2005/11 - 2005/11
114位(同エリア150件中)
漣さん
世界遺産の予備軍とも言える暫定リスト記載。ロシア中部。ウラルの尾根を遥か遠くに望み見る、タタールスタン共和国。
その主要都市カザン、何の情報もないまま市内の旅行会社を当たること数件、ついに見つけた目的の地への道。
ブルガール、世界最北のイスラム教国家の夢の跡。
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バスでは日帰り不可能な場所と知り、ドライバーと車を貸しきっての大名旅行。今回の旅行の最大の目玉の1つであったため大奮発。
ひたすら車を走らせること2時間近く、ついに見えたブルガール。 -
10〜11世紀、小国でありながら広大な地域と貿易を行い、果ては中国やペルシャをも相手に活躍したヴォルガ=ブルガール。13世紀にモンゴル帝国の襲撃により彼らの軍門に下ることになる。
現在この辺地の小村に残る遺跡は廃墟同然。しかしながら一歩一歩、足を進めるごとに頭に思い浮かぶかつての賑わい。 -
大モスク跡の直ぐ隣に建つ、「マリアの眠りの教会」。18世紀前半にカザンの商人の寄付により建造されたバロック様式の教会はこの地へキリスト教の影響が及んでいたことを如実に示している。
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2000年に一度、世界遺産への推薦がされたブルガール。その価値は以下の基準にて認められている。
()ブルガールはタタールの歴史・文化及び彼らが建国した帝国、特にモンゴル帝国の独自の証拠を表している。
※ユネスコのHPに記載されているものの私訳です。 -
車に乗り込み南へと少し進むと幾つかの遺跡が点在しているのを発見した。
カーンの墓廟と小ミナレット。ブルガールには大小2つのミナレットがあり、どちらも登ることが可能になっている。 -
黒の霊廟。内部は見事な装飾で覆われている・・・はずなのだが、保護の為か入り口には鍵付きの扉により入ること叶わず。
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日本ではまず知られていないであろう古の文明。こんな所まで来る人はいないだろうと高をくくっていたが、甘かった。英語の案内板がしっかりと整備されている。しかもドイツからのツアーではここに訪れるものがあるとのこと。う〜ん、世界の狭さを改めて思い知らされる。
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