2006/04 - 2006/04
151位(同エリア154件中)
漣さん
「神は世界を創り給うたがオランダの国土はオランダ人が造った」
その言葉通り終わること無き続いた海との闘い。干拓に次ぐ干拓の歴史。
しかし、彼らは流行を取り入れることも忘れなかった。ルネサンス、古典の復古。黄金の比率に彩られた新たな大地、ベームスター。
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アムステルダム中央駅から電車に揺られること数十分。アルクマールに到着。この都市から目指す干拓地へのバスが出ていると情報を仕入れていたので、駅前のバス停でベームスター行きを探す。
ベームスターのバス停名を発見し急ぎ乗り込む。 -
民家が見えなくなり、平原が広がり始めた頃バスはミッデンベームスターに到着。バスから飛び降り周囲の散策を開始。観光案内所を発見するが入り口の門は堅く閉じられていた。
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ミッデンベームスターの町の大通り沿いにはルネサンス様式の前庭を有する優美な邸宅が並ぶ。
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町を少し離れるとルネサンス様式を取り入れたオランダ特有の深い切り妻屋根の民家が点在している。
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農業用に干拓されたベームスターだが、塩分過多の土壌により現在は牧草地として活用されている。縦横に張り巡らされた水路が柵の代わりを果たし、非常に有用かつ低コストで運営出来ているようだ。
ベームスター干拓地は以下の基準で世界遺産に登録されている。
()ベームスター干拓地は干拓地の設計に古代・ルネサンスの理想を盛り込んだ創造的計画の傑作である。
()革新的で知的想像性に富んだベームスター干拓地の景観はヨーロッパや周辺地域の干拓計画に深く永続的な影響を与えた。
()ベームスター干拓地の造成は社会的・経済的拡張の重大な時代の人類と水との相互関係において重要な一歩が踏み出されたことを表している。
※ユネスコのHPに記載されているものの私訳です。 -
ルネサンスの理想を干拓地にて再現したベームスター。一見すると幹線沿いに広がる平原と何も変わらないという禁句を言わない人にお勧めの物件です。
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