世界の絶景を求めて！2006年アメリカ西海岸旅行記?

2006/04/27 - 2006/05/05

テレビを見ていたとき、目に飛び込んできたのが
『ヨセミテ国立公園』だった。
青い空にすっとそびえ立つ山のような岩肌
ロッククライマーの聖地といわれる場所だという

いつの間にか、言葉を失い、二人で食い入るように画面を見つめていた
「すごい、アメリカにはこんな場所もあるんだね」
わずか10分ほどの映像にすっかり心を奪われてしまった

それ以来、旅行計画を立てるたびにヨセミテの話題は出るが
なんとなく行きそびれていた。

ある日、ネットでヨセミテの旅行記を読んでいたら
園内にあるヨセミテ滝は雪解け水を水源としている為、
春が満水で夏には枯れてしまうという
世界５位の落差を誇る滝は、迫力ある姿で拝んでみたかった。
これはＧＷに行くしかない！と決めて、すぐに航空券を探した

あれから約三ヶ月.
今日はやっと憧れの地に降り立つ。
一体どんな風景が待っているのだろう

エリア ヨセミテ国立公園周辺(アメリカ)

当初、L.A.からサンフランシスコへ飛行機で移動してからヨセミテへ向かう予定だったが
それでは費用も時間もかかりすぎる気がしていた。
試しにインターネットで経路検索してみると
ロスからヨセミテまでは315マイル。6時間弱で到着するという。
車で行けない距離ではない
夫に話してみると「何だ、思ったより近いじゃん。それぐらいなら車で行こう」
あっさり車に決定♪

朝、７時前に宿を出て、一路ヨセミテへ
最初はフリーウェイで楽々。
でも、数時間走ってもあまり景色が変わらない。

お昼頃、見慣れぬ看板に誘われて寄ったホテル
Chukchansi gold resort & casino
中はスロットマシーンだらけで、たくさんの人が居た。
私達はカフェでお昼を食べた後、少し散歩
山の中にあるせいか、空気が澄んでいて気持ち良い。
ドライブの途中でよい気分転換になった。

ヨセミテに近づくにつれ、道端にゴツゴツとした岩が増えてきた。
近くを流れる川は凄い勢いで流れている。
まるで滝みたい。

園内に入ると、
どこを見ても大きな岩肌と木の調和が見事で、
あまりのスケールの大きさにクラクラしてしまう

今回泊まった宿は
Yosemite Lodge
園内の宿は人気の為、オフィシャルHpでは予約ができなかったので
JTBで宿だけ確保。
手数料のせいか、少し高かったけれど、園内に泊まれたので満足。
園内には熊が出るというので、チェックインの際に
「車内には何も残さないように」という説明を受けた後
書類にサインをする必要がある

部屋で休んでいると、カリカリと壁を引っかく音がした
まさか･･･熊!?
と思って外を覗いて見たら、犯人はコイツ。
園内にはリスがたくさん居て、あちこち駆けずり回っている
可愛いけど、脅かさないでよ〜！

Yosemite Lodgeはヨセミテ滝の近くにあるため、
部屋を出て、少し歩くだけで滝が見える。
かなり離れた場所からでも見応え十分

どうせなら、滝つぼを見てみたくて
前日の夕方にトライしてみたけれど
かなり手前から凄い水しぶき。
気温がどんどん下がっていく中、濡れるのはまずいと判断して諦めた

仕切り直しの今日は
レインコードを着て、水中カメラ持参で再挑戦
水しぶきでびしょぬれになりながら着いた先には
虹がかかった滝が見えた。
ものすごい轟音でお互いの声も良く聞こえない中、夫が叫んだ
「虹だよ。頭の上に虹が架かってる！」

こんなにも滝の近くに寄ったのは初めて。
びしょ濡れになりながら、滝の音に耳を傾けると
大地を揺らす鼓動を感じた

マイナスイオンをたっぷり浴びたけれど
冷えてきたので退散。
帰る途中、私たちのあまりの濡れっぷりに
すれ違った家族は驚いていた

きっと、Ｔシャツと短パンじゃ寒いと思うよ・・・。

園内をドライブがてらAhwahnee hotelを見学。
石造りの建物が、園内の景色と見事に調和している。
全体的に古い建物だが、落ち着いた雰囲気

ホテルの庭を散歩していたら、リスが居たので写真を撮ろうとしたら
私達の方へ歩いてきて、しばらく止まってくれた
もしかして写真慣れしている？

一つぐらいトレイルを歩いてみようと
ミラーレイク・トレイルへ
着いた先にあったのは、確かに鏡の様な湖

やっぱりヨセミテといえばこの景色
トンネル・ビューは大人気の為、凄い人だかり
人混みから少し離れて、傍らの夫を見上げるが、感動で言葉が出てこない

岩を見て言葉を失う瞬間があるなんて、今まで知らなかった
ヨセミテはテレビで見たよりもはるかに大きく、感動的な場所だった
また、絶対に来よう。
今度は両親を連れて