2006/12/06 - 2006/12/06
571位(同エリア666件中)
そよ風さん
山にはじまった紅葉が、だんだん海近くへと降りて、紅葉シーズンもそろそろフィナーレですね。
本牧埠頭の近く、こんもりとした緑に包まれた一角、約53000坪の広大な敷地には、生糸貿易で財を成した横浜の実業家・原三渓の邸宅に集められた歴史的建築物が優美な景観とともに保存されています。
四季それぞれに見ごたえのある庭、重要文化財も数多く、一年を通じて多彩な催しもあり、自然を目にしながら楽しめる場所です。また、桜と紅葉の時期に限って公開される聴秋閣と春草廬、自然に溶け込むかのような美しい佇まいは、日本人の自然観を反映していると思いました。
今年は開園100周年にあたり、12/4〜12/10までの一週間、通常500円の入園料が100円です。
ということで、さっそく行ってきました(^^ゞ
- 交通手段
- 自家用車
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正門へ行こうとしたら、すでに駐車場が満車で、本牧公園の駐車場へといわれて、南門から入園。
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南門からは内苑に近く、期間限定公開の春草廬が黄葉した大銀杏の樹のもと、まず目に飛び込んできました。
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内苑の庭に架かる橋を渡ると聴秋閣、なにしろ人が多くて、なかなか思うようなカットが撮れません。
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内苑を彩る紅葉
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木立の陰から見る聴秋閣
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建物2階部分と屋根(1623年築)
華やかな秋の彩りに映える楼閣建築。
京都二条城あったものを移築。 -
ぞくぞくと見物の列が続きます。
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建物内部
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小窓から臨む紅葉も、素適です。
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目の覚めるような、、とは、こんな紅い色を云うのでしょうか、、。
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やわらかな色あいも、またよくて、、、
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月華殿のもみじ
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月華殿建物内部を通して金毛窟(茶室)に一枝のもみじを見る
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月華殿
(徳川家康時代の京都伏見城内にあった大名諸侯の控え所) -
白川郷にあった合掌造りの民家を移築したもの
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入り口より急な階段を上がって2階へ
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階段途中にある明り取り
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杵と臼
もうすぐ活躍の時期ですね^^ -
水屋
山の水をこの舟に取り入れて炊事に使っていたそうです -
台所
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客室
大きな庄屋の民家で、板の間と、来客をもてなすための畳の部屋があるめずらしいスタイル -
園内の茶屋でブランチ
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アップするまでもないフツーの天ぷらうどん^^;
800円でした。 -
横笛庵
どの建物も名前がうつくしいです。 -
内苑 臨春閣
徳川家初代・頼宣が和歌山・紀ノ川沿いに建てた数奇屋風書院造りの別荘。
側室を住まわせたそうです。 -
鶴翔閣
原三渓さんが住まわれた家
延床面積950?にもおよぶ広大な屋敷
ここで三渓さんは画家たちを集め絵を描かせたり、また多くの文化人との交流をしたそうです。 -
団体さんに園内の説明をするガイドさん
私もしばし立ち止まってお話をうかがいましたが、写真など資料を使って詳しく説明してくれるので、大変興味深い話が聞けます。
ちょっと聞いた内容では、
原三渓が莫大な財を残したのは、生糸を海外で売ることに成功したからだそうです。国内より何杯も高く売れる海外に逸早く目をつけた三渓さん、なかなかのやり手ですね。また、ご自身も絵を描かれたということで、多くの日本画家たちのスポンサーとなり、横山大観はじめ著名な画家たちを支持し育てました。当時の給料では13万円もあれば暮せたそうですが、なんと、三渓さんは画家たち一人につき200万円も与えたそうです。太っ腹なかたです。
億万長者の三渓さん、日本の文化に大いに貢献なさいました。お金持ちはこうあってほしいですね。
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この旅行記へのコメント (6)
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- 徒然さん 2006/12/07 20:03:23
- 今から何年前????
- 私はS36〜43年まで横浜におりました
一度だけ三渓園に行きました
こんな建物があったか今は記憶にありません
自然な環境のなかにあったと記憶しております。
もう一度行ってみたいです
- そよ風さん からの返信 2006/12/08 12:27:04
- RE: 今から何年前????
- 徒然さん
書き込みありがとうございます。
三渓園も開園から100年の時が経ちました。
徒然さんが訪れた頃とは、
やはりいくらか変化はあるものの、
美しい自然はそのまま残っているものと思います。
園内では、散策路のところどころに
昔の三渓園が写真で展示されていました。
また機会がありましたら、お立ち寄りください。
-
- 旅猫さん 2006/12/07 09:28:44
- 日本に生まれて良かった。
- そよ風さん、おはようございます!
素敵な写真ばかりで、迷わず投票させていただきました。
日本家屋の美しさと、色づく晩秋の庭。
日本の秋の風情が漂い、素晴らしいですね。
入場料が100円ということで、かなり混んでいたみたいですね。
先週横浜を訪れたとき、実は三渓園へも行く予定だったのですが、寝坊してしまいまして(^^;
代わりに、そよ風さんの素敵な写真で、三渓園の秋を堪能させていただきました!
- そよ風さん からの返信 2006/12/07 18:59:25
- RE: 日本に生まれて良かった。
- 旅猫さん、こんにちは!
コメントに加えて投票まで、ありがとうございます!
三渓園は春の夜桜以来でしたが、
旅猫さんのタイトルそのまま、私も今回訪れてみて
そのことを強く思いました。
日本の自然に寄り添うように建てられた建物、
欧米の石の建築と違って、日本の木の建築は、
移り変わる自然の美しさや儚さを意識しているかのように、
繊細でやわらかく、奥ゆかしさを秘めていますね。
内なる美を大切にする気風なのでしょうか、
それだけに奥深い味わいがあり、
けれども庭の造りなどには、コスモス的な壮大さまでが感じとれる、、
遠い昔に生きた日本人の美意識に感嘆させられます。
園内には梅の木がたくさんありました。
ほのかな香り漂う梅の頃もよさそうです。
是非また足を運ばれてみてください。
- 旅猫さん からの返信 2006/12/08 00:08:21
- RE: RE: 日本に生まれて良かった。
- そよ風さん、こんばんは。
>日本の自然に寄り添うように建てられた建物、
何て素敵な表現でしょう。
まさに、そのとおりだと思います。
日本の四季の移ろい。
そこに思いを馳せる日本人の心の奥ゆかしさ。
先人の美意識に感嘆しながらも、それを受け継ぐ者として、時を過ごしたいと思います。
- そよ風さん からの返信 2006/12/08 12:42:24
- RE: 日本に生まれて良かった。
- 旅猫さん、こんにちは。
まったくおっしゃるとおりですね〜
しばらくぶりで訪れた三渓園、
秋景色に映える園内の建物を見て
しみじみと古き日本のよさを再発見しました。
こういった場所が大切に保存されていることも
ありがたいことだと思いました。
また、季節を変えて訪れてみたいと思っています。
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