マスカット2泊3日

2006/12/28 - 2006/12/31

広島アジア大会のとき私の実家の隣町がオマーンの選手を受け入れ、暫くオマーンの町と交流していました。当時の自分はまだオマーンに関しての知識は疎く、上京して暫くすると心の中から消えてしまったわけですが、学生時代東京で列車の乗り方を駅で聞かれたのが、オマーン人の女性、その時ふとアジア大会のことを思い出し、オマーンってどんな国なのだろうか？と思いはじめました。
それから更に８年の月日が流れ、今回エミレーツ航空のアラビアンパスを利用し、ようやくオマーンを旅することとなりましたので、簡単にマスカットを紹介したいと思います。

エリア マスカット(オマーン)

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 高速・路線バス タクシー
• 航空会社: エミレーツ航空

マスカットの港町でもあるマトラ地区。マトラ地区ではインド等南アジアからの出稼ぎ労働者やインド人商人を多く見かけます。写真はメインストリートのアル・バハリロード（Al Bahri Rd.)。

山に建つ砦はマトラフォート（Mutrah Fort)

マトラスーク（Murtrah Souq)。残念ながら滞在時、イスラムの重要な祭式でもある犠牲祭にあたり、スークの大半は閉じていました。

マトラ地区のナシームホテル。一泊ダブルルーム(シャワー・トイレ付朝食込み）で税金を含めると一部屋１７RO弱、日本円にして約5000円位です。朝食は8枚切り位のパンが二人で6枚程度と卵焼き、ジュース、チャイ(若しくはコーヒー）です。私の滞在時、宿泊客はドイツ人の中年層のグループが多く、こうした安ホテルを利用しながら旅をするドイツ人に改めてドイツ人の旅好きさに感心しました。

安食堂で食べた食事。ご飯にチキン、魚、これにミネラルウォータをつけても500円もしません。二人で何とか完食しましたが、量の多さはかなりきつかったです。味はまぁまぁ。

オールドマスカットと言う地区の名前なので、古い町並みが多く残るのかと思いきや、さしてイスラム伝統の古い町並みが残っているわけでもないですが、アラブ系住人が多いのか、街ですれ違う子供達も愛嬌があり、はにかんだ笑顔で声をかけてきます。写真は、マトラ側のオールドマスカットの入口に位置するマスカット門。現在マスカット門は博物館として展示されています。

12月の日中天気がよければTシャツ若しくは長袖のシャツで歩けますが、夜風が冷たいのでセーター必須です。気温は最高気温で２５℃位でしたが、体感温度はそこまで感じません。

オールドマスカットはスルタンのお膝元のせいかオマーン国旗ばかりが目に付きます。パッと上を見上げただけで、多い時で8旗も大きな国旗が掲げられていたことも・・・。
写真はオールドマスカットの海端に位置するミラニ・フォート(左）とジャラリ・フォート(右）。現在のミラニ・フォートは1610年にポルトガル人により改築されたもので、ジャラリ・フォートはオマーン人により1558年にこれもポルトガル人により改築されました。ジャラリ・フォートは牢獄としても使用されたそうです。

現在のスルタンの居城でもあるアラム・パレス。とてもアラビアとは思えぬ宮殿の様相です。

スルタンの居城なので、警備も厳重なのかと思いきや、近衛兵のような衛兵も殆ど見当たりませんでした。それだけ治安が良いと言うことなのでしょう。実際にオマーン人は｢オマーンは世界で最も治安の良い国の一つ｣であると、誇りにしていました。写真はアラム・パレスに通ずる整然とした通り。

アラム・パレスに通ずる整然とした通りのような城壁のような建物は左下のようになっています