1995/07/07 - 1995/07/11
558位(同エリア587件中)
雲の仙人さん
旅で知り合った浅井さんのトレッキングしようと麗江から中甸行きの早朝バスに乗り込んだ。そのバスにはもう一人の日本人が乗り込んできた。その名は藤野さん、彼は山のベテラン、好都合だった。世界でも有数の大渓谷・虎飛峡を歩くのは二人ではちよっと不安だった。聞くところによると途中「追い剥ぎ」も出るらしい、男3人で行くことになった。第1日目は23km先の核桃園。時間も歩くと渓谷がだんだん深くなり、道幅も50cmと狭くなってきた。断崖絶壁の直下谷底まで300mはあろうか。眼下を見下ろすと目が眩みそう。頭上は5000m級の雪山がそびえ、それが屏風岩のように切り立っている。途中崖崩れで道も無くなり岩に這い上がり、或いは滝の水しぶきを浴びながら、ずぶ濡れで川を渡る。つまでもそんな危険な道ばかりではない。納西族やその子供たちが牛、馬、ひつじ、山羊を追う、のどかな山村に来たときホッとする。いくつか集落を通り過ぎ、歩くこと7時間、遠くに山小屋が見えたときは3人とも思わずバンザーイ!二つの宿があった。スプリングゲストハウス(山小屋)は夫妻と3人の子供たち(7才、5才、3才)がやっていた。先客は西洋人6,7人. 夕食は庭先のテラス。暗くなるとローソクを点灯、ビールを注文すると7才の長女が小川まで取りに行って冷えたビールをもってくる。野菜もその都度畑から取ってくる。なんと贅沢な食事だろう、食後は蝋燭の灯りをかこみ、国際世間話し、眠くなったら休み、夜明けと共に目を覚ます、うすっぺらなカーテンを開けるとひんやりした空気が流れてきた。3人男はそこが気に入って次の日も泊まった。1泊50円、食事ビール入れても200円もあれば充分。当分値上げしないそうだ「1家5人が生活できればいい」。この日お母さんは23km離れた町までロバ5頭連ねて買い出しに行った。帰路は橋頭の反対方面へ18km歩いて帰った。
もうあれから13年。3人の子供たちはどうしているだろう!長女は20才のはずだ。
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麗江から中旬行きバス橋頭で降り、歩き出した。最初は広い道徐々に狭くなり・・・・
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虎跳峡をトレッキング23km地点にゲストハウスがある
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途中時々現地の子供たちと出会う
当時は数人で行かないと追い剥ぎに会うこともあったそうだ。 -
途中がけ崩れが数箇所あった。
ここはみんな大理石 -
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眼下300mの渓谷
河は揚子江の上流 -
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一休み 景色は涙が出るほど美しい。
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もうすぐ中間点のゲストハウス
これは山小屋 人はいなかった -
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二つのゲストハウスがあった
一人5元だった。 -
オーナーは片腕だった。
薪割りでも料理も上手だった -
Springs G H には
7才、5才、三歳の子供がいた -
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ビールを注文したら
自然の冷蔵庫、小川から取ってきてくれた
当時7才のウェイトレスはもう二十歳のはずだ。 -
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藤野さんと浅井さん
今はどうしているのかな
会いたいものだ。
藤野さんは北海道スキー場でバイトしていた。
浅井さんは沖縄の大学7年生。
いい先生になっているだろう -
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2泊して帰りは橋頭の反対側へ18km歩いた。
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途中農家があり何かご馳走になったのを覚えている
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帰りに泊まった宿から玉龍雪山の雪が見えた
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