欧州・バックパッカーの旅【８】　地球の活動が見える国　アイスランド

2006/09/07 - 2006/09/11

９月７日、重い荷物をハイドパークホステルに預けて午前８時に出発し、地下鉄３ポンド・７２０円（地下鉄１駅でも７２０円、イギリスの物価高を象徴している）でリヴァプール・ストリート駅へ行き、スタンフォード・エキスプレス鉄道でスタンステッド空港に９：２５着。出国検査はあまり厳しくなかったが、ミネラル・ウオーターは没収された。１２：４５ロンドン発のアイスランド･エキスプレス航空（ロンドン−レイキャビク往復１８１ポンド・４３４００円）で３時間のフライト。イギリスと時差１時間のアイスランド・レイキャビクに１４：４５着。ロンドンは２０度だった気温が１０度で肌寒い。空港でアイスランド・クローナに換金し、インフォーメーションでユースホステル行きのバス情報を教えてもらい１１００クローナ・１９２０円でホステルの玄関前まで乗せてもらった。だがあいにくホステルは満員、近くのスリーピング・バッグ・アコモデーションＡｌｌａを紹介してくれた。Ａｌｌａはデンマークからアイスランドに仕事を探しに来た若者と２人部屋で寝袋を使って２３００クローナ・４０００円だった。９月８日から１０日まで３泊ホステルを予約、ドミトリーで寝袋使用、ホステル会員で１７００クローナ・３０００円/泊。非会員ならドミトリー２０００クローナ･３５００円、寝袋が無ければシーツ代６００クローナ・１０５０円、朝食８００クローナ・１４００円、これが一番安価なユースホステルの料金なのだからアイスランドの物価はやはり高い。９月８日のゴールデン・サークルツアー・６２００クローナ・１０８５０円、９月１１日のブルー・ラグーン観光後空港に送ってもらうツアー３０００クローナ・５２５０円も予約。レイキャビクからグリーンランドへのエアーアイスランドの日帰りツアー３９５９０クローナ・６９０００円が９月１９日まで毎日あるというので申し込むが満員、もう１社イーグルエアーのツアー５２０００クローナ・９１０００円は８月末で終了していた。グリーンランドへは残念ながら行けなかった。
９月８日はあいにくの雨だったが予約していたので９：３０からゴールデン・サークルツアーに参加した。アイスランドは火山国で、まずマグマの地熱を利用した発電、給湯工場を見学。工場建設には日本企業も協力していた。ゴールデン･サークルの最初はシンクヴェトリル。地球の裂け目と言われアイスランドの裂け目は毎年２センチずつ東西に広がっているそうで地球の活動が毎日見られる国だ。２番目のゲイシールは１０分毎に巨大な温水柱を吹き上げる間欠泉。いつ吹き上がるか解らず、吹き上げは一瞬なので写真に撮るのは難しかった。３番目のグトルフォスは黄金の滝の意味で川幅７０ｍ、落差３２ｍの滝。アイスランドならではの大自然ツアーなのだが、一日天候が悪かったことが残念だ。
９月９日、１０日はレイキャビクの街を歩く。１８８１年に建設され、世界最古の民主議会場と言われる国会議事堂や打ち上げロケットのような形のハトルグリムスキルキャ教会など見る。教会の展望台３５０クローナ・６００円からはカラフルなレイキャビクの街が一望できる。９月１１日に行ったブルー・ラグーンは自然を利用した巨大な温泉プールだが、アイスランドらしい溶岩台地に温水が溜まった池の景観が美しい。
温泉プールを１時間楽しみ、バスで空港に向かい１５：２５発ロンドン２０時着、ハイドパークホステルに２２時に戻った。アイスランドはうわさ通り物価が高く、レイキャビクの物価は世界一ではないだろうか。だが、地球の動きを目の当たりにできるアイスランドの大自然はやはり一見の価値があった。
（アイスランドの費用）
移動費；ロンドン−レイキャビク往復航空券１８１ポンド・４３４００円、空港−ホステルまでのバス１１００クローナ・１９２０円、市内バス２５０クローナ・４４０円　計４５７６０円
宿泊費；２３００クローナ･４０００円、１７００クローナ・３０００円ｘ３泊　９０００円
計１３０００円
食費；３３８０円
観光費；ゴールデン・サークル６２００クローナ・１０８５０円、ブルー・ラグーン３０００クローナ・５２５０円、教会展望台３５０クローナ・６００円　計１６７００円
雑費；１８００円
合計；８０６４０円
（写真は溶岩台地の温泉の池）

エリア レイキャビク(アイスランド)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 100万円以上
• 交通手段: 観光バス

