2006年スイスの旅（１６）ロマンモティエ　スイス最古の教会

2006/08/29 - 2006/08/29

アメリカの人気歌手ダイアナ・ロスが結婚式を挙げたスイス一美しいといわれるロマネスク教会。昨日のグランソン城の傍のサン・ジャン・バチスト、これから行くパイエルヌなどスイス・ロマンド圏にはロマネスク教会がよく残っている。
この旧修道院はジュラ山脈の端っこでフランス国境に近い寒村にあり、そこに行くには泊っているヌシャテルからだとイベルドン経由ローザンヌ行きでコッソネー乗り換え、ローザンヌからだと乗り換えなしの鈍行でクロワ・モンティマで下車しそこからバスで7分。かなり不便なところにあるが最古とロマネスクに釣られて行ったがよかった。
すでに５世紀に聖ロマンによって僧院が作られたといわれロマンモティエの名はロマン聖人の僧院（RomainのMonasterium)の意からとか別の本では大修道院の古い表現のMoutier（エンガディンのミュスタイアも同じ由来）からとも言われる。（追記：考えてみればこれは同じ語源でしたね。恥、恥）
その後衰退と再建が繰り返されたが928年にベネディクト派のクリュニー修道院に寄贈されてから最盛期を迎えるようになる。現在の修道院は11世紀に建設された。

静寂でしかもおもむき豊かな小村。ゆっくりすべき所だったのに後記のように早いバスに乗ってしまったのが残念。

写真：バスを降りたところの広場には泉があった。

エリア イヴェルドン・レ・バン(スイス)

• 同行者: 一人旅
• 航空会社: JAL

昔の修道院の防衛を兼ねた堅固な門。

修道院の門をくぐって境内へ入り、付属の教会を見る。写真を撮った背後のカフェが素敵だったのだが撮り忘れ

現存の教会は5世紀と7世紀にあった二つの礼拝堂の跡に11世紀に建てられた。クリュニュー修道院の影響でブルゴーニュ様式のロマネスク。ただしその後の改増築が続いたのでいろんな様式も部分的に。

11世紀の身廊。

ボールトの交差リブの装飾と絵は始めて見るタイプ

内陣横のステンドグラス

ステンドグラスの拡大

明かり窓の周囲の装飾が美しい

13世紀の壁画

後陣裏手の菩提樹

後陣を外から見る。先ほどのステンドグラスも見える

バス停前の広場は町の中心。宗教的な安らかさと静かさの満ちたたたずまいは訪れた人をほっとさせる。
これから町をぶらつこうかと思ったが先ず帰りのバス時間を知ろうとバス停標識の時間表を見るが曜日による運休などの注記がついてるが仏語なのでその意味がわからない。

実は別に報告するがこの注記が読めずに失敗したので神経質になってて、大人の地元の人に聞こうと探すがなかなかつかまらない。写真の人は中学生？

ようやくつかまってバス停の所まで来てもらって注釈の意味を聞こうとしてたらバスが来た。
それではと乗ってしまったので町を楽しまずに帰って大後悔する。

この旅行記へのコメント （2）

• tsunetaさん 2006/10/22 16:52:35

  ロマンモティエのスイス最古の教会

  4nobuさん！　こんばんわ。　いつも訪問していただきありがとうございます。
  
  今回のスイス旅行は雨にたたられてハイキングよりは城、教会の探訪ですね。
  
  この中ではこの旅行記では素晴らしい取材をされていますね。
  
  確かにスイス一美しい教会といわれるだけあって中のステンドグラスは素晴らしいし、外から見られる教会の風貌も雰囲気がありますね。
  
  外に植えられている菩提樹も存在感がありますね。　
  
  ダイアナ・ロスが此処で結婚式をあげたのは納得ですね。　色々と素晴らしい情報ありがとうございます。 一票投じました。
  
  tsuneta

  4nobuさん からの返信 2006/10/23 12:38:19

  RE: ロマンモティエのスイス最古の教会

  ここは静かないい村でしたよ。tsunetaさんの書き込みがきっかけで村の雰囲気の出たのがないかと探したのですが見つからず残念。ゆっくりと写真を撮る前に帰りのバスを調べてたらバスがきてしまったので。
  
  明日あたりの記事から晴れ？とハイクがでてきます。
  コミュニティの方参加させていただきました。よろしく。