2006/10/03 - 2006/10/04
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SUR SHANGHAIさん
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シンガポールでの用事も済んだあとはもう帰るんだろうとお思いでしょうが、そうは問屋が卸さない。
SUR SHANGHAIたちの住む中国は国慶節のお休み。
数日何もしないためにどこかへ行く、というのもいいかも。
と言うわけで、シンガポールから近いスマトラ島にあるトバ湖へ。
以前一時期シンガポールに滞在していた時に、行こうと思いつつも実現しなかったトバ湖。
あの時は、方向違いのブキティンギに行ったんだっけ。
そのトバ湖は、スマトラ島北部にあった火山が約7万3千年前に大噴火して形成されたカルデラ湖。
北東から南東に長い湖で、周囲が軽く100kmを超えるという東南アジア最大の湖なのだとか。
そして、その湖にある最大の島がサモシール島で、沖縄本島のほぼ半分の大きさらしい。
SUR SHANGHAIとその旦那が目指すのは、そのサモシール島のトゥットゥッ地区。
熱帯にありながら標高900mほどで過ごしやすい気候と、風光明媚で知られる所。
70年代にはヒッピーたちに愛されたこの土地も、90年代半ばからは訪れる人が減ってきていると聞いたけど…。
さて、実際のトバ湖周辺はどんな所なのか…。
表紙の画像は、サモシール島の宿≪TABO COTTAGES≫の庭に咲いていた花
- 旅行の満足度
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 3.5
- 交通
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 船 タクシー 飛行機
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
シンガポールから北スマトラ州の州都メダンへの飛行時間は片道1時間10分くらい。
いろいろお得なチケットのあるシルク・エアのネット予約については次のサイトでご覧ください。
http://www.silkair.com/mbe/en_UK/ 英語版
飛行時間が短いので機内食は全然期待していなかったのに、夜になってからの往きの便では、温かいターキー・サンドイッチ。
簡単でも、冷たい食事ではなかったのがうれしい。 -
メダンでの宿になったのは≪TIARA MEDAN≫。
到着がすっかり暗くなる時間帯だったので、空港から2kmほどのこのホテルを予約。
日本総領事館やSOGOデパートも近くにある、メダンでは高級に入るホテルということで、EXECUTIVE ROOMはまずまずの造り。
浴室は多少古びた感じ。シャワーの水温が一定しなかったのがちょっと気になったかなあ。
EXECUTIVE ROOMに泊まると朝食は6階にあるラウンジでのブッフェ式。内容はあまり期待しない方が…。
http://www.tiarahotel.com/ -
夜着いた時には暗くて分からなかった、窓からの市街の様子。
あ、なるほどSOGOデパートが徒歩圏内。残念ながらお店の中は未確認。
メダンを出ると、カードが使えなかったり両替のレートも悪くなるらしいので、まず銀行へ両替に。
注: 米ドルは1996年以前発行のものは偽札が多いという理由で両替を拒否されます。2001年発行のものは、CBで始まる番号のものがダメなようです。
ユーロも受け取ってもらえませんでした。ご用心。 -
トバ湖のサモシール島にある≪TABO COTTAGES≫も事前に予約。
いつもだったら自分たちで車かバイクで行くはずのSUR SHANGHAIたちも、今回はこの宿の車でのピック・アップも一緒に予約。
どんな車が来るのかなと思っていたら、立派!
