2007/01/05 - 2007/01/05
6922位(同エリア11698件中)
井上@打浦橋@上海さん
- 井上@打浦橋@上海さんTOP
- 旅行記362冊
- クチコミ19件
- Q&A回答292件
- 2,192,006アクセス
- フォロワー85人
先日、浙江省の海寧市へ行ってきました。
目的は、最近出来た中国皮革城の見学です。いや、そこの情報を日本で知って、どうしてもそこへ行きたいという女性(Mさん)に付き添っていったのです。
Mさんは名古屋放送の女性技術スタッフでして、もう、上海で3度お会いしています。去年の1月には、彼女の仲間達と文廟の孔乙己酒家で大宴会をしたこともあります。
さて海寧市は、銭唐江の逆流で有名な観光地です。その逆流は9月のある時期でないと見られないものであって、観光地としては、通年客が呼べる訳ではありません。ある時期だけパッと花の咲く・・・そんなところです。ですが、昔から皮革関係の工場やら業者が集まってるところのようで、その部分で人を集めるところはあったようです。
私が逆流を見に行ったのは3年前だったか・・・・その時は、海寧駅周辺には、革製品を扱います商店がたくさんありました。
大きなビル数棟に、その商店がびっしり詰まっていました。今回行ってみましたら、もう寂れた感じでしたね。
駅から4kmほど離れたところに、新たにこのドデカイ中国皮革城なるものを造ってしまい、そこに、皆さん本拠を移してしまったからなんでしょうね。
PR
-
Mさんとは地下鉄1号線の陝西南路站の1号出口で、7時半に待ち合わせました。
そして、また地下鉄に乗り込み、上海南站まで行きました。
まずは、火車(列車)の当日チケット売り場へ。
売り場へ着いたのが7時44分です。
そうしましたら、海寧駅に止まる8時40分発はもう売り切れで、次は9時半までないと言うことで火車はあきらめました。 -
ということで、長距離バスターミナルへ。
ここからは、浙江省や江蘇省の各都市行きのバスがワンサカ出ています。
これが浙江省の各都市へ行くバスの時刻表です。
海寧行きは8時のはもう出てしまいましたので、8時50分発のバスのチケットを買いました。
料金は40元でした。 -
向こうに見えますのが8時50分発の海寧行きのバスです。
-
バスは空いています。
ただ今、9時6分です。
バスにはトイレがついてましたが、どうも使えないようでした。 -
嘉興でトイレ休憩です。
上海南站を出発したのが8時50分で、ただ今9時57分ですから、1時間チョイの地点ですね。
嘉興は既に浙江省です。粽が有名でして、この休憩ポイントにも粽が売っています。 -
海寧汽車站に着つきました。
ただ今、10時24分です。 -
海寧汽車站の前には三輪車が並んでいます。
まずは、帰りの火車のチケットを確保するため海寧火車站に向かいました。
タクシーを拾って行ったんですが、スグ近くでした。歩いても10分チョイだったでしょう。
ということでタクシーは基本料金の5元です。
上海の11元から比べますと、随分安いです。 -
海寧火車站に着きました。
ここにも三輪車が並びます。
ただ今、10時33分です。 -
コレが帰りのチケットです。
16時5分初の1342次列車です。
新空調硬座普通快速列車です。
無座ということですから指定席ではありません。
料金は15元ですね。
バスの40元から比べますとグッと安いです。
帰りの脚を確保して、安心して中国皮革城に向かいました。 -
中国皮革城に着きました。
海寧火車站からタクシーで10元でした。
雨模様の天気ですが、もう駐車場には車がズラーッと並んでます。
ただ今、10時40分です。 -
入ってみました。
もう、スゴイですね・・・ドデカイなんてもんじゃありません。
4階まであるらしいんですが、1階の通路を向こうまで見渡しても端が見えないくらいです。で、その両脇に店が並ぶんですから、店がありすぎで、もう、私なんか最初っから、1つ1つ店を見る気がしませんでした。
