「塩原温泉開湯１２００年記念祭」本祭　栃木県那須塩原市

2006/10/08 - 2006/10/10

「塩原温泉開湯１２００年記念祭」大同元年（西暦８０６年）塩原の湯が発見されました。栃木県の北部には、奥日光温泉、鬼怒川温泉・那須温泉・塩原温泉と多くの温泉があります。塩原温泉は普段通過するのみですが、次のお祭りは100年後？行くしかない！前夜祭に続き、本祭をご紹介します。イベント会場をあっちこっちと動き回りました。「質素なお祭り」が第一感想でした。そんなイベントを紹介します

エリア 塩原温泉郷(栃木)

• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 自家用車

「温泉まつり」の山車が各地区から６台集まり、祭囃子を鳴らしながら歩行者天国の国道を練り歩きました。

塩原温泉にゆかりのある有名人の山車（だし）左から、奥蘭田（おくらんでん）明治２３年出版した「塩渓紀勝」によって、塩原温泉を全国の著名人に広め、名士が次々と別荘を建てたそうです。尾崎紅葉、有名な「金色夜叉」はこの地、塩原で執筆され明治３０年、塩原温泉が全国的に有名になったそうです。三島通庸（みしまみちつね）旧薩摩藩士であったが、数県の県令（県知事）を歴任、後に警視総監となる。栃木県知事の1882年関谷から塩原温泉までの渓谷を走る狭隘な道路を整備、自らの別荘は明治天皇に献上した。旧塩原御用邸は現在、厚生省管轄の「国立塩原視力障害センター」として運営されています。

塩原温泉神輿（みこし）が出番を待ちます

神輿（みこし）の出番を待つ担ぎ手

みこしを夜撮る写真はNGでした。動きが早く、腕が悪いか？カメラが悪いか？

「黒磯巻狩太鼓」巻狩とは“集団で行う狩り”の事で、歴史は古く源頼朝が勢力を誇示するために那須野ケ原で行ったそうです。

古町温泉の中心に「塩原もの語り館」塩原温泉観光協会が運営して普段は食堂・野菜直売センター・無料足湯、東側には箒川（ほうきがわ）が流れ、対岸には誰でも入れる、混浴露天風呂があります。

「鍋掛もちちき唄保存会」の餅つき

杵（きね）

あんころ餅、300円搗き立て（つきたて）です

他の「塩原うまいもの屋台村」出店

湯っ歩の里の出店“かじかのから揚げ”

相変わらず「写真撮らせて下さい」こころよく「は〜い」寝ぼけ眼の浴衣姿が可愛いでした。

「テキ屋」さん

「西那須野疎水太鼓」（にしなすのそすいだいこ）那須塩原市は三つの市町村が合併しました。那須郡西那須野町・黒磯市・那須郡塩原町、西那須野町には那須疎水があります。話せば長〜い、那須野が原の原野の開拓、苦労の連続の歴史があります。“水の争いで血の雨が降る”ほど大切な水の話です。

そんな、那須疎水（なすそすい）は旧西那須野町が多く、そこから名前が付きました、女性のみの太鼓の披露でした。那須疏水は、福島県の安積疏水、京都府の琵琶湖疏水と共に日本３大疏水です。

国道４００号線を全面ストップ、歩行者天国にして、「流しおどり」を披露。

「流しおどり」…これは、よさこいのグループだな！！

某有名代議士が「塩原温泉開湯１２００年記念式典・来賓のご挨拶」

６町内が３組に分かれて、お囃子の競演。

お囃子の競演。

お囃子の競演の応援団

お囃子の応援団

湯っ歩の里の「塩原うまいもの屋台村」

お店名「延四郎」が出店

手打ちそば５００円そば粉１６０ｇだそうです。打ちたて・ゆでたて“２たて”おいしかったです！

「塩原もの語り館」の前にこじんまりと「足湯」がありました。一応お断りしました「写真撮らせて下さい」歴史ある塩原温泉訪問記でした。