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10/14日に開催された「土浦の花火」に行ってきた。<br />この大会、本来は1週間前に開催予定だったものが、台風で会場の河川敷が冠水したため、この日に延期された。<br />普段は大変な混雑らしいが、延期なら空いてるかも、と期待して今回初めて見に行った。

第75回土浦全国花火競技大会

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2006/10/14 - 2006/10/14

185位(同エリア203件中)

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STAMP MANIA

STAMP MANIAさん

10/14日に開催された「土浦の花火」に行ってきた。
この大会、本来は1週間前に開催予定だったものが、台風で会場の河川敷が冠水したため、この日に延期された。
普段は大変な混雑らしいが、延期なら空いてるかも、と期待して今回初めて見に行った。

一人あたり費用
1万円未満
交通手段
JRローカル

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  • 常磐線で土浦に向けて出発。<br />切符は「ホリデーパス」(2,300円)を使用。<br />上野から乗った電車は「ドレミファトレイン」として有名なE501系。<br />発車・停車時にインバーターがドレミファ〜と音階を奏でる。<br />まだピカピカの新車だが、来春から常磐線普通列車にグリーン車を連結する関係で、ローカル線に転属するらしい。<br />そのため、トイレ設置改造が行われていた。<br />トイレはE231系などと同じ台形のユニットだったが、便器はバキューム式ではなく循環式だった。<br />そういえばE231のバキューム式トイレはやたらと臭気が漂っていることが多いが、やはり何か欠陥があったのだろうか?<br /><br />土浦駅15時前到着と、割といい時間帯の列車だったが、車内は空いていた。<br />端の方の車両は立客ゼロ。<br />同じ位の観客動員数の「大曲の花火」だと、この時間帯なら東京のラッシュ並みの惨状だろう。<br />15両編成の威力だ。<br />土浦駅も混雑してはいたが、身動きが取れなくなるほどではなかった。<br /><br />東口から土浦ニューウェイ経由のシャトルバスに乗車。<br />土浦ニューウェイは元々新交通システム(ゆりかもめのような電車)用の高架橋として計画されたらしいが、結局新交通導入は見送られ、自動車専用道路として使われている。<br />言われてみれば、高架橋の橋脚は新交通もののと同じだし、線形も新交通っぽい。ちょっと興味深い道路だ。<br />花火大会当日は15時からシャトルバス専用道路として使われる。<br />片道230円と、西口発のバスより高いが、専用道路を走るので本数も多く、時間もかからない。<br />15時ちょっとすぎに並び始めたが、バスは数十秒おきに発車するので10分ほどで乗ることが出来た。<br />乗車時間5分ほどで打ち上げ会場上流側の学園大橋に到着。

    常磐線で土浦に向けて出発。
    切符は「ホリデーパス」(2,300円)を使用。
    上野から乗った電車は「ドレミファトレイン」として有名なE501系。
    発車・停車時にインバーターがドレミファ〜と音階を奏でる。
    まだピカピカの新車だが、来春から常磐線普通列車にグリーン車を連結する関係で、ローカル線に転属するらしい。
    そのため、トイレ設置改造が行われていた。
    トイレはE231系などと同じ台形のユニットだったが、便器はバキューム式ではなく循環式だった。
    そういえばE231のバキューム式トイレはやたらと臭気が漂っていることが多いが、やはり何か欠陥があったのだろうか?

    土浦駅15時前到着と、割といい時間帯の列車だったが、車内は空いていた。
    端の方の車両は立客ゼロ。
    同じ位の観客動員数の「大曲の花火」だと、この時間帯なら東京のラッシュ並みの惨状だろう。
    15両編成の威力だ。
    土浦駅も混雑してはいたが、身動きが取れなくなるほどではなかった。

    東口から土浦ニューウェイ経由のシャトルバスに乗車。
    土浦ニューウェイは元々新交通システム(ゆりかもめのような電車)用の高架橋として計画されたらしいが、結局新交通導入は見送られ、自動車専用道路として使われている。
    言われてみれば、高架橋の橋脚は新交通もののと同じだし、線形も新交通っぽい。ちょっと興味深い道路だ。
    花火大会当日は15時からシャトルバス専用道路として使われる。
    片道230円と、西口発のバスより高いが、専用道路を走るので本数も多く、時間もかからない。
    15時ちょっとすぎに並び始めたが、バスは数十秒おきに発車するので10分ほどで乗ることが出来た。
    乗車時間5分ほどで打ち上げ会場上流側の学園大橋に到着。

  • 河川敷は大曲に比べて奥行きがなく、狭い。<br />本部の100mほど下流の土手に座り場所を確保。<br />打ち上げ場所の正面だ。<br />会場は混雑していたが、数人が座る隙間なら容易に確保できるレベル。<br />やはり順延で空いているのか?<br />土手はかなり急な斜面で座りにくいが、見晴らしは桟敷席と変わらず、最高のポジションだと思う。<br /><br />写真は適当に撮影したもの。<br />以下、写真と本文は関係ありません!<br />携帯カメラと私の腕前では、こんなもんか。<br />私の写真だとたいした花火に見えないが、実物はもっと素晴らしい。