Mさんは、もう感激!!って言う感じでしたけど・・・。
私はここでMさんとは一旦お別れしました。
私は写真を撮るのが主目的、彼女は気に入った店を見つけたらジックリ製品をチェックと行動パターンが違いますので、お別れしたということです。 -
1階の平面案内図です。
1階だけでコレだけビッシリ店が詰まっています。
2階も、3階も店はビッシリです。
4階部分は、食堂などが入っていますので、売り場面積は小さくなります。
1階は箱包皮具・皮鞋手套・品牌箱包専売・旅游接待・銀行・客運托運。
2階は皮革服装・毛皮服装・拖鞋・超市・皮影戯庁。
3階は裘皮服装・名牌皮装。
4階は毛皮原材料・毛皮制品・演示庁・餐飲・倉儲・弁公室。 -
2006海寧中国皮革城の裘皮時尚品牌と皮装知名品牌と皮装時尚品牌と箱包皮具時尚品牌の一覧を示す看板の横には、中国建設銀行のATMが置いてあります。
-
1階は箱包皮具・皮鞋手套・品牌箱包専売・旅游接待・銀行・客運托運となってますので、バッグ類を扱う店が多いです。
各通路の名前には中国の地名が使われています。
ここは上海路と広州路が交わるところです。 -
ここはPLAYBOYと言う店ですね。
バッグ類を扱っています。 -
2階に来ました。
2階は皮革服装・毛皮服装・拖鞋・超市・皮影戯庁となっています。
各通路の名前には中国の省名が使われています。
ここは浙江路です。向こうの道は江蘇路です。 -
ここは2階のPLAYBOY(花花公子)ですね。
皮のスーツを扱っています。 -
2階にはコンビニもあります。これが超市ということでしょう。
そのほか、皮影戯庁・・・影絵(素材は皮です)を見せる小さな劇場もあります。 -
2階の広場に出てみました。
雪豹皮装と三星皮装の大きな広告看板が掛かっています。 -
そして外の駐車場を見ましたら、広大な駐車場は殆ど満杯です。
上海から来る客が多いんでしょうね。
そして、その殆どが、上海で革製品を扱う店を出店してる人たちなんでしょう。 -
3階に上がり下を見下ろしました。
1階にあります待ち合わせ休憩スペースが見えます。 -
3階は裘皮服装・名牌皮装となっています。
3階の通路名は世界の都市の名が使われています。
ここは倫敦路・・・ロンドン路ですね。
Scalareと言う店でしょうか。毛皮製品を扱ってるようです。 -
3階からまた1階を見下ろしました。
ここも待ち合わせ休憩スペースです。
こういったところが、もう1つありまして、全部で3つあるということです。 -
ここは伯林路(ベルリン路)と巴黎路(パリ路)が交わるところです。
この店は聖尼(SHEGNI)と言う店です。
ここも毛皮製品のようです。 -
最上部の4階に来ました。
屋根がガラス張りですので、非常に明るいです。
4階は毛皮原材料・毛皮制品・演示庁・餐飲・倉儲・弁公室となっています。 -
ここが演示庁ということなんでしょう。
バーゲンセールなどはここでするんでしょう。
向こうの店は毛皮原材料店なのか・・・・。 -
この演示庁の反対側のスペースは餐飲庁です。
ご覧のように食堂・レストランズラーッと並んでいます。 -
11時35分ですが、もう既に昼食を取る人で賑わっています。
-
Mさんには、先に駅に戻ってるから、と携帯電話で伝えて、私は中国皮革城をあとにしました。
-
駅を戻ろうとしてもタクシーが全然来ない。来てもどういうわけだか無視される。
と言うことで、バス停を探しました。
中国皮革城と向こうに見えます海洲大飯店の間を走るこの道・嘉海公路の右方向にバス停が見えましたので、そこへ向かいました。 -
これが嘉海公路沿いにありますバス停です。
まず、火車駅行きのバスはあるでしょう。 -
海寧火車站まで行くバスは全部で4路線。
