世界遺産旅行記【３５】古都アユタヤと周辺の歴史都市群

2002/12 - 2002/12

　人々でごった返す駅。話しかけてきたトゥクトゥクの運転手に伝えたゲストハウスの名前。

　「そこは閉まってるよ。別にいいところがあるからそこへ行こう」

　連れてこられたプール付きの豪華ゲストハウス。幸い値段も見た目ほど高くなかったのでそこに決めて遺跡観光に乗り出すが、念の為最初行こうと決めていたゲストハウスへ向かってみると・・・やっぱりやってた。

　微笑の国。嘘つくときまで笑顔ですかい。

エリア アユタヤ(タイ)

　ゲストハウスで自転車を借り、炎天下の遺跡観光。遺跡は市内に点在しており、レンタサイクルは大正解。

　クメール王朝でさえ滅ぼしたアユタヤ王朝の遺跡はバンコクからの日帰り旅行に最適で、観光客がひっきりなしに訪れる。

　ＴＡＴの建物前にて発見した世界遺産の碑。文化の円熟を今に伝えるアユタヤ遺跡は以下の基準で世界遺産に登録されている。

　()アユタヤの遺跡は純粋なタイ族の国民美術の発展時代の非常に優れた証拠を有している。

※ユネスコのＨＰに記載されているものの私訳です。

　夕刻になると空が次々とその色を変え、見事な風景を作り上げる。

　日没を心ゆくまで楽しんでいると突然声をかけられる。何か怪しいと思いきや、遺跡の閉まる時間を知らせに来ただけだった。

　夜になると遺跡のライトアップが始まり、幻想的な光景が広がる。

　信仰心の厚さを伺う事の出来る遺跡の数々に圧倒され胸が一杯で、その日の屋台の食事も３回しかおかわり出来なかった。