    河川敷は大曲に比べて奥行きがなく、狭い。
    本部の100mほど下流の土手に座り場所を確保。
    打ち上げ場所の正面だ。
    会場は混雑していたが、数人が座る隙間なら容易に確保できるレベル。
    やはり順延で空いているのか?
    土手はかなり急な斜面で座りにくいが、見晴らしは桟敷席と変わらず、最高のポジションだと思う。

    写真は適当に撮影したもの。
    以下、写真と本文は関係ありません!
    携帯カメラと私の腕前では、こんなもんか。
    私の写真だとたいした花火に見えないが、実物はもっと素晴らしい。

  • 花火大会といっても、大曲や土浦のような競技花火は一味違う。<br />普通の納涼花火はすでに確立された技術を使った無難な花火が多いので、派手ではあるが驚きは少ない。<br />反面、競技花火は高得点狙いで未確立の技術や難しい技術にチャレンジする業者も多く、必ずしも綺麗に決まらない、というか、厳しい目で見れば失敗作の方が多いのだが、それもまた面白い。<br />もちろん、難しい花火が綺麗に決まったときの驚き・感動は納涼花火ではまず味わえない。<br />観客の方も、受身で見るのではなく、あれこれ評論しながら見ると面白さは倍増する。<br />観客の見る目も問われるのが競技花火だ。

    花火大会といっても、大曲や土浦のような競技花火は一味違う。
    普通の納涼花火はすでに確立された技術を使った無難な花火が多いので、派手ではあるが驚きは少ない。
    反面、競技花火は高得点狙いで未確立の技術や難しい技術にチャレンジする業者も多く、必ずしも綺麗に決まらない、というか、厳しい目で見れば失敗作の方が多いのだが、それもまた面白い。
    もちろん、難しい花火が綺麗に決まったときの驚き・感動は納涼花火ではまず味わえない。
    観客の方も、受身で見るのではなく、あれこれ評論しながら見ると面白さは倍増する。
    観客の見る目も問われるのが競技花火だ。

  • 土浦の花火は「10号玉」「創造花火」「スターマイン」の3部門で競われる。<br />「10号玉」は1発ドカーンと上げる花火。<br />「創造花火」は球体じゃない花火。図形や絵を花火で表現するものが多い。<br />「スターマイン」連射花火。派手さではこれが一番だろう。<br /><br />土浦はいささかスターマイン偏重の感がある。<br />事実、観客の受けもスターマインが圧倒的。<br />特にまだ観客が元気な前半は、はっきり言ってくだらないと思える作品にまで拍手喝采。<br />反面、10号や創造花火では拍手すら滅多に起きない。<br />2時間半も打ち上げ続けると、さすがに観客も疲れてくるらしい。<br />前半のしょうもない作品に大歓声だったのが、後半、他では絶対見られないハイレベルな作品が出ても拍手パラパラ。<br />ちょっとどうかと思うのだが・・・

    土浦の花火は「10号玉」「創造花火」「スターマイン」の3部門で競われる。
    「10号玉」は1発ドカーンと上げる花火。
    「創造花火」は球体じゃない花火。図形や絵を花火で表現するものが多い。
    「スターマイン」連射花火。派手さではこれが一番だろう。

    土浦はいささかスターマイン偏重の感がある。
    事実、観客の受けもスターマインが圧倒的。
    特にまだ観客が元気な前半は、はっきり言ってくだらないと思える作品にまで拍手喝采。
    反面、10号や創造花火では拍手すら滅多に起きない。
    2時間半も打ち上げ続けると、さすがに観客も疲れてくるらしい。
    前半のしょうもない作品に大歓声だったのが、後半、他では絶対見られないハイレベルな作品が出ても拍手パラパラ。
    ちょっとどうかと思うのだが・・・

