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 薄暗い教会の中に強烈な光が正門から差し込んだせいで、教会内で目が眩み、外界を見る事ができたのは、正門に達してからだ。そこには驚くべき光景があった。観光客がバッハの曲に誘われ、正門付近をグルリと囲み、我々が教会から現れるとオオーッと歓声があがり、拍手に包まれた。そしてまるで芸能人でも撮っているかのように我々をカメラで撮ったり、ビデオを回した。<br /><br /> 我々を囲んだ人達の中には日本の某有名旅行社のツアーで来訪していた人達もおり、我々が日本人だとわかると、ツアーの方々から日本語で祝福の言葉も頂いた。挙式前、大きな教会で家族と友人達だけのこじんまりとした挙式なので、寂しいかなと思っていたが、この教会前で偶然こうして出くわした人達から祝福を受けたのはとても嬉しく、幸せに感じたし、この光景は生涯忘れる事はないだろう。なんといっても訪れた世界中の観光客から祝福をうけたのだから。<br /> その後妻と自分はリムジンに、家族達はミニバスに乗り会食へと向かった。式も終わり自分はようやく一つ肩の荷がおり、解放感に包まれた。リムジンに用意されたシャンパンを手にとり、機嫌良くスポンッと開け、自分、妻、そして車に乗り込んだ妹で乾杯した。革張りのリムジンのソファに座り、シャンパングラスを手に持つ。そして窓から鎖橋、アンドラーシ通りを眺める。何て贅沢なことをしているのだろうか!普段とはかけ離れたこの時間は、時限的にフランツ・ヨーゼフになった気分だ。<br /><br /> 車は英雄広場の横を抜け、グンデルに到着した。グンデルはハンガリー随一のレストランとして知られている。ハンガリーに訪れた各国首脳や著名人が訪れるという、格式あるレストランだ。ハンガリーに滞在するなら一度は行きたいレストランである。我々はレストランの扉前に立っているウェイターに案内されるまま二階へと進んだ。二階は個室がいくつか並んでおり、自分達は「アンドレアの間」に通された。<br /> 席に着き暫くするとまずスパークリングワインが注がれ、義父の音頭で乾杯が終わるとグンデルのラベルが貼られたトカイワインが注がれた。トカイワインはジュースのように甘いのが特徴の貴腐ワイン、ルイ14世に「ワインの王、王のワイン」と言わしめたのは有名な話だ。<br /><br /> 料理は前菜から始まり、頃合を見計らいながら配膳されて行く。メインはステーキだったが、日本のそれと違って脂肪分が少ないので幾分固めだ。ヨーロッパでは和牛のように脂肪分の多い肉は余り好まれていないが、ハンガリーに在住する彼女の友人の話では、日本人にはかなり固く感じるが、このステーキはハンガリーでは特に柔らかいのだと言う。<br /><br /> 食事の中でハンガリーらしいと感じたのはワインが三回出る事。デザートの時も甘口のトカイワインが出される。ワインが甘いのでデザートと良くあうのだ。<br /> 料理も結局食べ切れぬほど配膳され、それを見ながら家族で「テイクアウトはできないのか?」と言ってるあたりがいかにも庶民らしい。料理はどれも美味しかったが肝心のメインの肉料理が、両親達からすると少し固く食べにくかったようだ。デザートを食べた後、苦みの効いたコーヒーでコース料理は締めくくられた。念願叶ったグンデルでの食事は、雰囲気だけで酔いしれた。またいつかここで食事をしてみたい。

家族9人で新婚旅行~マーチャーシュ教会挙式その08グンデル編

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2005/10/04 - 2005/10/15

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worldspan

worldspanさん

 薄暗い教会の中に強烈な光が正門から差し込んだせいで、教会内で目が眩み、外界を見る事ができたのは、正門に達してからだ。そこには驚くべき光景があった。観光客がバッハの曲に誘われ、正門付近をグルリと囲み、我々が教会から現れるとオオーッと歓声があがり、拍手に包まれた。そしてまるで芸能人でも撮っているかのように我々をカメラで撮ったり、ビデオを回した。

