2005/10 - 2005/10
13位(同エリア17件中)
漣さん
リトアニアの西端。何故かドイツ人旅行者が多いと聞くクルシュー砂州。リトアニア側で最南端に位置するニダの村へと足を伸ばしてみました。
ヴィリニュスから対岸の町まで夜行列車で到着。まだ仄暗い空を見つめると、寝惚け眼もはっきりと覚める。
秋も終わりに近づく海の風は冷たくて、一縷の不安を煽った。本土から10分程。フェリーの発着時間を一切無視したバスの時刻。小雨が降る中、30分のバス待ち。
あんなに船で見た乗客がバスを待つうち、一人、また一人と迎えの車に乗って消えていく。残ったのは自分の他、住民と見える数人の男女。
えっ、観光客ってひょっとして自分ひとり?
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ロシアの不凍港と国境を接する巨大な砂州。巨人が作り上げたという伝説が残るこの砂州は多くの人を惹き付けましたが、砂の進行を食い止めていた森に大規模な伐採の脅威が進んだ結果、人類に対して牙を向き始めました。
そんな時立ち上がったのが砂州内の村の一郵便局長。彼に始まる植林作業により砂漠化の進行は止まり、現在の姿が形成されました。
クルシュー砂州にはこんな細い針葉樹林が延々と広がっています。 -
ニダの村からクルシュー砂州の代表とも言える景色を見られる場所へと歩みを進める。その途中で発見した世界遺産の碑。
クルシュー砂州は以下の基準で世界遺産に登録されている。
()クルシュー砂州は海風や潮汐といった自然の力の変わらぬ脅威の下にある砂丘の景観の顕著な例である。
生存に脅威を与えた破滅的な人的干渉の後、砂州は19世紀以降に始められ現代まで続く大規模な保護・安定作業によって救われた。
※ユネスコのHPに記載されているものの私訳です。 -
砂丘に登り先へと進む。この数キロ先はロシアとの国境。このまま、ロシアへ突入してしまおうか。見張りなんていないだろ。
そんな気持ちを引き起こさせるほど、人の気配を全く感じさせない静寂の世界。 -
時間的には11時頃。こんな風景を見ちゃうと自然の驚異を感じざるを得ない。
さて、そろそろ昼御飯だ。ここは漁村だから魚料理が美味いんだろうな。腹が鳴る、これも自然の成り行き。よくできている。 -
ニダの村へと戻ると、レストランを探す。バス停前のレストランを見つけ、鮭のグリルを頼む。時間かかるよと言われ、構わないと言ったが運の尽き。40分もかかってようやく出てきた。バスの時間まであと10分もない。朝に感じた一縷の不安はこれかい。
ええい、ままよ。丸呑みに近い食べっぷりを披露。いまならフードファイターの気持ちが分かるってもんだ。これが。
えっ、違いますか。どうも失礼しました。
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