アイスランド上空からの光景。

アイスランド上空からの光景。

地熱利用工場。

地熱利用工場。

地球の裂け目シンクヴェトリルを流れる清水。

ゲイシールが吹き上げた瞬間。

ゲイシール吹き上げの直後。

ゲイシールの吹き上げ前。

１０分後、またゲイシールが吹き上げた瞬間。やはりうまく写真に入らない。

黄金の滝・グトルフォス。

黄金の滝・グトルフォスの遠景。

打ち上げロケットのような形のハトルグリムスキルキャ教会。

ハトルグリムスキルキャ教会と前庭。

ハトルグリムスキルキャ教会の内部。

ハトルグリムスキルキャ教会の展望台から見るレイキャビクの光景。

ハトルグリムスキルキャ教会の展望台から見るレイキャビクの光景。

ハトルグリムスキルキャ教会の展望台から見るレイキャビクの光景。

ハトルグリムスキルキャ教会の展望台から見るレイキャビクの光景。

レイキャビクの街の光景。

国会議事堂。

チョルトニン湖で遊ぶ子供達。

溶岩台地にできた温泉の池。

溶岩台地にできた温泉の池。

溶岩台地にできた温泉の池。

ブルー・ラグーンの温泉プールを楽しむ人達。

溶岩台地。

溶岩台地にできた温泉の池。

ブルー・ラグーンの温泉プールを楽しむ人達。

この旅行記へのコメント （12）

• Oceanさん 2007/03/31 10:39:10

  ３時間でアイスランド

  さすらいおじさん、こんにちは。おひさしぶりです。
  やりましたねー、バックパッカー３ヶ月間。恐れ入りました。
  ２０ｋｇを背負っての長旅は若い時でも大変でしたのに、このお年で(失礼！）。
  それにこの円安の時代に１日一万円に挑戦とはこちらも大変でしたでしょう。
  
  私がアイスランドを去る時にはもう２度と来れないだろうと思ったものでしたが
  今では割りと簡単に行けるようになり遠い国では無くなってきましたね。アイスランドには想い入れがあり、思わず反応してしまいました。往きはイギリスのＨｕｌｌという港から漁船で４日間船酔いに悩まされ、帰りは客船でしたがやはり４日間かかってコペンハーゲンに渡りました。２週間いたのに職探しに明け暮れ、どこも観光できなかったのが今思えば残念です。こんないい所があったのにと。
  
  

  さすらいおじさんさん からの返信 2007/03/31 12:14:28

  RE: ３時間でアイスランド

  Oceanさん
  
  
  ＞さすらいおじさん、こんにちは。おひさしぶりです。
  やりましたねー、バックパッカー３ヶ月間。恐れ入りました。
  ２０ｋｇを背負っての長旅は若い時でも大変でしたのに、このお年で(失礼！）。
  それにこの円安の時代に１日一万円に挑戦とはこちらも大変でしたでしょう。
  
  おっしゃるとおり、大きなバックパックは腰にこたえたので、次回からはリュックは軽くし、重い荷物はキャリーバックにしようと思っています。
  ヨーロッパを1日1万円以下で旅するのは厳しいなあ、と思いました。食事、宿泊、移動、いずれもかなりがんばったので、これが限界かなあ、と思っています。
  
  ＞私がアイスランドを去る時にはもう２度と来れないだろうと思ったものでしたが
  今では割りと簡単に行けるようになり遠い国では無くなってきましたね。アイスランドには想い入れがあり、思わず反応してしまいました。往きはイギリスのＨｕｌｌという港から漁船で４日間船酔いに悩まされ、帰りは客船でしたがやはり４日間かかってコペンハーゲンに渡りました。２週間いたのに職探しに明け暮れ、どこも観光できなかったのが今思えば残念です。こんないい所があったのにと。
  
  漁船でアイスランドに渡られたとは、すごい体験をされたのですね。仕事をしながらヨーロッパを回られたのでしょうか。この体験は一生の宝物ですね。
  
  

• ralphinさん 2007/03/14 21:10:19

  アイスランド！

  凄いですね！アイスランド。
  とっても興味深い国だなぁと思いました。
  地球の裂け目なんかは、その名の通りの場所ですね。
  ちょっと怖い感じもしました。
  それに、ブルーラグーン温泉、なんて巨大なんでしょう！
  温泉とは思えない様な美しい色ですね。
  入ったんでしょうか？やはり硫黄の様な臭いはするんですか？
  ralphin

  さすらいおじさんさん からの返信 2007/03/15 00:09:26

  RE: アイスランド！

  ralphinさん
  
  アイスランドでは、地球は生き物なんだなあ、と思いました。
  火山も活動していますが私たちが住んでいる陸も変化し続けているのですね。
  
  ブルーラグーン温泉のような大きな露天風呂は日本では見たことがありません。
  思い出してみましたが、私が鼻が悪いこともあるのですが、硫黄の様な鼻をつく、強い臭いは感じませんでした。温泉の成分が日本と違うのかも知れませんね。
  
