多摩の古道小野路を歩く

2010/10/10 - 2010/10/10

新宿から小田急線の電車に揺られて約30分。各駅停車の鶴川駅で下車してバスに乗り換え10分ほどすると、そこはもう東京とは思えない緑豊かな森や畑が広がっています。

町田市の北部に位置する小野路の里には、かつて鎌倉時代に騎馬の武士たちが通った鎌倉街道があり、宿場町と古道の面影を色濃く残しています。車の音もあまり聞こえない静かな古道を秋のひと時、遠い昔に思いを馳せながら、歩いてみました。

エリア 町田(東京)

ここが小野路街道の入り口です。江戸時代のままの姿を留めています。

街道をちょっとはずれると、ここが東京だとはとても思えないような深い森に覆われた古道があります。ほとんど人も車も通りません。森林浴に最適です。身も心もリフレェシュすることが出来るでしょう。

時折ハイキングをしている人たちがこの街道を歩いています。深い緑と澄んだ空気を思い切り楽しむことができます。

街道のあちこちにこのような野仏がひっそりと立っているのが見られます。時々花をささげる人がいるのですね。

道祖神もこのように道端で時々見ることがあります。かなり古そうです。

道端には「日々草」が咲いていました（この写真だけはは5月に撮ったものです）。

街道をちょつと離れた所に「小野神社」があります。「小野神社」は、この小野路の氏神様で、毎年秋には礼大祭が行われます。

小野神社の境内です。普段はあまり訪れる人もなく、ひっそりしています。時折ハイキングをしている人々が来る程度です。

小野神社の前にある２頭の狛犬の一体です。なかなか堂々とした姿をていますね。

道路わきにこのような地蔵像が何体も立っています。赤い布を胸にかけて、行儀よく並んでいます。

「万松寺」と言う名前の寺です。ここも訪れる人の姿はなく、静かな場所です。

万松寺の境内にはこのような大きな樹木が立っています。「都指定銘木」というプレートが付けられていましたが、何という名前か失念しました。

小野路街道を歩いていると、このような土蔵のある家を見つけました。

さらに趣のある土蔵を見つけました。窓も扉も厚い土壁で出来ているのには驚きました。これならばどんな大火にも持ちこたえたでしょう。

この土蔵の入り口には、このような絵と文字が書かれた御札が掲げられていました。