2007/01/08 - 2007/01/08
598位(同エリア636件中)
もろずみさん
平地ウォーカーも時にはアルピニストに変身。
実はウォーキングの原点は奥武蔵の山々です。もう昔のことですが、飯能から稜線を辿って秩父盆地まで歩き通しました。もちろん何回かに分けてですが・・・。
惜しいかな、当時はカメラも持ってなかったしメモ程度の記録しか残っていません。
山行記というほどではありませんが、今回はせっかく写真を撮ってきたのでレポートにまとめておきましょう。
もしかしたら奥武蔵縦走を再びやるかも知れません。(やらないかも知れませんけど)
まずは奥武蔵縦走路の入り口の天覧山から。
低山とは言え、汗をかいて登ってみれば実に清々しい気分になります。その上晴れた日には素晴らしい展望。
山が好きな人の気持ちはよくわかります。でも登山(特に単独行)は極めてストイックな趣味だということもしみじみ感じました。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 私鉄 徒歩
-
加藤文太郎の「単独行」を読んでいたら、(誰でもそうでしょうが)無性に山に登りたくなりました。
とは言っても季節は冬。まさかいきなり冬山に登るというわけにはいきません。大体、勾配のある山道は苦手ですから・・・。 -
飯能駅に降り立ったのは10:45。素晴らしい天気。
町を抜けて行くとスタート地点に建つのは「鉄腕アトム」像。ららら科学の子であった少年時代に戻りたい。
そんなノスタルジックな思いを抱いて山歩きに挑戦です。 -
天覧山の山麓に建つ古刹「能仁寺」にお詣り。
このお寺は慶応4年の飯能戦争で幕府軍が立て籠もった戦場です。砲撃により消失し昭和になって再建されました。
紅葉の名所として何度か来たことがありますが、今日は時期はずれ。 -
早速アタックルートを登り始めます。
まずは緩やかな道を辿って中段の広場に出ました。
ここから山道に入っていくわけですが、久しぶりなので不安でいっぱい。気を引き締めて。 -
天覧山は昔は羅漢山と呼ばれていました。その謂われの元となった十六羅漢が途中にありました。
-
小学校の遠足から何度も登っている山です。
何が面白いかというと、超低山なのにこんな岩場を乗り越えていかなければなりません。
クライミングの醍醐味を味わえます。 -
程々に息があがり始めた頃に登頂!
標高195Mの山頂です。 -
頂上はコンクリート造りの展望台になってます。風情は今いちですけど眺望は抜群。山は晴れた日に来ないとダメですね。
この景色を見るだけで山道を登ってきた甲斐があるというものです。 -
お弁当を広げている先客もいましたが時間的にまだ早い。
このまま下るのも惜しいので、縦走することにしました。
右は高麗峠を越えて宮沢湖への道、左は多峯主山への縦走ルートです。ここは迷わず(?)左へ。 -
下りきると広いところに出ます。周囲を山に囲まれた谷底のような所です。
なかなか変化に富んだ道です。 -
でもすぐに登りになります。
だらだらと続く坂道は見返り坂と呼ばれています。
昔、鎌倉を逃れた義経一行を追って常磐御前がこの道に差し掛かった時、あまりの景色の素晴らしさから何度も振り返ったとか・・・。 -
道の脇に生い茂る笹はこの辺りだけのもので「飯能笹」と呼ばれます。
葉が手のひらが開いたようについているのが特徴。 -
気持ちのよい尾根道に出ました。
途中で何人か下ってくる人たちとすれ違いました。「こんにちは」と自然に挨拶が出てきます。
今日は小春日ですが冬場の日差しは影が長いです。 -
見上げれば澄み切った青空。
冬枯れの尾根道は明るいです。夏場は緑が空を隠しているので、実は奥武蔵辺りの山道は冬場の方が歩きやすいのです。 -
これが「よし竹」です。細い竹ですが言い伝えがあります。
常磐御前が細身の竹杖をついてこの道を歩きつつ、過ぎ去った短かった栄華を思い出して「源氏ふたたび栄えるならこの杖よし竹となれ」と持っていた杖をこの地に差しました。それが根付いて「よし竹」となったそうです。
その竹も絶滅の危機に瀕しています。 -
尾根道を辿っていくと、あと少しで山頂という所に「雨乞池」があります。
山の上の小さな池なのに枯れることがないという不思議な池です。 -
山頂への急坂は足元を見ながらの胸突き八丁。ふと見れば霜柱が立っていました。
最近はアスファルトの道ばかりになって霜柱を見る機会もずいぶん減りました。何だが懐かしくて立ち止まってしまいました。 -
最後の一踏ん張りで多峯主山の山頂に到着。
今日の2座目の登頂です。標高は271M。 -
天覧山にも増して見事な展望が得られます。高くても展望のない山もありますが、これだけ見事なら低い山で十分じゃないですか!
