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今回は岡山へのフライト。<br />岡山には飛行場が岡山空港と岡南飛行場の2箇所ある(農道空港や滑空場等の場外離着陸場は他にもあります)ので、今日は両方とも訪問してこようと思う。<br />それにしても岡山は久しぶり、岡山空港は約2年前の事業用操縦士の実地試験で行って以来・・・そのときはタッチアンドゴーで八尾に戻ったので地上に居たのは10秒くらい・・・、岡南飛行場は更にさかのぼり約3年ぶりの訪問。<br />今回は珍しく同行者がいます、彼はアメリカで自家用操縦士のライセンスを取り日本の免許に書き換え(自家用ライセンスは書き換え可能)たのだが日本の空はほとんど飛んだことがなく、今日は私がコーチ役で彼が生徒となる。<br /><br /><1月21日 八尾空港11:30離陸 岡山空港12:45着陸><br /><br />今日は空一面の曇天だが、雲と言うよりか濃いヘイズ(もや)のような状態・・・こんな時は前方視程は下がるが、下は意外と見やすい、各地の天候を調べてみても岡山はCAVOK(雲、視程とも問題なし)、大阪、神戸の3500ftに2/8の雲がある程度で風もほとんどないので決行と判断する。<br />11:30八尾空港RWY(滑走路)27を離陸し、1000ftまで上昇しそのまま西進、阪神高速湾岸線に沿って神戸へ向かう。<br />この辺りは以前は明石大橋に向けて海の上を直進していたのだが、神戸空港の開港によって阪神高速湾岸線に沿ったルートでの飛行が推奨されるようになった、西宮浜のマリーナで神戸タワー(管制塔)にコンタクトして管制圏の通過の許可をもらい進むが三宮を過ぎると次第に山が海の近くまでせり出してくる。<br />海上は神戸空港のPCA(特別管制区)になっており許可なしでは入れない、現在神戸からの離陸機が2機あるので許可される可能性も薄い、仕方なく山の上を通過することにする、1000ftでも越えれる山だが六甲おろしの影響も考慮して3000ftまで上昇する。<br />ここからは暫くは播磨平野を姫路に向けて飛行、姫路からは赤穂、日生付近の風光明媚な島々の上を吉井川河口付近にある岡山VORTAC(航法用電波標識)に向かう、今日はもやの中だけど島々と養殖筏?の風景は本当に綺麗である。<br />吉井川に近づくと、前方右側のかなり遠くの小高い丘に空港が薄っすら見えてきた、今日最初の訪問地岡山空港である。<br />岡山タワーにコンタクトすると滑走路は07、西からの進入となる、一旦飛行場の南を西に進み、ぐるっと回りこんで進入する。降下経路に高圧電線があり少し怖い。<br />着陸し空港西端の13番スポットに駐機し、機外に出る。<br />ちょうど空港上空を西から東に向かう旅客機が見える、数分後その機は再び今度は東から西へまた空港上空を通過し西側からRWY07に着陸した、上海からの中国東方航空だった。行ったり来たりで一見パイロットが道に迷ってうろうろしているようにも見えるけど、これが岡山空港RWY07に西側から着陸する際の計器進入方式の一つ「VOR/DME ILS RWY07アプローチ」なのである、岡山空港に慣れている日本の航空会社のパイロットは天気がいい日は途中を省略して着陸する(もちろんそれも認められている飛行方式です。)<br />空港事務所で着陸料(1050円)を支払い、ターミナルの展望レストランで滑走路を見ながら昼食とする。<br />食事で1時間半ほどレストランに居たけど、先ほどの中国東方航空が折り返しで上海に向けて出て行ったのみで滑走路に動きは全くなかった・・・せっかくの3000m滑走路なのにもったいない。<br /><br />さて、次は岡南飛行場へのフライトである。<br /> <br />セスナで行く岡山・岡南【1】 終わり 【2】に続く<br />  

セスナで行く岡山・岡南【1】

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2007/01/21 - 2007/01/21

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jillluca

jilllucaさん

今回は岡山へのフライト。
岡山には飛行場が岡山空港と岡南飛行場の2箇所ある(農道空港や滑空場等の場外離着陸場は他にもあります)ので、今日は両方とも訪問してこようと思う。
それにしても岡山は久しぶり、岡山空港は約2年前の事業用操縦士の実地試験で行って以来・・・そのときはタッチアンドゴーで八尾に戻ったので地上に居たのは10秒くらい・・・、岡南飛行場は更にさかのぼり約3年ぶりの訪問。
今回は珍しく同行者がいます、彼はアメリカで自家用操縦士のライセンスを取り日本の免許に書き換え(自家用ライセンスは書き換え可能)たのだが日本の空はほとんど飛んだことがなく、今日は私がコーチ役で彼が生徒となる。

