2003.11 スペイン旅行⑤～グラナダでナスル朝の悲哀を感じる～

2003/11/19 - 2003/11/19

2003年11月、休暇をとって念願のスペイン一人旅へ。
マドリッドから古都トレドへ立ち寄り、コルドバ、セビリア、グラナダのアンダルシア地方を経てバルセロナへ辿り着く定番コースです。

朝一でセビリアを発ちグラナダへ向かうよていだったが、セビリアで体調を崩す。
大事をとって電車を一本遅らせて、午後一の便でグラナダへ向かいました。
グラナダへは絶対に行かなければなりません。
子供の頃から夢に見たアルハンブラ宮殿が待っているのです。

エリア グラナダ(スペイン)

体調を崩していたので、朝の便をキャンセルして、昼過ぎの便に乗りました。
一応、指定席です。
ここセビリアから、グラナダまでは３時間ほどです。
（途中はオリーブ畑が延々と続く、のどかな景色が続きます。白い村もいくつか見えます。）

【ライオンの中庭】
とても有名な写真スポットです。
世界史の教科書に載っていた場所で、昔からここに憧れていたことを思い出しました。

【カルロス５世宮殿】
ここも有名な、円形の宮殿です。

【サンタマリア教会】
もう夕方なので西日が差していますが、それがまた美しく映えています。

【王宮の中庭】
中庭を散歩します。
自然を大切にした日本庭園も好きなのですが、明らかに人工的な池にアンダルシア地方の植物を配したこのような庭もまた、美しさを感じます。
それぞれの文化に良い面があり、ここではヨーロッパとイスラムとが見事に調和した、素晴らしい景色を見ることができました。

【アルカサバ】
数百年がたった今でも、要塞は無言の圧力をかけ続けている気がします。

【アルカサバからの眺め】
アルハンブラ宮殿と言えば、昔から壮麗なイメージのみを抱き続けていた。
だが実際に見てみると悲哀を感じてしまうのは何故だろうか？

【アルカサバからの眺め】
イベリア半島最後のイスラム王朝になったという悲しさが、現代にも残っている気がする。

【アルカサバ】
宮殿内の、軍事要塞です。

【グラナダの街並み】
美しい街並みです。
こちらは現代の町ですが、別の方角には最古の町アルバイシンが見えます。

【ベラの塔から眺めたアルカサル】
グラナダへ着くのが遅れたことをむしろ幸いだったと思えるほど、この時間帯のアルハンブラは美しく映えていました。

【アルバイシン】
グラナダ最古の町です。
開城間近のムハンマド１２世は、どのような思いでこの街並みを眺めていたのだろうか？