15路、K15路、8路、T123路です。 -
私が乗ったのは、このバスです。
8路バスです。
料金は1元です。 -
海寧火車站に着きました。
これが乗ってきました8路バスです。 -
このK15路バスが海寧火車站から中国皮革城まで行く専用バスのようです。
-
海寧火車站近辺を散策しました。
この建物も皮革関連の店が入ってるんでしょう。
今では、もう寂しい感じでしたね。
3年前に来た時には、もっと賑わっていました。 -
運河沿いにも、皮革関連の工場や、原材料市場が並んでいます。
中国皮革城があります新興開発区に新しい皮革関連工場が出来ていますので、いずれ、このあたりの皮革関連設備も向こうに移るのかもしれません。 -
運河の反対側の様子です。
ここにも皮具精品区の表示が見えます。
なぜに、海寧は「皮」だったのか・・・・
20年前も、30年前もそうだったのか・・・それとも、もっと古いのか・・・・
いや、この10年のことなのか・・・。
私は、開放改革政策以後かなと思っていますが・・・。 -
また駅に戻ってきました。
-
駅の売店です。
カップ麺が目立ちます。
飲み物、お菓子、パン、ミカン、新聞。
嘉興の粽子も売っています。 -
構内の待合室の様子です。
Mさんは3時過ぎに駅に帰ってきました。
そのあと、近くのホテルの喫茶室でお茶などを飲んで時間をつぶしました。 -
我々が乗る列車は杭州発で斉斉哈尓まで行く1342次列車です。
乗車時間は16時から16時5分までの5分間。
杭州から斉斉哈尓までは2906km、15時20分に出発して翌々日の8時23分に着きます。
実に41時間3分です。
途中、上海南に17:36、蘇州に20:38、南京に23:35、徐州に翌日5:12、泰山には8:26、済南に9:24、天津に14:28、北戴河に17:37、葫芦島に19:52、通遼に翌々日1:19です。
海寧から上海南駅までの料金は空調快速で17元、空調普通快速で15元、普通快速で11元です。 -
1342次列車は寝台車もついています。
寝台車には軟臥と硬臥の2種類があり、座席は軟座と硬座があります。
我々は硬座の無座です。ですから席は早い者勝ちです。
私は硬座の列車なんて久しぶりです。彼女は勿論初めて。
改札が始まる頃の、異常な熱気に・・・井上さん、すごいですね、なんか、怖そうですね、みんな脇から前へ行ってしまってますよ、私達も前へ割り込みましょうよ・・・・・・。
いや、慌てるな・・・なんて言いながら、自分も気が気じゃない・・・・・。
さて改札始まりました、地下通路を我先に皆さん突っ走ります。大きなズタ袋を肩に担いだ人も、ドン臭いスーツケースを引いてる人も・・・・。ホームに出ましたら、もう、どこに立てばいいのか。つまり、出入り口箇所が決まっていないと言うか、表示されてないというか・・・つまり、我先に行った意味がないのです。
そのスッタモンダが終わり、皆さんホームに落ち着いた状態が、この写真です。
しかし、本当の争いはこのあとに始まるのです。そのクライマックスに向けて、皆さん鋭気を養ってるところです。
皆さん、荷物をたくさん抱えてるでしょう。 -
列車がホームに入ってきました。
さて出入り口が、どこになるのか・・・・
あっ、あのあたりだなとその位置が決まりそうなというソロソロ列車止まる頃になりますと、そこに皆さんが殺到。
私は、この辺の争いにめっぽう強いので、スグ、乗り込むのにいい位置を確保。
まずは乗務員が列車から出てきて、デカイ声で乗ろうとする連中に一喝。降りる人が先だ、といって体を張って、乗る人たちを抑え付けます。
降りる人がゾロゾロ、いつまで続くのかと思える頃、乗務員がゴーを掛けました。
私は、5番手くらいで乗り込みましたね。
ホームが低くて、列車に乗り込むには狭い階段を上らなきゃならない。となると荷物をたくさん抱えた人の後ろでは埒が明かない。ということで、その辺はうまく、前に割り込み、乗り込みました。そしてスグ席を確保。彼女の席も確保。
