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大分県の山間部にある町、日田へ行ってきた。<br />日田はかつて天領として栄えた町。<br />天領は日本全国あちこちにあるが、「天領」の二文字をこれほど見かける町はそれほど多くない。<br />そう自慢するだけあって、旧市街地には古い街並みが大事に残されていた。

「天領」日田へ行く

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2006/12/30 - 2006/12/30

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STAMP MANIA

STAMP MANIAさん

大分県の山間部にある町、日田へ行ってきた。
日田はかつて天領として栄えた町。
天領は日本全国あちこちにあるが、「天領」の二文字をこれほど見かける町はそれほど多くない。
そう自慢するだけあって、旧市街地には古い街並みが大事に残されていた。

  • 小倉駅から「日田彦山線」というローカル線に乗って日田へ向かう。<br />やってきた列車はキハ147系というディーゼルカーの2両編成。<br />キハ147とは聞き慣れない形式だが、後で調べたらキハ47のエンジンを換装したものらしい。<br />外観や客室はキハ47と変わりない。<br />キハ47はここに来る途中、山陰に寄り道して何度か乗ったが、リニューアル改造されているものが多かった。<br />しかし、小倉から乗った車両は国鉄型全開!だった。<br />くすんだ内装にステンレス剥き出しのトイレなど、子供の頃に乗った列車そのままだった。<br />変わったのは冷房が付いたのと、最低限のワンマン化改造がされていることくらいか。<br />それにしても、ドアの半自動化改造くらいはしてほしかった。<br />意外と気付かないが、北九州は日本海側なので、冬は結構寒い。<br />その上、山間部を走るので、かなり寒い思いをした。<br />日田から久留米まで乗った比較的新しい車両にも、半自動機能は付いていなかったようだ。

    小倉駅から「日田彦山線」というローカル線に乗って日田へ向かう。
    やってきた列車はキハ147系というディーゼルカーの2両編成。
    キハ147とは聞き慣れない形式だが、後で調べたらキハ47のエンジンを換装したものらしい。
    外観や客室はキハ47と変わりない。
    キハ47はここに来る途中、山陰に寄り道して何度か乗ったが、リニューアル改造されているものが多かった。
    しかし、小倉から乗った車両は国鉄型全開!だった。
    くすんだ内装にステンレス剥き出しのトイレなど、子供の頃に乗った列車そのままだった。
    変わったのは冷房が付いたのと、最低限のワンマン化改造がされていることくらいか。
    それにしても、ドアの半自動化改造くらいはしてほしかった。
    意外と気付かないが、北九州は日本海側なので、冬は結構寒い。
    その上、山間部を走るので、かなり寒い思いをした。
    日田から久留米まで乗った比較的新しい車両にも、半自動機能は付いていなかったようだ。

  • 驚いたのは列車側面の行先表示。<br />フルカラーLEDまで登場した時代に、昔ながらの行先表示板を使っていた。<br />小倉駅に列車が到着した時、ホームとは反対側のドアも開いていたので、何事かと思ったら、職員がドアから身を乗り出して行先表示板を裏返していた。<br />国鉄型の聖地と言われている中国地方でも、行先表示は幕かLEDに交換されているはず。<br />まさかこんな所で国鉄スタイルが見られるとは思わなかった。<br />昭和ブームに乗っかって、JR九州でもレトロ調列車を走らせているらしいが、こちらこそ正真正銘の昭和の列車だ。<br /><br />列車は筑豊の旧炭鉱地帯を走る。<br />車窓風景はローカル線にしては賑やかで、通過する町もそれほど田舎っぽくない。<br />無人のアパート群がかつての繁栄を物語っている。

    驚いたのは列車側面の行先表示。
    フルカラーLEDまで登場した時代に、昔ながらの行先表示板を使っていた。
    小倉駅に列車が到着した時、ホームとは反対側のドアも開いていたので、何事かと思ったら、職員がドアから身を乗り出して行先表示板を裏返していた。
    国鉄型の聖地と言われている中国地方でも、行先表示は幕かLEDに交換されているはず。
    まさかこんな所で国鉄スタイルが見られるとは思わなかった。
    昭和ブームに乗っかって、JR九州でもレトロ調列車を走らせているらしいが、こちらこそ正真正銘の昭和の列車だ。

    列車は筑豊の旧炭鉱地帯を走る。
    車窓風景はローカル線にしては賑やかで、通過する町もそれほど田舎っぽくない。
    無人のアパート群がかつての繁栄を物語っている。

  • やっと車窓風景がローカル線らしくなってくると、やがてトンネルで山を越え、大分県に入る。<br />小倉駅から2時間以上かけて日田駅に到着。

    やっと車窓風景がローカル線らしくなってくると、やがてトンネルで山を越え、大分県に入る。
    小倉駅から2時間以上かけて日田駅に到着。

  • 古い街並みが残る豆田地区へは、駅から北西へ徒歩20分程。<br />バスやレンタサイクルもあるらしいが、歩いてみた。<br /><br />写真は、天領日田資料館前の案内標識。<br />景観に溶け込んでいて良いと思う。

