欧州・バックパッカーの旅【５３】　イスラエル・エルサレムの旧市街を歩く

2006/11/01 - 2006/11/01

エルサレムではイエス・キリストにまつわる場所を重点に歩いたが、イスラエルはユダヤ教の聖地でありユダヤ教徒８０％の国であるから当然ユダヤ教徒中心の街だ。エルサレムの旧市街を囲む城壁はエルサレムの長い歴史を感じさせるものだ。ヤッフォ門に近いダビデの塔は紀元前３０年にヘロデ王が建造した要塞。２０００年の歴史を経ても少しも遺跡というイメージはなく、エルサレムは２０００年前の街に現代人がごく自然に生きている街だ。ユダヤ人地区には２０００年前の繁華街、カルドやイスラエル・タワーがあり、ユダヤ民族の心の故郷、嘆きの壁がある。たくさんの人達が祈りを捧げる嘆きの壁を隔てた神殿の丘にはイスラム教徒の聖地、岩のドームがある。中に入れてほしいと頼んだのだが、銃を持った門番に「お前はイスラム教徒では無いだろう。イスラム教徒しか入れない」と言われて入場を拒否された。
オリーブ山周辺には砂漠のように殺伐としたところにユダヤ教徒の古い墓が並ぶケデロンの谷があり、預言者の墓、アブサロムの塔などがある。
シオン山周辺ではナチスのユダヤ人虐殺から多くの人たちを救ったオスカー・シンドラーの墓参りをした。墓地の入り口は幸い開いていて、墓地の工事をしていた人が石段を下った中央にある墓を教えてくれた。墓石には死を悼む象徴の石が一面に置かれていた。
墓の近くにはホロコースト博物館もありアウシュビッツと同じように犠牲者の遺品や残虐な行為を受けている写真が展示されている。
エルサレムを歩くとユダヤ民族の複雑な２０００年の歴史を垣間見ることができる。
（写真は嘆きの壁を隔てた神殿の丘にあるイスラム教徒の聖地、岩のドーム）

エリア エルサレム(イスラエル)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 100万円以上
• 交通手段: 高速・路線バス

嘆きの壁。祈りを捧げる人が絶えない。

ユダヤ人地区の２０００年前からの繁華街、カルドの列柱。

嘆きの壁。

ユダヤ人地区の２０００年前からの繁華街、カルド。

イスラエル・タワー。

イスラエル・タワーから見る旧市街。

ホロコースト博物館。

ホロコースト博物館に展示されている写真。

ホロコースト博物館に展示されている写真。

オスカー・シンドラーの墓。

糞門。

ケデロンの谷にある預言者の墓。

ケデロンの谷にあるダビデ王の息子アブサロムの墓。

ケデロンの谷の墓。

オリーブ山から見るケデロンの谷と岩のドーム。

最も美しいといわれるダマスカス門。

ダビデの塔。

オリーブ山から見るケデロンの谷と岩のドーム。

ダビデの塔。

ダビデの塔。

旧市街を囲っている城壁。

ヤッフォ門。