200km足らずの距離を4時間半ほどかけて、サモシール島へ渡るフェリーが出るパラパッの町へ。そこからのフェリー料金も含めてRp80万/片道。
フレンドリーな運転手さんは安全運転してくれて車の整備もよかったです。 -
途中、飲み物休憩のため停まった道筋の様子。
メダンからトバ湖までの道は、一部高速道路になっていましたが、あとはこんな舗装状態。
距離的には200km無くても、途中の町々を抜けるのにちょっと時間がかかったり…、 -
…標高900mほどのトバ湖が近くなると、山間の曲がりくねった道なので、トラック同士がカーブでうまくすれ違えなかったり。
これは事故ではなく、道を空けようとしているところ。 -
トバ湖が下に見える下りカーブも、これでやっとクリア。
ホッ。 -
サモシール島へのフェリーが出るパラパッの町の埠頭。
パラパッはトバ湖の東岸にある、交通の要所でもある町。
そこから見る風景の一部。
向こうの山からさっき下りて来たんだな。 -
ここまで来た車は別のフェリーでサモシール島に渡るので、運転手さんは知り合いに車を任せ、SUR SHANGHAIたちの荷物をフェリーに運んでくれた。
あとは宿までこのフェリーで同行。
お疲れ様でした〜。 -
フェリーが出るまでもう少し。
…ちょっと雲行きが怪しくなってきたかな。
スコールが来るかも。 -
一緒のフェリーでサモシール島へ渡る地元の少年。
-
パラパッの埠頭そばに出ていた果物屋さん拝見。
おなじみのモンキー・バナナやマンゴーに混じって並ぶこの果物は初めて見たなあ。 -
あ、懐かしいサラッ。英語ではスネーク・スキン・フルーツ。
その名の如く、ヘビ皮のような薄い殻状の表面。
これは薄甘酸っぱくて、苦味と渋みもある果物。
ちょっと癖がありすぎてSUR SHANGHAIは好きになれないけど、その木彫り細工を思わせる外見はおもしろいと思う。 -
さ、もうすぐ出航。
パラパッからサモシール島へはこのフェリー(と言っても小型の遊覧船みたいなボート)で30分くらい。
SUR SHANHAIたち以外の外国人のお客は6人。
あとは地元の人がぱらぱら混じる。
宿の客引きに乗り込んできたおにいちゃんたちも、商売にならなかった様子で下船。 -
70年代から90年代前半にかけてはどの宿も賑やかだったらしいサモシール島のトゥットゥッ地区も、今は訪れる人が減って寂れているらしい。
あとで実際に見た時も、半ば廃業状態の宿も残念ながら多かった。
どんな所なのか分からない宿の客引きさんにはご用心。 -
さ、西に向けて出航。
向こうに見えるのはトバ湖の西の対岸ではなくて、サモシール島の一部。
このフェリーが向かうトゥットゥッ地区は、画像右奥に細く黒く見える部分。 -
まだ日暮れには早い3時過ぎなのに、暗くなる空。
サモシール島にスコールが降りだしたのがよく分かる。 -
トバ湖の北側からもスコールがやって来た。
雨の降っている境目が鮮明。 -
目の前のサモシール島トゥットゥッ地区にもスコールが迫る頃には、フェリーの甲板もその余波が。
-
イチオシ
船腹に逃げ込むと、そこにはヒッピーを髣髴とさせる西洋人男性がポツリ。
実際、サモシール島トゥットゥッ地区は、70年代にはヒッピーの天国だったらしい。
その余韻を感じさせる後姿。 -
スコールの中、着いた≪TABO COTTAGES≫から見たサモシール島の山並み。
フェリーもこの敷地前の船着場に停まるので便利。
オーナーは地元の男性。ドイツ人の奥さんが船着場まで傘を持って出迎えてくれました。感謝! -
荷物も一応運び込んで、ホッと眺める≪TABO COTTAGES≫の庭と雨雲がかかるサモシール島の山。
スコールの後の濃い緑の匂い。 -
イチオシ
雨上がりの露を含んだ花の美しさ。
-
イチオシ
オーナーの奥さんとも話しついでにちょっと一休み。
トバ湖に続く庭とレストラン部分が落ち着いた雰囲気。
こんなテーブル席もあれば…、 -
こんな一角もあっていい感じ。
自分もこんな居場所が欲しくなる。 -
イチオシ
黒々として濃い感じのインドネシアのコーヒーは、苦味はきつくないので見かけによらず飲み易い。
ふと思い出して、テンペ・ゴレンも追加。
変な取り合わせですが…。(^^ゞ
テンペ・ゴレンは、大豆を発酵させて固めたものをスライスし、油で揚げ焼きにしたスナック。塩を振って出されます。
辛いものが好きなSUR SHANGHAIはチリ・ソースもちょいと付けます。
日本で言えば、揚げた納豆に近いんだろうけれど、粘り気もないし匂いも気にならないヘルシー・フード。
あ、ここのは厚切りだから、揚げた後も豆の食感がモチモチした感じ。