<1月21日 八尾空港11:30離陸 岡山空港12:45着陸>

今日は空一面の曇天だが、雲と言うよりか濃いヘイズ(もや)のような状態・・・こんな時は前方視程は下がるが、下は意外と見やすい、各地の天候を調べてみても岡山はCAVOK(雲、視程とも問題なし)、大阪、神戸の3500ftに2/8の雲がある程度で風もほとんどないので決行と判断する。
11:30八尾空港RWY(滑走路)27を離陸し、1000ftまで上昇しそのまま西進、阪神高速湾岸線に沿って神戸へ向かう。
この辺りは以前は明石大橋に向けて海の上を直進していたのだが、神戸空港の開港によって阪神高速湾岸線に沿ったルートでの飛行が推奨されるようになった、西宮浜のマリーナで神戸タワー(管制塔)にコンタクトして管制圏の通過の許可をもらい進むが三宮を過ぎると次第に山が海の近くまでせり出してくる。
海上は神戸空港のPCA(特別管制区)になっており許可なしでは入れない、現在神戸からの離陸機が2機あるので許可される可能性も薄い、仕方なく山の上を通過することにする、1000ftでも越えれる山だが六甲おろしの影響も考慮して3000ftまで上昇する。
ここからは暫くは播磨平野を姫路に向けて飛行、姫路からは赤穂、日生付近の風光明媚な島々の上を吉井川河口付近にある岡山VORTAC(航法用電波標識)に向かう、今日はもやの中だけど島々と養殖筏?の風景は本当に綺麗である。
吉井川に近づくと、前方右側のかなり遠くの小高い丘に空港が薄っすら見えてきた、今日最初の訪問地岡山空港である。
岡山タワーにコンタクトすると滑走路は07、西からの進入となる、一旦飛行場の南を西に進み、ぐるっと回りこんで進入する。降下経路に高圧電線があり少し怖い。
着陸し空港西端の13番スポットに駐機し、機外に出る。
ちょうど空港上空を西から東に向かう旅客機が見える、数分後その機は再び今度は東から西へまた空港上空を通過し西側からRWY07に着陸した、上海からの中国東方航空だった。行ったり来たりで一見パイロットが道に迷ってうろうろしているようにも見えるけど、これが岡山空港RWY07に西側から着陸する際の計器進入方式の一つ「VOR/DME ILS RWY07アプローチ」なのである、岡山空港に慣れている日本の航空会社のパイロットは天気がいい日は途中を省略して着陸する(もちろんそれも認められている飛行方式です。)
空港事務所で着陸料(1050円)を支払い、ターミナルの展望レストランで滑走路を見ながら昼食とする。
食事で1時間半ほどレストランに居たけど、先ほどの中国東方航空が折り返しで上海に向けて出て行ったのみで滑走路に動きは全くなかった・・・せっかくの3000m滑走路なのにもったいない。

さて、次は岡南飛行場へのフライトである。
 
セスナで行く岡山・岡南【1】 終わり 【2】に続く
  

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  • 大阪湾から神戸・三宮にかけては阪神高速湾岸線に沿って飛びます、高度は1000ft

    大阪湾から神戸・三宮にかけては阪神高速湾岸線に沿って飛びます、高度は1000ft

  • 垂水付近から3000ftまで上昇、上昇中にグリーンスタジアム神戸が見えました

    垂水付近から3000ftまで上昇、上昇中にグリーンスタジアム神戸が見えました

  • 播州赤穂をすぎるとたくさんの島が見えてきます、中央の島は鹿久居島

    播州赤穂をすぎるとたくさんの島が見えてきます、中央の島は鹿久居島

  • 日生港に向かうフェリーが見えた

    日生港に向かうフェリーが見えた

  • 岡山空港RWY07のショートファイナル、PAPI(進入角指示灯)が「赤赤赤赤」・・・かなり低い進入

    岡山空港RWY07のショートファイナル、PAPI(進入角指示灯)が「赤赤赤赤」・・・かなり低い進入

  • 13番スポットに駐機するセスナ

    13番スポットに駐機するセスナ

  • スポットから見た岡山空港の管制塔とターミナル

    スポットから見た岡山空港の管制塔とターミナル

  • 展望レストランから中国東方航空の出発を見る、上海とソウルに毎日定期便が出ているようです

    展望レストランから中国東方航空の出発を見る、上海とソウルに毎日定期便が出ているようです

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