2003/08 - 2003/09
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m&mさん
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それは4年前。親の反対を押し切って一人北アイルランドへと旅だった。
初めての海外旅行、一人旅。英語もまだ拙いのに、今考えると無謀にも程がある。。。でも、私は(北)アイルランドに呼ばれていると勝手に感じていた(どう考えても錯覚だけど)。
世界ユースラグビー大会を観戦していたときアイルランド人高校生と親しくなり、「アイルランドにおいでよ!」と言ってくれ、その言葉に甘えに甘えたのが旅のきっかけ。
アイルランドと言っても彼らのいるところは北アイルランド。(UKのはずなのにアイルランドときっぱり言い切っているのは、なぜ??)家族はもとよりばあちゃん達親戚も許すはずがない。なんてったって、最近まであの有名なIRAを絡む内戦が長期間にわたって続いていた所だからね。しかしそんな心配をよそに、私はせっせと荷造り。誰の言うことも聞くつもりはなかった。
アイルランドに行きたい理由は、友達ができたからだけではなかった。私のお気に入りの教授がアイルランド専門で、いつもアイルランドの話をしてくれていたので、一度は行きたいとおもっていたのだ。。。
で、向こうの友達や家族の写真などを送ってもらって、なんとか家族を説得、そして北アイルランドへのチケットを手に旅立った!!
・・・とここで一つ。ご存じの通り日本からアイルランドへの直行便はない。そこで、私はLHR(ロンドンヒースロー)空港で乗り継いで北アイルランドを目指すことにした。
それが悲劇の始まり・・・
ヒースロー空港に降り立った私。
おぉ、これがイギリスの香りか!外国の香りだな!!
さてさて、乗り継ぐためにはどこをどうやって行けばいいのかな。
おお、みんな並んでる。これが入国審査というやつか。え、私ここで入国審査受けないといけないの?そうだろうねぇ、一応北アイルランドはイギリス領だからねぇ。
しかし日本人ばかりだな~~
「一人で旅行に来たんですか」
と、名古屋出身の青年に話しかけられる。彼はイギリスに留学に来たらしい。
そうなんですが、イギリスと言っても北アイルランドなんですよ、というと、一人で?!とびびられてしまった。
彼は22才で、親切にも途中まで私と行動を共にしてくれた・・・のがいけなかったのか。
普通に入国審査は済み、空港を出た。
あれ?出るのか?出て良いのか??
その男の子に聞くも「初めてだからよくわからない」
私も初めてでわからない(涙)
とりあえず警備のおっちゃんに声かけてみよう。
あの~、乗り継ぎたいんだけど。
「え!どうやってここに来たの?」
え、普通に出てこられたよ。
私のチケットを見て、「ちょっと、ここターミナル3だよ!ターミナル1に行かなきゃ!!しかもあと10分後に離陸だよ!」
のんきに名古屋出身の彼と話していた間、刻々と出発の時間は近づいていたらしい。
そのときまだ私はヒースロー空港の大きさを知らないでいた。
おっちゃんがおばちゃんをよび、おばちゃんがトランシーバーで「日本人の女の子が乗り遅れる!!」と興奮して言っている。え、もしかしてえらいことになってしまった・・・?
すると、向こうから黒スーツに黒グラサン、スキンヘッドの兄ちゃんが走ってきた。
「ついてこい!」
名古屋出身の彼にさよなら言う暇もなく、私は謎の兄ちゃんについていった。兄ちゃん走る走る走る。
変な乗り物に乗せられ、変なエレベーターにのせられ、あっという間に(たぶんターミナル1の)手荷物検査の所まで!今思うと、ヒースロー空港の裏道を通ったんだろうな。
しかし不運にも兄ちゃんも手荷物検査を受けなきゃいけないことに。
そこでびっくり。兄ちゃんどっからそんなものを!
いくつかの銃に、数え切れない鍵に、、、なにこれ??よくわからないものを全身に身につけていた。回りの人は笑っている。兄ちゃんは怒っていた。
あと何分?もう10分経ったんじゃない?というとき、兄ちゃんを見失ってしまった。兄ちゃん走るの速すぎる!!!ぜーぜーいいながら兄ちゃんを捜す。
いない、ここにもいない、いないいないいない、ここどこよ、兄ちゃーーーーん!!!
すると遠くから「Hey!!」と兄ちゃんの声。
兄ちゃん!!
と喜ぶのもつかの間、どこ行ってたんだと怒られる。兄ちゃんが速すぎるんだって!!
兄ちゃんも疲れはピーク、私もピーク、二人ぜーぜー言いながら走る姿は周りにどう写ったのだろう。兄ちゃんの頭は汗できらきら光っている。ごめんね、兄ちゃん、私のために。
ついにゲートに到着し、ドアをバンッと開けた兄ちゃん。
そこにはまだ飛行機に乗っていないたくさんの乗客が。
あれ?もう離陸の時間じゃないの??
スキンヘッドにグラサンの兄ちゃんと、アジア人の女の子がぜーぜー言いながら突然現れたことに驚いた乗客みなさんが、一斉に私たちを見る。
「・・・離陸が遅れているらしい。」
と言い残し、兄ちゃんは去っていった。
私は一人、痛い視線を浴びながら本を読むフリをして、ふーふー言っているイキを落ち着かせようとしていた。
兄ちゃん、ありがとよ・・・・。
そんなこんなで無事についた北アイルランド、ベルファスト。
走った疲れと時差ぼけで友達のご両親が用意してくれていた夕飯はのどを通らなかった。申し訳なかったなぁ。
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