  • せっかくの競技大会なので、私なりに評論してみる。<br />さすがに割物については論じられないので(笑)、スターマインの部で良かった作品をいくつか。<br /><br />『侍BLUE』 群馬県 高崎火工湯浅花火店<br />いささか物量勝負的な感はあるが、色の鮮やかさが圧倒的。<br />これだけの数を上げて全く色がぼやけないのは驚き。<br />パープルとエメラルドグリーンの素晴らしき競演だった…ん? タイトルはBLUEだが?<br /><br />『夜空の花火運動会』 茨城県 野村花火工業<br />赤と白の各種花火で運動会を表現。<br />同じ形・大きさで赤白の色違いの花火が同時に開く。<br />これは面白い表現方法だ。<br />作品全体の調和も完璧で、ハイレベルな花火にも関らず、奇抜さや違和感は全く感じなかった。<br /><br />『シンフォニー オブ ファイヤー』 長野県 紅屋青木煙火店<br />割と普通っぽい作品だが、所々に「おおっ!」と思わせる玉が。<br />難しそうな玉も綺麗に割れており、斬新さと完成度の高さを両立させていると感じた。<br /><br />このうち入賞しているのは準優勝の野村花火工業だけ。<br />え!あれが入賞? う〜ん、納得できんな、とか論評するのも、競技花火の楽しみ方か?<br /><br />ちなみに創造花火優勝は北日本花火工業(秋田県)の『ヒヨコの可愛いあんよ』。<br />これは100人中99人が文句なしだと思う。<br />ヒヨコの体と足が完璧に出ていた。<br />創造花火に冷たい(?)土浦の観客も、これには大歓声。<br />創造花火はその性質上失敗率が高く、最後まで「あれ何の形?」で終わる業者が少なくないが、ここのは完璧だった。<br />スターマイン大好きな観客も、もう1度見たい作品は?と問われたら、これを挙げる人が多いと思う。<br />もしかしたら来夏、どこかの花火大会で見られるかもしれない。

    せっかくの競技大会なので、私なりに評論してみる。
    さすがに割物については論じられないので(笑)、スターマインの部で良かった作品をいくつか。

    『侍BLUE』 群馬県 高崎火工湯浅花火店
    いささか物量勝負的な感はあるが、色の鮮やかさが圧倒的。
    これだけの数を上げて全く色がぼやけないのは驚き。
    パープルとエメラルドグリーンの素晴らしき競演だった…ん? タイトルはBLUEだが?

    『夜空の花火運動会』 茨城県 野村花火工業
    赤と白の各種花火で運動会を表現。
    同じ形・大きさで赤白の色違いの花火が同時に開く。
    これは面白い表現方法だ。
    作品全体の調和も完璧で、ハイレベルな花火にも関らず、奇抜さや違和感は全く感じなかった。

    『シンフォニー オブ ファイヤー』 長野県 紅屋青木煙火店
    割と普通っぽい作品だが、所々に「おおっ!」と思わせる玉が。
    難しそうな玉も綺麗に割れており、斬新さと完成度の高さを両立させていると感じた。

    このうち入賞しているのは準優勝の野村花火工業だけ。
    え!あれが入賞? う〜ん、納得できんな、とか論評するのも、競技花火の楽しみ方か?

    ちなみに創造花火優勝は北日本花火工業(秋田県)の『ヒヨコの可愛いあんよ』。
    これは100人中99人が文句なしだと思う。
    ヒヨコの体と足が完璧に出ていた。
    創造花火に冷たい(?)土浦の観客も、これには大歓声。
    創造花火はその性質上失敗率が高く、最後まで「あれ何の形?」で終わる業者が少なくないが、ここのは完璧だった。
    スターマイン大好きな観客も、もう1度見たい作品は?と問われたら、これを挙げる人が多いと思う。
    もしかしたら来夏、どこかの花火大会で見られるかもしれない。

  • 大会は予定通り20時半に終了。<br />帰りは駅まで2kmほど歩く。<br />駅から会場までのエリア丸ごと歩行者天国にしている大曲と違って、土浦は車線規制だけの道もあり、道はかなり混雑する。<br />かなり早足で駅まで30分。<br />イトーヨーカドーの店内を通って、駅舎へ向かう。<br />入場規制はしていたが、10分も待たずに構内に入れた。<br />駅前広場で1時間以上待つのが当たり前の大曲とは大違い。<br />複線・15両編成の威力は絶大だ。<br />21時15分頃改札を通り、21時半の臨時列車に余裕で乗車。<br />階段付近はそれなりに混んでいたが、端の方の車両には空席まであった。<br />土浦は初めてなので、いつもこんな状態かどうかは分からないが、単線・短編成の大曲に比べれば楽勝だと思う。<br /><br />臨時列車は土浦始発我孫子行の各駅停車。<br />E531系が15両で来た。<br />幕は「普通 我孫子」を期待したが、「臨時」だけで面白みがない。

    大会は予定通り20時半に終了。
    帰りは駅まで2kmほど歩く。
    駅から会場までのエリア丸ごと歩行者天国にしている大曲と違って、土浦は車線規制だけの道もあり、道はかなり混雑する。
    かなり早足で駅まで30分。
    イトーヨーカドーの店内を通って、駅舎へ向かう。
    入場規制はしていたが、10分も待たずに構内に入れた。
    駅前広場で1時間以上待つのが当たり前の大曲とは大違い。
    複線・15両編成の威力は絶大だ。
    21時15分頃改札を通り、21時半の臨時列車に余裕で乗車。
    階段付近はそれなりに混んでいたが、端の方の車両には空席まであった。
    土浦は初めてなので、いつもこんな状態かどうかは分からないが、単線・短編成の大曲に比べれば楽勝だと思う。

    臨時列車は土浦始発我孫子行の各駅停車。
    E531系が15両で来た。
    幕は「普通 我孫子」を期待したが、「臨時」だけで面白みがない。

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