ふらり八重山?

2006/11/01 - 2006/11/06

西表島では、日本最南端の西表島温泉と、マングローブ＆ピナイサーラの滝探検のカヌーツアーに参加。宿は「民宿マリウド」。
ほんとは２泊の予定だったけど、石垣祭りで花火が見れると聞いて、急遽石垣に戻ったため１泊しかできなかったのはちょっと残念。
西表島はその大半がジャングルで人間が住んでいるのはほんの一部。大自然は人間なんてお構いなしに力強く立派に生きていて、「自然を守ろう」なんて言うのはおこがましい言い草で、ほんとは「汚さないでいい子にするから片隅に住まわせて〜空気吸わせて〜ごはん食べさせて〜」と謙虚にお願いしなきゃいけない立場なのだ！と思った。唐突だけど、なんかすごくそう思った。

エリア 沖縄

ここ数日、上原･船浦方面への船が欠航だったんだけど、今日は風が治まったので直行できました☆でも冬はかなり欠航が多いみたいだから、大原からバスで行くパターンも考えておくべきだと思います。とりあえず大原までは行けるんだから、無理して遠回りの上原まで船出さないよってことなのでしょう。

新八食堂にて腹ごしらえ。うまい。
空きペットにこーれぐーすでリサイクル♪

「西表島温泉」、ほぼ貸し切り♪

でっかいゼンマイみたいなシダ科の怪しい巨大植物に囲まれて、のんびり温泉を楽しめます。

行きはバスだったけど、帰りは風呂あがりに知り合った八重山病のお兄さん達に宿まで送ってもらいました。ラッキー★お世話になりました〜m(__)m

こんな写真出したらあねさんに怒られるよ、、、くわばら、くわばら。

敷地の柵を直していた従業員のおっちゃんとお喋りした。姉と旅行中だと言うと「そりゃ上等、上等」、ダイビングしに来たと言うと「内地のヒトはこんなに寒いのに海に入る。上等さー」。
「上等、上等」って、褒められてるみたいでうれしくなるね。これ沖縄の人は良く使うけどいい言葉だねえ(笑)。
あと、彼らは私たちよりもかなり寒さに弱いことに気づいた。昼間は半そで、夜は一枚羽織るような初秋くらいの気候なのに、みんな寒い寒い言ってた。

晩ごはん。

朝ごはん。
ちょっとショボすぎやしないか？

いざ！ピナイサーラの滝ツアーに出発！
晴れてよかった。

１つだけ落ちてたサガリバナ。
繊細できれいな花。
暗くなってから咲き、朝には散ってしまうんだって。

明け方、甘い香りに包まれて水面に落ちるサガリバナ、、、いつか見てみたいなあ〜

この前食べた「オオタニワタリ」はこんな植物だったのです！
真ん中から生えてくる若葉を摘むんだって。
中央に落ち葉が溜まりやすい形状になっていて、それを養分とするそうな。だから高い木の枝に寄生というか、へばりついて元気に育ってる子もいました。たくましい！

サキシマスオウ。
思ってた以上に固い！木というよりは岩のような。

後から知ったが、この板根（ばんこん）に触れた人は結婚が遅くなるとされ、これをサキシマスオウの呪いというらしい。
早く言ってよ！！！ (((( ；ﾟДﾟ))))ｶﾞｸｶﾞｸﾌﾞﾙﾌﾞﾙ！

キノボリトカゲ。

普段なら「ギャーッ！」って言うとこだけど、なぜかかわいく感じられ、シッポつかまえて超至近距離で観察。

西表まじっく。

滝の頂上でお昼ごはん。

おねえちゃん待って〜
ぜえぜえっ

アカギ。
幹に傷を付けると赤い汁が出るから「赤木」だって。

ガイドをお願いした「ぱいしぃず」の近澤さんは、物静かだけど、どんな質問しても詳しく解説してくれる、頼りになるガイドさんでした。とっても勉強になりました。

我々の植物の概念とはかけ離れた構造を持つイヌビワ。
幹に実がなってるよ？

ガイドさんに食べれるかどうか聞いたら「イヌ○○とかって動物の名前がつく植物はまず食べられないものだと思ってよい」とのこと。「ヘビイチゴ」とか「カラスウリ」とか。なるほど。

マングローブは、根がぽこぽこ水面から顔を出している。これは呼吸根といって、根っこも呼吸してるんだって。

マングローブってのは、木の名前ではなくて、河口近くの塩性湿地に生育する森林だそうで。
だから海水の塩分を根で濾過したり、一枚の葉だけを犠牲にしてそこに塩分を貯めたりと、いろんな工夫をして逆境を生き抜いているそうな。

これが種。

カヌーは思ってたより安定してて、初めてでもそんなに怖くない。
櫂でこぐ水音だけが響く。水は澄み小さな魚が泳いでるのが見える。

西表島から出てしばらくすると鳩間島に到着。
荷物と人を乗せたらすぐ出発。

お〜、さよなら瑠璃の島〜〜

石垣港到着。
泊まるのはまた「すどまり館」。
だって２人で４９００円。桟橋近いし、けっこうきれいだし。
難を言えば３階まで階段しかないことか、、、