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少し霞みがかっていますが、水墨画のような濃淡で描かれた絶景。パノラマ風に撮ってみました。
どうぞクリックしてください。 -
ここは東西南の3方が開けています。
西に目を向けると奥武蔵のなだらかな稜線が秩父の武甲山に向かって伸びているのがわかります。
ムラムラとこの稜線を辿って秩父まで歩き通したいという欲望に駆られます。本気でやるかな・・・。 -
景色も良いし、日差しもあって寒くもなし。時間も良いのでここでお弁当にします。
ベンチは先客の家族連れに占められていました。冬でも人気の山なのですね。 -
さてひと休みして元気回復。
ここから北ルートをとれば高麗に降りられます。南ルートは御岳八幡神社の参道を下って吾妻峡へと降ります。
今日は南ルートをとることにします。 -
少し行くと御岳八幡神社の小さな社がちょこんと建っています。
申し訳程度の注連縄はまだ新しい。新年ですからね。 -
神社の下にこれまた申し訳程度のケルン。
子供が積んだのでしょうか、不安定な感じ。 -
九十九折れの坂道を下って行きます。下りは慣れないとすぐ膝にきて辛いです。
トレーニング不足を痛感します。山は時々やらないといけません。 -
下りきって里道に出ます。
どこからか水音が聞こえてきたので降りて行くと小さな滝。
こんな所でひと休みしてスローシャッターの練習。 -
あとは流れに沿ってぶらぶらと。
もう登りはないので余裕が出てきました。
歩いているとポカポカと暖かいです。 -
広い道に出たら標識に従って民家を抜けて入間川へと降りてみます。
飛び石のドレミファ橋がある所が吾妻峡。結構川幅は広いし流れも早いです。 -
昼下がりですがすでにここは日陰。じっとしていると寒くなります。
なかなかの渓谷美。秋の紅葉に良さそうですが、どうなのでしょう? -
ここから飯能市内まで3km。舗装路歩きです。
途中に八見堂という古いお堂がありました。
何となく鄙びた所なのですが、道路を拡幅してしまったので里道歩きの風情は半減していました。 -
飯能河原に出て一本橋で対岸に渡ります。
ここが実質的なゴール地点。結構楽しめるコースでした。
コースタイムは標準3時間弱のところ、4時間近くかかりました。そんなに歩くのが遅くなったのかなぁとガッカリ。
でもまぁ、写真を撮りながらだったしねぇ。 -
河原を飛び回っているセキレイを撮ってみました。
今日のお供はポケットサイズのデジカメですので、鳥見にはちょっと厳しい。
カワセミもいるはずですが出てきませんでした。 -
ということで奥武蔵の入り口にあたる天覧山・多峯主山縦走コースを完歩しました。久々の充実感。
冬枯れの日溜まり尾根道がメインで、花を見つけることはできませんでした。季節を変えればいろいろな山野草を見つけられるでしょう。
奥武蔵は低山ばかりですが、その割に変化に富んでいて楽しめるフィールドです。これを期に全山縦走してみるのも楽しいかも知れませんね。
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