2006/09/22 - 2006/09/23
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こまちゃんさん
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朝起きたら、車窓からの風景は、華南の田園風景だった。
でも、これから1日の朝昼の殆どを、この列車の中で過ごす事になる。
その道中に停車する「韶関」駅で、爺ぃの友人との面会!
わざわざ駅にまで足を運んでくれたご老人、老徐。
もう彼の事を聴かされ続けて何年になるだろう。
前回、3年前に一度あったチャンスでは、こまが転た寝していたので、爺ぃだけが会ってきた。目覚めるとそこには、大きくて激甘の「茘枝」が。
なので、こまにとって老徐は「茘枝のおじさん」だったのでした。(^^;
(画像は原生のバナナの木)
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緑豊かな南国方面の景色。
大西北がセピア色の画面なら、こちらは完全にオールカラーだね。 -
朝8時3分、萍郷站到着。
三国時代の宿場でもあったところ。
今回は、途中停車する駅の殆どで下車して、身体をストレッチ。
車内でウロウロしていても、やはり大地に降りて体を動かすのが良いね。
日本語では読めない漢字が沢山あるのも中国。
中国人の子供は凄いと思うね。幼稚園児でも結構複雑な漢字が読めてしまう。 -
その点日本の子供はカナばかり。中国に来てしまったから思う事だろうけど、日本も感じだけ出よかったよなぁ。
「カナ」なんてもの考えて呉れたモンだから、今こうして中国語で苦労するハメに。
ホンマ、恨むでご先祖様たち! -
駅周辺の空き地。
整備したら何かに使えそうだが、枕木が放置され、荒れ放題に荒れている。 -
広西省の村の住居。
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同じく、のどかでゆったりした田園風景。
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13時8分、湖南省の郴州站到着(ツェンゾウ。鄭州と同じピンイン)。
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駅で「駅」ばっかり撮してても何なので、我々の11号車担当の列車員ちゃんをパチリ!
中国の列車って、9割以上は女性のスタッフで運行されている。敦煌でおいちゃんの乗務員に出会したけど、あれはかなり珍しいパターン。車掌から列車員までが、女性で構成されている事が殆どだ。各車両の担当など、この画像のように若いからびっくりされる事が多い。
こま的にはもう極普通の事なので、日本人から言われて久しぶりに「・・・あ、そうだった」ってな感じで思い出す有様。
きっと日本で働くとしたら、「超ド級日本的リハビリ」が必要だろうな。。。(~_~; -
その「鄭州」行きの臨時列車(臨時車両)のプレートを付けた列車。
便名が書かれている所に次(便)の数字は無し。 -
列車では、カップ麺で昼を済ませる人も居たが、丁度昼時に到着したので、昼ご飯を買い込む乗客が多かった。
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自由席の車窓から、肘を出して寛ぐ乗客達。
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13時55分、「良田站」到着。
良い田畑が広がっているのかな? -
素朴そのもの。
こんな所でも、特急が停まるんだ・・・ -
シンプルなホームに、シンプルな駅舎がマッチする田舎の駅。
上海南駅のような豪華さは無いけど、こっちの方が親しみが持てて良い。 -
稲作の終わった跡。
ヨーロッパの絵画みたいだ。
正しく「良田」と言う待ちの名前に見合った素晴らしい田んぼ。 -
浙江省の住宅とはその構造が違う造り。
気候、特に湿度が違うので、壁の加工が違う感じだ。 -
旧家と新住宅の対比。
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旧家に繋げて新住宅に改造している家も少なくない。
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ホントにのどかな山家。
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絵になりそうな、河川敷に広がる田園風景。
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14時32分、坪石站到着。
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駅前に素敵な岩山が聳えている。
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15時36分、この列車が広州の一駅手前で停車する「韶関」と言う、広東省最北の駅に到着。
この町は、砂鍋で有名な町だ。ホームでは、色々な種類の砂鍋が売られている。
この素焼きのお鍋込みで10元。
そこには、またまた爺ぃの新疆時代の友人が住んでいる。
その人の事は、以前から話しでばかり聞かされていたし名前は知っていた。
前回この列車の上り便、広州発K48次で上海へ帰る時、こまが寝ている間に韶関を通過しており、爺ぃは気を遣って起こしてくれなかったのでお会い出来なかった。 -
夏だったので、その人「老徐」が差し入れてくれた、大振りで甘い甘い茘枝だけが車内に届いていた。
そう、韶関は茘枝でも有名らしく、広州の品種とは少し違う茘枝と言う事だった。
味もダイナミックで美味しかった事を覚えている。
なので、こまにとってのこのおじさんの名前は、徐さんではなく、「茘枝のおじさん」なのだ。
と言う事を考えながら、列車が韶関に到着。
先に電話で連絡してあったので、老徐はホームに来ているはず。
爺ぃは懸命に捜す。
こまは面識こそ無いけど、多分年齢的に判ると思うので、一緒になってキョロキョロ。
何故かというと、乗っている人間は車両番号は当然判るけど、中国の駅って、どの辺にどの列車の何両目が停まるかってことが書いても居ないし、聞いてもいい加減にしか教えて呉れない。駅員にとっては「毎日の事」だから、判っているに決まっている。
しかし、殆どの駅員は、良くても「この辺・・」くらいしか教えてくれない。なので、きっと老徐も、我々の11号車が止まる場所で、キッチリ待つ事は不可能なのだ。
「為人民服務」、せめて「為老人服務」だけでも国で法律化してくれないだろうか。
でなければ、中国人の道徳が退化してしまうぞ!!