これまでに食べたテンペ・ゴレンは薄切りでチップスのようだったけど。 -
さ、一休みした後は、予約したコテージへ。
-
一棟丸ごと使えるコテージは、宿のオフィスやレストラン、ほかのコテージがある敷地からは200mほど離れた別の敷地に。
庭とテラスもあるなあ。
さて、中は…。 -
…キッチンとキッチン用品もあるし…、
-
…ちょっとしたリビング・スペースに…、
-
…奥と2階部分はそれぞれツイン・ベッドの寝室なので、家族連れでもOK。
標高が900mを超えるのでエアコンは無く、天井に扇風機が付いています。
蚊はいましたが、蚊取り線香が置いてあったのがうれしい心遣い。
トイレは洋式。シャワーは簡単ながらお湯も出るし、これで1日Rp25万。朝食は別料金。
カードは不可。米ドルも上のほうで述べたような理由があるのか、できれば受け取りたくないという感じだったのでご注意を。
オフィスにはコンピューターもあるので、使わせてもらえます。30分でRp10,000。
このほかのお部屋などの詳しい様子やお値段は次のサイトでどうぞ。
≪TABO COTTAGES≫ http://www.tabo-cottages.com 英語・ドイツ語・インドネシア語版 -
はあ〜、今日は着いたばかりだし、テラスでのんびり日が暮れる。
向こうに見えるのは別のコテージ。
ん〜、まだ時々雨が降ってくるなあ。
明日は出来たらバイクを借りてサモシール島をちょっと見てみたいけど。
お天気の運は天に任せ、明日を待つSUR SHANGHAIとその旦那。
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この旅行記へのコメント (8)
-
- irisoさん 2008/12/15 23:10:08
- ディープな旅行記ですねぇ〜
- SUR SHANGHAIさん、こんばんは。
メダンは、私がバンヤンツリービンタンで友人になったスタッフのルディの故郷でした。初めての町なのに何故か懐かしさのあまり見入ってしまいました。ルディはここで生まれ育ったのかぁ、と感慨深く旅行記を読み入ってしまいました。彼とは3年来の友人で、現地のアパートにも遊びに行った仲でした。彼は結婚のためビンタン島からジョグジャカルタに移ってしまい、今年の3月に私がバンヤンツリービンタンに行った時は、すでにいなかった。メールを出しても返事がありません。でもまぁ、東南アジアのメル友なんてそんなことは珍しくはありませんが・・・でもすこし悲しくて。元気で暮らしているかなぁ。。。
トバ湖はローカルが行く湖という感じが漂ってきて、引き込まれました。
ほとんど観光客もいなくて、寂れてゆく町が旅情引き立てていますね。
私も是非行きたいと感じさせる旅行記でした。もしかしたらルディーの残像に会えるかな
- SUR SHANGHAIさん からの返信 2008/12/17 11:38:39
- RE: ディープな旅行記ですねぇ〜
- 旅先などで知り合って、一時は盛んに交流していた人と連絡が途切れてしまうと悲しいですねえ。
私もこれまでに何度同じような事があったやら…。
私自分の不手際のせいで音信が途切れてしまうのは自己責任ですが、それまでの連絡先に何度か手紙やメールを送っても、届いたのやら届かなかったのか音沙汰が無いと、こちらでも自然に疎遠になってしまいますし…。
幸せでいてくれたらいいなあと願うばかりの時もありますよね。
しみじみ…。
そんな中、どういう縁なのか交流が途切れずに続いていて、10月に用事で日本に一時帰国した時には久しぶりに再会した旅友(?)もいます。
本当に不思議なものですね。
メダンは、トバ湖への行き帰りに寄っただけの場所なので、あまり印象に残っていないのが残念。
トバ湖は、往年のヒッピー天国の名残も無く寂れた悲しい場所でした。
そういう場所を訪れて一抹の感傷を味わってみるのも私は好きです。
> SUR SHANGHAIさん、こんばんは。
>
> メダンは、私がバンヤンツリービンタンで友人になったスタッフのルディの故郷でした。初めての町なのに何故か懐かしさのあまり見入ってしまいました。ルディはここで生まれ育ったのかぁ、と感慨深く旅行記を読み入ってしまいました。彼とは3年来の友人で、現地のアパートにも遊びに行った仲でした。彼は結婚のためビンタン島からジョグジャカルタに移ってしまい、今年の3月に私がバンヤンツリービンタンに行った時は、すでにいなかった。メールを出しても返事がありません。でもまぁ、東南アジアのメル友なんてそんなことは珍しくはありませんが・・・でもすこし悲しくて。元気で暮らしているかなぁ。。。