 我々を囲んだ人達の中には日本の某有名旅行社のツアーで来訪していた人達もおり、我々が日本人だとわかると、ツアーの方々から日本語で祝福の言葉も頂いた。挙式前、大きな教会で家族と友人達だけのこじんまりとした挙式なので、寂しいかなと思っていたが、この教会前で偶然こうして出くわした人達から祝福を受けたのはとても嬉しく、幸せに感じたし、この光景は生涯忘れる事はないだろう。なんといっても訪れた世界中の観光客から祝福をうけたのだから。
 その後妻と自分はリムジンに、家族達はミニバスに乗り会食へと向かった。式も終わり自分はようやく一つ肩の荷がおり、解放感に包まれた。リムジンに用意されたシャンパンを手にとり、機嫌良くスポンッと開け、自分、妻、そして車に乗り込んだ妹で乾杯した。革張りのリムジンのソファに座り、シャンパングラスを手に持つ。そして窓から鎖橋、アンドラーシ通りを眺める。何て贅沢なことをしているのだろうか!普段とはかけ離れたこの時間は、時限的にフランツ・ヨーゼフになった気分だ。

 車は英雄広場の横を抜け、グンデルに到着した。グンデルはハンガリー随一のレストランとして知られている。ハンガリーに訪れた各国首脳や著名人が訪れるという、格式あるレストランだ。ハンガリーに滞在するなら一度は行きたいレストランである。我々はレストランの扉前に立っているウェイターに案内されるまま二階へと進んだ。二階は個室がいくつか並んでおり、自分達は「アンドレアの間」に通された。
 席に着き暫くするとまずスパークリングワインが注がれ、義父の音頭で乾杯が終わるとグンデルのラベルが貼られたトカイワインが注がれた。トカイワインはジュースのように甘いのが特徴の貴腐ワイン、ルイ14世に「ワインの王、王のワイン」と言わしめたのは有名な話だ。

 料理は前菜から始まり、頃合を見計らいながら配膳されて行く。メインはステーキだったが、日本のそれと違って脂肪分が少ないので幾分固めだ。ヨーロッパでは和牛のように脂肪分の多い肉は余り好まれていないが、ハンガリーに在住する彼女の友人の話では、日本人にはかなり固く感じるが、このステーキはハンガリーでは特に柔らかいのだと言う。

 食事の中でハンガリーらしいと感じたのはワインが三回出る事。デザートの時も甘口のトカイワインが出される。ワインが甘いのでデザートと良くあうのだ。
 料理も結局食べ切れぬほど配膳され、それを見ながら家族で「テイクアウトはできないのか?」と言ってるあたりがいかにも庶民らしい。料理はどれも美味しかったが肝心のメインの肉料理が、両親達からすると少し固く食べにくかったようだ。デザートを食べた後、苦みの効いたコーヒーでコース料理は締めくくられた。念願叶ったグンデルでの食事は、雰囲気だけで酔いしれた。またいつかここで食事をしてみたい。

同行者
家族旅行
交通手段
鉄道 高速・路線バス
航空会社
エミレーツ航空
  • グンデルのコース料理の一つです。個室で食べるとまた雰囲気も違います。

    グンデルのコース料理の一つです。個室で食べるとまた雰囲気も違います。

  • 上品な絵です

    上品な絵です

  •  マーチャーシュ教会の裏手にある漁夫の砦です

    マーチャーシュ教会の裏手にある漁夫の砦です

  • 結婚式後、漁夫の砦の広場に位置する初代国王イシュトバーンの銅像前で記念撮影をしている時が一番ギャラリーに囲まれてしまいました(苦笑)

    結婚式後、漁夫の砦の広場に位置する初代国王イシュトバーンの銅像前で記念撮影をしている時が一番ギャラリーに囲まれてしまいました(苦笑)

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