1976/03 - 1976/03
40位(同エリア85件中)
ソフィさん
1976年3月00日
前任者が帰国した次の日に、私は初めての事務所に、不安を抱えながら初出勤した。
事務所までの道は、あらかじめ下見をしておいたので、ひとりで運転しても不安はなかった。
キンシャサの東西を横断する大通り「トラント・ジュアン」を走れば、5分あまりの近さである。
人気のない個室の事務室に入ってしばらくすると、日本人のナンバースリーである計画課長がやって来た。
ナンバーツーの副理事長は、任期終了を間近に控えて、私の懇請にもかかわらず旅行のため不在だ。
「私がいてもいなくても、この硬直した状況では同じですよ」
多分彼の言うとおりだろうと思ったので、出発を許したが、一番情報に詳しい彼がいないので心細い。
計画課長の報告では、ザイール人は思っていたほど動揺していない。
おそらく彼らは日本人側につくだろうとの、見通しである。
ヨーロッパ人たちは、自分たちの事務所に、「本日から理事長が不在なので、港湾の責任者であるフランス人が取りあえず代行する」旨の張り紙を出しているそうだ。
OEBKは、三つの建物に分かれていて、ザイール人主体の総務、日本人主体の鉄道、ヨーロッパ人主体の港湾が、それぞれに陣取っている。
いずれも植民地時代の住宅の名残で、住居に適した間取りの二階建てだ。
私の事務室は、総務の建物の二階にあった。
私はしばらくして、鉄道部門の建物に行ってみた。
ここには、日本人と大学を出たてのザイール人の技師が数名ずついる。
私は、若手のザイール人の目の光が、足らないように思えた。
明治のはじめ、日本人の若手技師は、雇われ外人の技術を学ぼうと、もっと目の色を変えていたはずだ。
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