私のスグ後ろにいた彼女は、相当遅れて入ってきました。まあ、しゃあないですね・・・初めての体験ですから。 -
列車内は、席は勿論全て埋まっていましたが、満杯ではありませんでした。通路にまばらに立ってる人がいる、そんな感じですね。
車内の人達は、殆どが荷物を抱えています。
見たところ上海人は少ないようです。斉斉哈尓行きの列車ですから地方へ帰る人たちが多いのか・・・春節には、まだ日にちがあります。しかし、早めに帰る人たちなのか・・。
列車内にはテレビもありますし、明るいし、結構綺麗です。硬座の列車とは思えません。これじゃ、昔の軟座列車よりも上です。 -
混んでる車内ですが車内販売の台車が何度も通路を往復します。
それが来るたびに、通路を空けるために体を動かさなくてはならないので、もういい加減にして、という表情をしてる人もいました。
左の人は、先ほど回ってきました弁当売りから買った弁当を食っています。 -
我々が降りる上海南站の1つ手前の松江で乗り込んできた女性がたまたま運良く、私の席の前に座りました。彼女、大きなワンちゃんのぬいぐるみを抱えていまして、いかにも地方出身という感じの純朴な雰囲気。
君は、どこまでと聞きましたら、徐州までだと。イロイロ聞きましたら・・・松江でもう3年働いている。上海には今まで行ったことない。徐州は田舎で1年に1回帰る。14歳から、こうやって出稼ぎをしてる。北京でも働いていたことがある。今は21歳だ。
逆に彼女に、あなたは、どこの人なのと聞かれました。日本からだと答えましたら、エエ、ホントなのと言う感じで、ビックリしたような表情しまして、近くに立ってる彼氏に、この人達、日本人だって、と伝えていました。更に、日本で働けば、給料高いのと聞いてきましたので、給料も高いけど、トマトも1個6元はするよ、と言いましたらビックラこいていました。
南站に近づき、我々は立って、彼女に再見と言って別れを告げましたら、コレどうぞと、話梅を手渡されました。いくら断っても、持って行けという訳です。何かお返しにと考えましたが、何も持ち合わせていません。時間があれば住所を聞いて写真を送ると言う手もあったんですが、もう降りなくてはなりません。気がとがめながら、また再見といってお別れした次第です。
まあ、何と言いますか、純朴で、泣けてきましたね。こういった純朴の人達、中国にはワンサカいるんでしょうね。特に地方には・・・・。
左の女性が徐州まで行き、右の男性は済南までだそうです。 -
上海南站に着きました。
ただ今、17時32分です。
上海南站のホームは列車の出入り口のレベルと同じ高さになっていますので、荷物があっても乗降は楽です。
いずれ、どこのホームも、こういうふうになるでしょう。
さて、これで「海寧皮革城&斉斉哈尓行き列車」は終わりです。
最後にMさんが中国皮革城で買ったものを紹介します。
次の写真がそうです。 -
上海でお別れしてから2週間以上経った、昨日、日本で忙しく働いていますMさんに、メールをしました。
買ったブーツの写真と感想を知らせて、とお願いしたわけです。そして、メールで送られてきたのが、この写真と下記の返事です。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■
ブーツは、100元くらいからありますが、
なんじゃこりゃ?というものも多く、
気に入ったこのブーツは(400元→)260元でした。
それでも日本で買う値段の、5分の1くらいですよ。
オリーブグリーンの、柔らかい牛革で、
ビンテージ加工がしてあります。
裏起毛で暖かく、履き心地も上々です!
■■■■■■■■■■■■■■■■■■
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
49