ教会です。
ロマノという僧がマリア像を持って来たのですが、その像がイスラエルのナザレのものだったので、町の名前がナザレとつけられ、そのマリア像が納められているのが、この教会です。

教会内部は旧約聖書を題材にしたアズレージョで飾られています。

バロック様式の教会で、柱の装飾も見事です。

天井からシャンデリアが下げられていました。

教会見学から広場に戻ると、ドライバーのアントニオ
の姿が見えません。
最後に見たのは崖の方に向かう姿でしたので、ガイドさんが済ました顔をして、「崖からおちたのかしら」とポロリとコメント、城主が危なく一命を救われた話を聞いた後でしたので、皆思わず崖の下を覗き込みました。
結局お茶しに行っていたようです。
そこで、ナザレのはずれにパオン・デ・ローで有名な場所があるということで、私たちもティーブレイクに向かいました。