2007/02/06 - 2006/02/06
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フーテンの若さんさん
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メキシコシティから飛行機で約7時間。ペルーの首都リマに朝6時に到着。これからクスコ、プーノを経由しボリビアへ向かう予定だ。
リマの宿泊先は旧市街にある日本人安宿「オキナワ」。立地は便利なのだが車の通りが激しくかなり騒がしい。ペラペラと情報ノートをめくるとペルー、ボリビアで襲われた情報の多いこと。個人旅行者で強盗に会った事例がわんさと書いてある。
「首絞め強盗」「唾吐き強盗」「ケチャプ強盗」は有名だが、宿に預けて盗られたり、ぼったくられたり。偽警官にタクシー強盗、ウン○付け強盗なんてのもある。南米を周って来た多くの人は何らかのトラブルにあっているようだ。
ノートの強盗対策には「夜道は歩かない。人通りのないところへ行かない。常に後ろを振り向いて確認する。何かかけられても無視する。気安く声をかける人を疑え。」とある。
僕は人一倍ドンくさい。さらに生まれながらすぐに人を信じてしまう性格だ。日本でもトラブル続出なのに、海外ならなおさら自信がない(ハノイやニカラグアで経験済み)。たぶん80%ぐらいの確率で襲われる気がする。いや必ず襲われるかも。初日からそんなことばかり考えちょっとブルーになる。予め言っておきますけど、強盗さん。僕の首絞めの場合は気持ちよく落としてね。
それでも外に出ないことには旅は始まらない。
宿近くのセントロ付近を挙動不審のようにキョロキョロ歩き、通りのジュース屋でウーゴ・デ・ナランハ(オレンジジュース)を買う。すると渡したコイン(2ソル)はすぐにつき返された。
「ポルケ(なぜ)?」
店員は僕が渡したコインがファルス(偽物)だと答える。本物と見比べてもどこが違うかわからないほどの精巧さ。いつの間に偽物を掴まされたのだろうか?
仕方がないので別の店に行ってその偽物2ソルコインを使ってみる(ワザと暗めの店にした)。お金を渡すやいなや小走りに店を離れると店員が追っかけてきた。「ファルス、ファルス!」
あっさりばれた。なんだよ、僕だけババをひかされた。
夕食は中華レストランでワンタン+ビフテキセットを食べる。10ソル紙幣を渡すと、お釣りで返ってきた5ソル(約165円)コインがまた怪しい。今度は僕が「ファルス!」と店員につき返す。日本人だと思ってナメルなよ、もう引っ掛からない。店員は奥にいって違うコインに換えてきた。しかし、これもファルスだ。次の3回目は1ソル×5枚出てきた。このコインは本当に本物だろうか?1ソルコインはさすがに見分けがつかない。
次の日、ミラフローレス地区(高級住宅やショッピングセンターが立ち並ぶ新市街)で歩いていると目の前のおばさんが50ソル札(約1650円)を落としていった。ペルーではかなりの大金。もちろん僕は拾って渡そうとしたら、さっさとバスに乗って行ってしまった。お札を確認したところこれは本物そうだ。
あら、ラッキー。今度は幸運が巡ってきたぞ。
掴まされた偽者コインと拾った本物のお札。ペルーの旅は損して得したところから始まった。まるでこれからの南米旅行を暗示しているかのようだ。
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