    古い街並みが残る豆田地区へは、駅から北西へ徒歩20分程。
    バスやレンタサイクルもあるらしいが、歩いてみた。

    写真は、天領日田資料館前の案内標識。
    景観に溶け込んでいて良いと思う。

  • 「みゆき通り」南端あたり。<br />ここから北方面が観光のメイン。<br />全国どこでも、街並み保存地区の建物は、観光客向けの資料館や土産屋、食事処などが多い。<br />確かに日田でもそういう建物が多いが、普通の商店として現役で頑張っている所も多かった。<br />今でも生きている保存地区だと思う。

    「みゆき通り」南端あたり。
    ここから北方面が観光のメイン。
    全国どこでも、街並み保存地区の建物は、観光客向けの資料館や土産屋、食事処などが多い。
    確かに日田でもそういう建物が多いが、普通の商店として現役で頑張っている所も多かった。
    今でも生きている保存地区だと思う。

  • メインストリートである南北にに走る道「みゆき通り」も良いが、東西の狭い道も面白い。<br /><br />写真は廣瀬資料館付近。

    メインストリートである南北にに走る道「みゆき通り」も良いが、東西の狭い道も面白い。

    写真は廣瀬資料館付近。

  • 街中では水路をよく見かける。<br />水路のある風景は好きだ。

    街中では水路をよく見かける。
    水路のある風景は好きだ。

  • 帰りも駅まで歩いて戻る。<br />こちらは日田駅近くにあるごく普通の商店街。

    帰りも駅まで歩いて戻る。
    こちらは日田駅近くにあるごく普通の商店街。

  • 日田駅から久大本線で久留米駅へ。<br />「本線」などという大仰な名前が付いているが、実態はローカル線。<br /><br />やって来た車両は「YELLOW ONE MAN DIESEL CAR」というレタリングの施されたキハ125という車両。<br />黄色一色の塗装はちょっと過激。<br />出入口は何故か折戸、内装もさえないローカル線型セミクロスシートだが、製造初年はJR九州主力のキハ200より新しいらしい。<br />どう見てもグレードダウンしている。

    日田駅から久大本線で久留米駅へ。
    「本線」などという大仰な名前が付いているが、実態はローカル線。

    やって来た車両は「YELLOW ONE MAN DIESEL CAR」というレタリングの施されたキハ125という車両。
    黄色一色の塗装はちょっと過激。
    出入口は何故か折戸、内装もさえないローカル線型セミクロスシートだが、製造初年はJR九州主力のキハ200より新しいらしい。
    どう見てもグレードダウンしている。

  • 日田駅を出発。<br />久大本線の看板列車「ゆふいんの森」が大分方面に向かって出て行った。<br />しばらくは盆地ののどかな風景の中を走る。

    日田駅を出発。
    久大本線の看板列車「ゆふいんの森」が大分方面に向かって出て行った。
    しばらくは盆地ののどかな風景の中を走る。

  • 光岡駅。<br />これで「てるおか」と読む。<br />九州の地名は漢字の読み方が変わっているものが多い。<br /><br />九州らしい雄大な風景。

    光岡駅。
    これで「てるおか」と読む。
    九州の地名は漢字の読み方が変わっているものが多い。

    九州らしい雄大な風景。

  • 光岡駅を過ぎると、次第に山中に分け入る。<br />川に沿って走る線路は、山の斜面にへばり付き、右に左にカーブしながら走る。<br />「ゆふいんの森」の展望車から眺めてみたい景色だ。<br /><br />夜明駅は往路で乗って来た日田彦山線との分岐駅。<br />山間の小駅といった雰囲気。

    光岡駅を過ぎると、次第に山中に分け入る。
    川に沿って走る線路は、山の斜面にへばり付き、右に左にカーブしながら走る。
    「ゆふいんの森」の展望車から眺めてみたい景色だ。

    夜明駅は往路で乗って来た日田彦山線との分岐駅。
    山間の小駅といった雰囲気。

  • 県境を越えると、やがて列車は筑紫平野のだだっ広い景色の中を走る。<br />長〜い直線区間が気持ち良い。<br /><br />写真は、うきは駅。<br />写っているのはキハ200だと思うが、前面の行先表示LEDが異様に大きい。<br />確かにこの方が見易いが、デザイン的には微妙だ。

    県境を越えると、やがて列車は筑紫平野のだだっ広い景色の中を走る。
    長〜い直線区間が気持ち良い。

    写真は、うきは駅。
    写っているのはキハ200だと思うが、前面の行先表示LEDが異様に大きい。
    確かにこの方が見易いが、デザイン的には微妙だ。

  • 九州のローカル線でよく見かけるマナーステッカー。<br />乗降扉の客室側に貼られている。<br />写真は熊本地区の815系のものだが、久大本線の車内にも同じものがあった。<br />携帯電話や着席姿勢などのマナーステッカーはどこにでもあるが、「床に座らないでください」なんて初めて見た。<br />このピクトグラムだけで何のステッカーか分かる人は少ないのではないか。

    九州のローカル線でよく見かけるマナーステッカー。
    乗降扉の客室側に貼られている。
    写真は熊本地区の815系のものだが、久大本線の車内にも同じものがあった。
    携帯電話や着席姿勢などのマナーステッカーはどこにでもあるが、「床に座らないでください」なんて初めて見た。
    このピクトグラムだけで何のステッカーか分かる人は少ないのではないか。

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