いや、これマジで。 -
でも、心配は無用だった。
丸っこい容姿に丸っこい眼鏡を掛けた、茘枝のような可愛らしいお年寄りが、黄色い帽子を被って列車の方を見てはキョロキョロしていた。 -
爺ぃに聞かなくても彼だと直ぐに判った。
何か、中国で造る反日映画で、日本人役を演じればぴったりのような人だった。(^_^;
「ミシ、ミシ」(「メシ」の事。何故か「ミシ」で通っている。最初に使った通訳のせいだ)
「バカヤル!!」(「馬鹿野郎!!」の事)
「花姑娘地有??」(・・・訳不能(^^;)
「八路地有??」(・・・訳すのめんどくさ…)
等々、老徐に言って貰いたいなぁ・・・と思っていたら、本人から「ミシミシ」と言ってくれた。
考えてた事、読まれたんかな??(^_^; -
ほんの8分前後の停車で、彼ら2人の思い出話が、早送りのように進められていた。
こまは、こうしていつも沢山の高齢友人達に出会う度つくづく思うんだ。
お金が沢山あったら、爺ぃの「友人ファミリー」を日本に連れて行けたら楽しいだろうなぁ…って。
日本という、元々中国と文化の同じ国の土壌で、みんなで和気藹々と同じ時間を共に過ごしたいナァ・・って。(^_^
ただ、いつも何となくそう感じるだけ。
はは・・・実際、実現出来ないしね、そんな事……。 -
ホント、日本軍の軍服を着せて上げれば、それだけで日本軍司令官役がピッタリ填る感じ。
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韶関を出れば、後は3時間弱走り続ければ広州だ。
その間に、車窓から見える景色は、色々な彩りと情景を繰り広げてくれた。
ここは天然気気厰、所謂天然ガス基地だ。 -
見難くえぐり取られた山。
石の加工が盛んな広東省。この岩山の感じからすると、その材料用に削られた跡だろう。 -
桂林のような景色も
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自生のバナナも、
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素朴な鉄道風景も(河頭站)、全て華南広東の風情。
つい一週間前までは、全てが砂と不毛の山だった風景が、ここまで南下してくると、こんなにも土地が潤っている。
気持ちは複雑。。。 -
切り出された岩から、思惑通りの装飾物が作られている。
その工場兼販売店。注文なども請け負っている。 -
5,6件並んでいた。
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鶏公頭鎮と言う村。
広東方面の各鎮には、こんな鳥居のような楼門がある。
まだ撮影していないけど、番禺大石にも立派な楼門がある。 -
積雪したように見える頂上を頂く岩山。
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そのアップ。
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華南地区は、緑も豊富だが水も豊富。
雨季は、時としてそれが仇になり、氾濫する事も多い。 -
大きな河に掛かった橋の跡。
元の軌道跡だと思う。 -
水辺の村。
遠くで村人が、猟か何かをしているのが見えている。 -
静かな湖畔の森の中って感じ。
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広州到着1時間前。
もうすぐ到着と言う事で、引き替えカードと切符とを交換。 -
広州には18時に到着。
遅れる事40分。中国的には特になんて事無い。
まずは直行便301路バスで番禺市橋。
そこで夕飯取ってから、大石に戻ったのが8時だった。
道中、上海の老劉に電話して、子ネズミ君の事を確認。すると、罠に掛からなかった様子だが、挟む罠に血が付いており、多分挟まる所がヒットが甘く、決まらずに逃げて仕舞ったらしい。
まだ居る。。。
でも、これに懲りて引っ越ししてくれると嬉しいナ・・・。
(無理です) -
オマケに、新疆で買ってきた石榴を割ってみたので載せてみた。
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ルビーのように綺麗な石榴だったが、新疆石榴のくせに「酸っぱ」かった・・・(ーー;
あの絨毯屋の前にいた維吾爾人に騙された・・・
見てろ!来年又行くことが有れば、あのおっさん苛めてやる〜!!(`_´#
甘いの期待してたのに。。。(;_;
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この旅行記へのコメント (2)
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- ジュリままさん 2006/12/06 16:48:53
- ザクロ
- 野生のバナナの木ですか・・・
甘いかも・・・
気になるのは駅で売ってる砂鍋です。
これはやっぱり駅弁なのかな?(w
これって熱くないんですか?
味は中国だからおいしーんでしょーね。
ジュリまま
PS:1枚だけジュリの写真をアップしましたー!
シンガポール旅行記の続きのペナンにアップしてます♪
- こまちゃんさん からの返信 2006/12/06 17:28:51
- RE: ザクロ
- こんにちは!
自生のバナナ、やったら甘くもなく、歯応えもねちょっとしてないので、
中々の美味なんですよ!
砂鍋、勿論アツアツ!この鍋が記念になるので良いでしょ。
みんなで買えば、家で、韓国風石焼き鍋なんかも出来そう。
(呉れるお鍋は、この取っ手がないヤツです)
あれ?・・・こまは買ってないぞ。(*o☆)\バキッ!
ラーメン沢山食べた後だったから・・・(量が多いから手が出ず!)
きゃぁ〜!ジュリちゃん見た見た!
この、人懐っこそうな首の上げ角がたまりませ〜ん(>〜<;
今にも鼻が、髭が、ヒクヒクしながら寄ってきそう〜≡(^ω^)≡
こま
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