>
> トバ湖はローカルが行く湖という感じが漂ってきて、引き込まれました。
> ほとんど観光客もいなくて、寂れてゆく町が旅情引き立てていますね。
> 私も是非行きたいと感じさせる旅行記でした。もしかしたらルディーの残像に会えるかな
>
>
-
- kaz-ykさん 2007/01/04 16:59:08
- おめでとうございます
- SUR SHANGHAIさん 暫くです
スマトラ島・トバ瑚に、お邪魔しました。
何時もながら綺麗な画像と洗練された説明により、ご紹介頂き
有難う御座いました。緑が一杯の田舎、心が洗われる気がしました。
昨夜日本のNHKの「喋らナイト」という英語番組「出演者:パックン
(米人)、釈さん(女優)、松本(アナウンサー)」が、
上海特集を、約1時間放映していました。
成長が続くエネリギッシュな上海で、最も大事なことは、いかに人脈を造り、いかに利用するかで、その関係を維持するのに、夜の社交場での交流が、一番大事と説明していました。
上海ドリームを満喫している人々や、フートンが、近代ビルに、浦東の発展
を紹介し、まさにゴールラッシュと、思いました。
本年ご健闘とご健勝をお祈りします。
- SUR SHANGHAIさん からの返信 2007/01/06 11:09:28
- RE: おめでとうございます
- 明けましておめでとうございます。
ご挨拶いただいていたのに、お返事が遅れて失礼いたしました。m(__)m
先月は、長旅から帰って来て
「さあ、スマトラ島の旅行記も完成させよう!」
と思っていたところ、
台湾での地震の影響でネット接続が悪くなり、メールも4トラも見られず、と言う状況が続いていました。
年越しの出先では問題なかったのですが、上海に戻ってきたらまた接続が不安定に。
昨日辺りから私の家ではメールも4トラも大丈夫になったみたいです。
まだスピードはちょっと遅めですが。
様子を見て、またあれこれアップして行こうと思います。
今年もよろしくお願いいたします。
-
- まーがりんさん 2006/11/30 00:04:47
- なつかしインドネシア
- サラッはヤクルトみたいな味で大好き。
日本でも最近はテンペゴレンを売ってるんですよ。
どこかの健康番組で紹介していたな。
でも、まだ食べたことないです。
- SUR SHANGHAIさん からの返信 2006/12/13 13:42:16
- RE: なつかしインドネシア
- 帰ってまいりました。行き先はこれからの旅行記でボツボツ見てやってくださいまし。出張+あれこれです。(^^ゞ
テンペゴレン、日本製もおいしいかな。日本製だと粘り気がありそう。
- 唐辛子婆さん からの返信 2006/12/18 04:26:42
- RE: なつかしインドネシア
- SUR SHANGHAIさん
いつも素適な写真とコメントにうっとりしています。
ブロードバンドの環境にいる時に
ゆっくり全部拝見したいと思いながらなかなかその機会がない
電話回線の唐辛子婆@カラチです。
自分の作成したページも見られないほどの遅さ。
さて、サラックの前の写真は和名「木立トマト」です。
インドネシア語ではテロン・ブランダでした。
オランダのナスという意味です。
ジャムにしたら赤い色がきれいで
甘酸っぱくておいしかったです。
>テンペゴレン、日本製もおいしいかな。日本製だと粘り気がありそう。
いえいえ、日本のも粘り気はありませんでしたよ♪
また時々寄らせていただきます。
〜唐辛子婆〜
- SUR SHANGHAIさん からの返信 2006/12/20 08:13:48
- RE: なつかしインドネシア
- ご訪問と書き込み+果物&テンペゴレン情報、ありがとうございます。
私も今年は出先にいることが多く、ネット接続自体が出来なかったり、接続状態が悪かったりで、4トラベル巡りがなかなか…。
ほんの10年前までは、PCを日常的に使う日が来るとは思っていなかったですね〜。(^○^)
ネットは旅のスタイルを大きく変えたような気がします。
旅の情報集めも、予約も、旅先からの通信もこれでみんな済ませるのが今も不思議に思えます。
私がパッカーだった頃は、誰もが同じだったと思いますが、旅先での通信は行く先々の郵便局止めの手紙やパッカー宿の掲示板、慌しくかける国際電話、でした。今から思うとウソのよう。
昔の旅行記はまだまだアップしていないのですが、この頃は旅も連絡の行き違いすれ違いのドラマの連続で迫力があったような。
ノスタルジ〜。
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