  
  

• wakabunさん 2007/01/06 09:09:50

  世界一高い国

  いつのまにやら国数が108カ国に！！すごいですね。私も今年は未踏の地、南米に行ってみたいと思っています。
  
  ブルーラグーンにつかるのが私のもうひとつの夢なんですけど、未だ叶っていません。ノルウェーに行くたびに足を伸ばしてみたいと思うものの、意外と遠く、安くないんですよね。ロンドンから行かれたのは正解かと思います。それにしても物価高いですねー。YHでその値段とは。バスの高さもビックリです。ロンドンとオスロが私が行った中で世界一高いなと感じたところですが、それ以上のようですね。特に今はヨーロッパ通貨が押し並べて高いので余計に高いですよね。でもいつか行ってやるぞー！

  さすらいおじさんさん からの返信 2007/01/06 10:52:06

  RE: 世界一高い国

  wakabunさん
  
  ロンドンからレイキャボク行きの格安航空会社は４ＴＲＡＶＥＬのトラベラーさんから教えてもらいました。
  イギリスは航空会社の競争が激しく、ロンドンーダブリン　１ユーロ、税込みでも１０ユーロで行けた、と言う人に出会って驚きました。
  日程に縛られなかったら、ネットで格安航空券を探せば、鉄道より安く旅できるようですね。
  
  アイスランドは物価高ですが、火山国特有の大自然は一見の価値があると思います。
  
  
  

• すずかさん 2007/01/03 18:39:36

  A Happy New Year!

  さすらいおじさん
  
  あけましておめでとうございます。
  
  昨年はいろんな旅行記を見せて頂きありがとうございました。
  
  サラリーマン生活真っ只中の私には決してできない長期の旅うらやましく拝見しておりました。
  
  アイスランドも満喫されたようですね。
  地球は生きてるんだ。と思いっきり感じられる場所ですよね。
  
  今年も健康に留意され、いろんな旅を楽しんでくださいね。
  
  今年もよろしくお願いいたします。
  
  すずか
  

  さすらいおじさんさん からの返信 2007/01/03 19:23:36

  RE: A Happy New Year!

  すずかさん
  
  新年おめでとうございます。
  
  去年は２５０日海外で５０国回る忙しい１年でしたが、今年は体力を考えながらもう少し余裕をもったたびをしたいと思っています。
  
  アイスランドの地球の活動はすごかったですね。すずかさんの旅行記で間欠泉が吹き上げた瞬間に良く写真を撮られたなあ、と感心しました。
  
  今年も良い旅をなさってください。
  
  
  

• まみさん 2006/12/11 12:27:18

  壮大な自然！

  さすらいおじさん、こんにちは。
  
  アイルランド……ではなく、アイスランドですか。
  壮大な自然はたしかにぜひ一度は見に行きたいと思いますね。映像でなく、実際に。
  それにしてもポンド高にも増して、アイスランドは物価が高いのはつらい！
  温泉の水色もすごーくきれいですね。まるでソーダー水のようです。
  これであったかいというのが信じられない気がします@

  さすらいおじさんさん からの返信 2006/12/11 20:15:18

  RE: 壮大な自然！

  まみさん
  
  アイスランドの大自然は一見の価値がありますね。
  日本も露天風呂は多いけれど、ブルーラグーンのような自然を生かした大規模な温泉は見たことがありません。ブルーラグーンの温泉プールでも熱い場所とぬるい場所がありましたが、サッカー場のような規模の温水プールの温度を一定に保つのは大変だろうなあ、と思いました。
  物価は高いけれど、２−３日滞在なら出費もそれほど大きくは無いと思います。
  
  
  

• naniwa ladyさん 2006/12/04 08:17:53

  おはようございまーーす。8(*^o^*)8サザエ

  さすらいおじさん、アイスランド、見せていただきました。火山の国だったんですね。アイスランドまで温泉に入りに行きたいです。最高の贅沢ですよね。
  でも寝袋なんて、聞いただけで、体調をくずしてしまいそうです。もう心も体も強靭なんですね。
  １０４カ国といい、すごいしか言えません。さすらいおじさんの所で世界一周するほうが、楽ですね。またまたでーーす。

  さすらいおじさんさん からの返信 2006/12/04 10:00:19

  RE: おはようございまーーす。8(*^o^*)8サザエ

  naniwa ladyさん
  
  アイスランドをご覧いただきありがとうございます。
  自然の中の温泉は良かったです。
  日本でもあんなに大きな露天風呂は見たことがありません。
  
  寝袋は今回３０回以上使いました。宿泊費低減に随分役に立ちました。エコノミー旅行のためには、若者と同じ感覚で旅をしなければ、と思っています。