2006年スイスの旅（７）ミューレンの散歩

2006/08/14 - 2006/08/14

「今日も雨かー」とゆっくり起きたら雲に隙間が出来て青空が覗いている。当分は厚い雲の曇りか雨との予報だったのにこれからはいい天気に変わると豹変。日本の予報ではこんな豹変はないがなーとぶつぶつ(まあ好転だからいいが）

今度の３世代のスイス滞在では人気の山に連れて行くのはいいが過去に何度も行ったところに同伴なのはちょっと敬遠したくなる。それもユングフラウのような運賃の高いところでは。
そのときには別行動をとることにしてとひそかに考えていたのがフィルスト--ファールホルン--シーニゲプラッテとラウターブルンネン--ロープホルンヒュッテ--グレッチアルプの２ルートだ。いずれもいろんな本のお勧めでかなりの歩きだが展望がいい。たとえばlonely planet(通称ロンプラ）のWalking in Switzerland　であげている８つのハイライトの１日の縦走の項では前者が推奨されている。

雨のせいでインターラーケンで歩ける日は後２日だけとなってしまった。インターラーケンからアプローチに時間のかかるこれらのコースに今日行くのはスタートが遅く悪くすれば途中で泊らなければならない。それに今日はまだ天気は完全回復でなく雲が多いのでユングフラウもファウルホルンもきっと雲の中。

今日はみんなで行ける軽いハイキングということでミューレンに行くことにする。そしてもしミューレンのモニターで見るシルトホルン山頂が雲の上ならミューレンで別行動をとることにする。そしてその後合流してハイキングすることにしようと。

エリア ミューレン(スイス)

• 同行者: 家族旅行
• 航空会社: JAL

ラウターブルンネンタール（谷）の入口のヴィルダースヴィル駅。シーニゲプラッテへの歴史的な登山電車

ラウターブルンネンからグレッチアルプへのケーブルカーの下駅。ただ今完全なリニューアル中で線路も撤去して線路の基礎まで作り直している。ずいぶん運休が長いと思ってたがこれではねー。
前述のロープホルンヒュッテのハイクの帰りにこのケーブルカーを使わないと遠回りで時間に余裕がなくなるので困るのだが。

ステッヘルベルクにあるシルトホルンロープウェイ下駅。シンボルにしてるロボット人形

ミューレンのライブカメラを見るとシルトホルンの展望台は時々ガスが薄くなるようなので娘一家にとって初めてのシルトホルンに上がることにする。我々はミューレンの町を散歩し、1.5時間後に落ち合うことにする。

サースフェーもだがミューレンにはいつも寄るシックな小物を並べた店がある。そこに寄ることにする。以前に店の主人とかみさんを撮ったスナップを渡そうと2000年に寄ったら店が閉まっていたが運良く少し経ったら奥さんが店を開けた。そしてご主人がなくなって細々と続けてるとわかった。それからずいぶん経ったがその後どうなったのか気がかりで寄ってみたがやはり閉まっていて店の品物も少なく活気がなくなっている。
この写真はその店ではなく同じメイン通りでよく写真に撮られている家

ミューレンからユングフラウの方向を見る。ユングフラウはガスの中で、手前のシルバーホルンの支稜がかすかに見える。

手前はラウターブルンネンの岩壁。その向こうにファウルホルンが見える。天気だったらあの稜線を歩いていたのだが。

ミューレンから見る。
右から雲に隠れたメンヒ、アイガー。その左のコルがクライネシャイデック（小さい峠）その手前の斜面がウェンゲンアルプ。

ミューレンからファールホルンから左のシーニゲプラッテまでの稜線。手前右のピークがメンリッヘンあたりか

ミューレンのメイン通りを歩いて行くとミューレンからグルッチアルプへの鉄道の線路が接近してくる。
向こうにシーニゲプラッテの稜線が見える。

ミューレンの村はずれのアルペンブリックホテルの入口傍に植えられたエーデルヴァイス。昔ここに泊ったときにも同じここにエーデルヴァイスが咲いていた。

ミューレンの町並みの一部

シルトホルンのロープウェイ中間駅ビルクを見上げて

華やかに飾った民家

アルメントフーベルへ登るケーブルカー下駅

アルメントフーベルにある遊び場でブランコで早速遊ぶ。右上にかすかに知るとホルンが見える。

右からメンヒ、アイガー、鞍部はクライネシャデック

フラワートレイルを通ってミューレンまで散歩を始める

途中のアルプから見るファウルホルンの連峰

シーニゲプラッテ？

ミューレンへの途中のアルプからファウルホルンとシーニゲプラッテ。

アルプをのんびりと歩く我々

右端がユングフラウ、次がメンヒとアイガー

山を眺めてアルプで休憩

山を眺めてアルプで休憩

ラウターブルンネンのシュタウバッハの滝。娘一家はトゥルンメルバッハ見物に途中下車する。

同じくシュタウバッハ。落差300m。詩人のバイロンが黙示録の中で死神が乗った白馬の尻尾になぞらえた。

この旅行記へのコメント （5）

• jun1さん 2014/08/28 21:25:24

  アルメントフーベル〜ミューレン

  ４nobuさん、はじめまして。
  
  私が今年アルメントフーベルのハイキングをした時は小雨でしたので、眺望は有りませんでしたので、４nobuさんの旅行記で、こんな素晴らしい景色だったのだと、拝見させていただきました。
  
  ありがとうございました。
  
  jun1
  

  4nobuさん からの返信 2014/08/29 06:30:03

  RE: アルメントフーベル〜ミューレン

  投票とコメントありがとうございます。
  アルメントフーベルやミューレンは日本人に大人気のところだけに沢山の素晴らしい記事が書かれているのに私の拙い文を褒めて頂き面映ゆいです。
  最近はスイスに行かなくなりました。というのは老齢でもう坂道を歩くことが苦しくなったからですが、いろんな場面でスイスの美しい展望と花を見るたびにもう一度出かけたい願望と若き時の思い出が生きていることに喜びを噛みしめております。
  そして最近は体に負担の少ない英国の庭園と城址巡りに旅の喜びを見つけております。
  記事の上梓が大変遅いのですがまたおいで下さい。
  
  4nobu
  

• とらいもんさん 2007/09/21 16:02:38

  再度！

  ９月２１日(金）
  こんにちは
  再び、拝見いたしました。
  良かったです！
  きのうは、蔵王でトレッキング(ハイク並）をしてきました。
  蔵王では、ゲレンデを歩くので「アルプ」に気分です。
  おじゃましました。

  4nobuさん からの返信 2007/09/21 21:51:40

  RE: 再度！

  書き込みありがとうございます。前にも書きましたがべるなオーバーランドは私にとっては鬼門でミューレンからのユングフラウはまだすっきりと見えたことはありません。いつも雨で歩く楽しみが溜まったままの転進ばかりです。
  蔵王はスキーにいっただけですが歩いてもいい所なんでしょうね。
  
  

• とらいもんさん 2006/10/05 07:47:53

  ダブル！

  お早うございます。
  今朝の４トラは、貴方とリューシーさんが共にダブってトップを飾ってました！
  ２通分と思って拝見しました。