1976/03 - 1976/03
40位(同エリア85件中)
ソフィさん
1976年3月0日
現地人の生活は、年々貧しくなっている。
この国の経済は、石油などの輸入品が石油ショックで値上がりしたり、主要産品の銅が値下がりしたり、難局面を迎えている。
しかし一般市民の貧しさには、もっとほかの要因が響いているように思える。
それは、社会全体の効率低下だろう。
植民地化の波が民族独立によって後退し、それまでこの国を支配していたヨーロッパ人が引き上げる。
引き上げのときに、経営や技術などのノウハウを十分に残していないので、現地人がうまく後を継げない。
最近の「ザイリアニアシオン」と呼ばれる外国人排斥の流れが、その動きを加速している。
もうひとつ見逃せないのは、現地人同士間の、配分の不平等化である。
ザイール人がイニシアティブを握るに伴って、富めるものはますます富み、貧しいものはますます貧しくなる社会の構造が、拡大したのではないだろうか。
言うなれば、彼ら同士による「新植民地時代」が、到来したのかも知れない。
生活の苦しさが、社会の内部ストレスを間断なく増殖し、社会不安を募らせてゆくことが不安である。
しかし一般の市民たちには、苦しさと焦りの中でも、人生を楽しもうとする様子が見られる。
それが、ここに住むわれわれにとっては、救いと考える。
だが日本人たちは、ほとんどがザイール人に不信感を持ち、一日も早く帰国したいと考えている様子だ。
私もいずれは、そうなるかも知れない。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
キンシャサ(コンゴ民主共和国) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
キンシャサ(コンゴ民主共和国) の人気ホテル
コンゴ民主共和国で使うWi-Fiはレンタルしましたか?
フォートラベル GLOBAL WiFiなら
コンゴ民主共和国最安
1,566円/日~
- 空港で受取・返却可能
- お得なポイントがたまる
0
0