2006/05 - 2006/05
42位(同エリア48件中)
漣さん
モンスから数キロの距離にある小村スピエンヌ。その村の周辺に埋もれる古の燧石採掘鉱。
モンスの観光案内所で3〜11月の第一日曜日に公開されることを知ったため、無理矢理日程を合わせて見学に向かった。
モンスの町でバスの運行表を調べると日曜の最初のバスは何と12時発。そんなに待つことが出来ないとタクシーに乗り込む。
ものの数分でスピエンヌへ。村の入り口に置かれた新石器時代の遺跡への標識。その通りに辿っていくとまた標識を発見、ずずいと進む。しかし・・・。
行けども行けども見えるのは草原だけ。ついには全く違う道へ抜けてしまう。おかしい、こんなことは・・・。
・・・そして一ヵ月後・・・
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どうしても諦められず、彼の地へ再挑戦を挑む。再び同様の道程を辿ると、以前は気付かなかった小さな小屋を発見。12時に戻ってきてもらうようタクシーに前払い金を渡しその小屋へ。
少しして一台の車が到着。聞いてみるとまったく別の場所に見学者用に開かれる採掘鉱跡があるという。しかもその人、見学者を案内してくれる考古学者の一人だと言う。車で連れて行ってくれるとのことでご好意に甘える。
ちなみにその考古学者の女性、後で見て驚いたんですが、NHKの5分番組の世界遺産シリーズでこの遺産の概要を語ってた人でした。
別の方向から村を出て草原を抜け、発電所を横切った所に掘っ立て小屋が突然現れた。どうやらここらしい。 -
小屋の中は発掘作業途中であった。考古学者が3人、発掘品を見せてもらう。
彼らの話ではスピエンヌの村の下に現在判明している情報を補完する発見が出来ると確実視されていて、是非発掘したいとのこと。
学者VS村人の闘いが今、始まる。 -
新石器時代の人類の創意工夫の才能を証明するスピエンヌの燧石採掘鉱は以下の基準で世界遺産に登録されている。
()スピエンヌの新石器時代の燧石採掘鉱は人類黎明期の発明と応用の優れた証明である。
()新石器文化の出現はスピエンヌの古代の燧石採掘鉱に鮮明に例証される人類の文化的・技術的発展の重要な段階を示している。
()スピエンヌの燧石採掘鉱は人類の技術的・文化的発展の重要な段階を示す、新石器時代の燧石採掘の顕著な例である。
※ユネスコのHPに記載されているものの私訳です。 -
小屋の隣にひっそりと、物置小屋以外の何物にも見えないこじんまりとした佇まい。
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そこにぽつんとある漬物石と間違いそうな石の下に採掘鉱跡が広がる。
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2.5ユーロの料金を払い、いざ内部へ。土埃が舞い、思わず咽る。鉄の棒で埋もれないように支えられている。
地上の脱力感を一気に拭い去る、非常に興味深い物件。その訪問の難易度から、行ったという達成感を物凄く感じることの出来る世界遺産。以前は年に一回公開でしたが、今は年9回+10人以上の団体で予約すればいつでも見学可能になって行き易くなっております。
自分の前に訪れた日本の人は何と5年前。ベルギー30回目でもう行く所無いよと言う人は是非。
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