2006/09/28 - 2006/09/28
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buchijoyceさん
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今日も天気だ。カメラを持って出かける。北へ向かおうとしたが予報は南の方が天気がいいという。そこで、復習の意味で長尾ラインから仙石原に下りてみた。しかしこっちの方がもっと時間がかかった。箱根越えは考えものだね。
御殿場から東名に乗った。乗ってしまえば高速はラクだ。浜名湖SAで朝食。私は小さなお茶を。静岡衛研の調査では、お茶を飲み残して常温におくと、ばい菌が増える量は時間と比例することはわかった。冷やしておくか、早く飲みきってほしいと発表していた。私は車内でほとんど飲み食いしないが、暑いときは水分は必要だ。とはいえん、一般に売られている500mlのお茶は飲みきれない。そういうからには静岡県なら200ml入りがあるだろうと探したら、ちゃんとあった。口に含ます程度だから、この大きさで十分。二人でこれ一本。クーラーを入れた布製のクールボックスには水も入れてはある。
豊田JCTから環状道路に入った。低い山と田畑あるこの道の雰囲気はいい。車どおりはほとんどない。ここも赤字路線かもしれない。土岐で下りてガソリンをいれ、再び環状道で関で、東海北陸道に乗った。御嵩という地名を見た。御嵩、岐阜県だ、産廃業者に町長が刺された町ではなかったろうか。低い山が連なる、田園地帯、産廃業者に狙われるんだろうな。その後のニュースは聞かないがどう決着したんだろう。
土岐でガソリンスタンドを探して一旦おり、また戻って東海・北陸道を目指す。美濃で東海北陸道に乗る。「郡上市に入ったよ」それからが長い。「郡上市は7町村が合併して出来たしだから行政区が広いんだね。うーんと、郡上市の面積は1030.79平方キロ、岐阜県の10%だってさ。人口が5万弱だったから、財政は大変だろうね。」
註:郡上市は、岐阜県のほぼ中央に位置し、平成16年3月1日、郡上郡7町村【八幡町・大和町・白鳥町・高鷲村・美並村・明宝村・和良村】が合併し岐阜県で19番目の市として誕生した。
道路沿いに「真ん中の碑」が立っている。日本の真ん中というのだろう。他にもあったな。どこだっけ?郡上八幡ICを下りて、町に向かう。ちょうど県の合同庁舎があったので、観光マップを貰う。窓口の女性が丁寧に案内の説明してくれた。
博覧館の近くに車を止め、古い町並みから歩き始めた。橋を渡って鐘門も見た。引き返して通りを歩いた。「奈良井の方がいいな」と言うのが私の率直な第一印象だった。通りの幅が広いのも、よそよそしく感じられたのかも。でも、通りの舗装はいい。しかも側溝のふたも気が利いている。
幻の味、葉なんばんと言う幟を見た。葉なんばんってなんだろう。そこで店をのぞくとだれもいない。「葉なんばんをつくっています。御用の方はよばってください」と書いてあった。でも店に入るとチャイムがなる仕掛けにはなっている。オジサンが出てきた。「葉なんばんってなんですか」と聞くと、葉なんばんを知らない奴もいるのか、と問いには答えず、「あんた達は関西?関東?」と聞いた。「関東」と答えると、「ならそっちに並んでいる方、1瓶670円」「辛い方はいい」と連れ合いがいうと、「そこに激辛がある。670円」と繰り返した。「ねぇ、ミョウガってあるけど、ミョウガをどうしてあるの?」
「金賞を総なめにしたものだ」とオジサン。「そういうことは聞きたいんじゃない。私はどんなものか知りたいの」どうも話がかみ合わない。「もういらない」と言って店を出てしまった。後から連れ合いが激辛を買ってきた。
ちょうど人力車にあったので、乗って説明をしてもらうことにした。郡上八幡は踊りで有名な町。7,8,9の3ケ月、どこかで踊りの会場が開かれているそう。舗装がいいのも踊りのためかもね。踊りには下駄の音を響かせる。桐の下駄を買おうかと思ったけどはくところがないとやめてきたが、やっぱり外用にひとつあってもよかったかな。
町の説明、通りのお店も一軒一軒紹介して行ってくれる。へ〜、じゃぁ、それお土産に買おう、って気分になる。さっきの葉なんばんのお店の前を通ったので、オジサンとの問答を繰り返し、「葉なんばんってなんなの?」と聞くと、ご当地特産の八房唐辛子とのその葉で作った佃煮とのことだ、と教えてくれた。
家に帰って、温かいご飯で食べてみた。美味しい。これはオジサン自慢してもいいよ。でも、オジサンが客あしらいを丁寧にしてくれたら、もっとたくさん買ってきたのに。少し味見に出しておいてくれれば、いろんな種類も買ってきたのに。人にあげるにも手ごろな値段だし。
人力車の上から造り酒屋さんの奥さんに「後で買いに来ますよ」なんて声もかけられる。それに答える奥さんの笑顔もいい。これは町に親しみがもてる。人力車は初めて乗ったのだが、道も好いせいか馬車のようにゆれない。ゆっくりと説明しながら歩いてくれるから、自分で歩いているように写真も撮りやすい。ただし、電線が埋蔵されていないので、写真を撮るにはうるさすぎる。今度はあの電線をしまうことですね、とお兄さんに言った。
町をめぐらしてある水路は川から引いているもの、また川に返す。これは下水ではない。昔はこの水路で野菜を洗ったり、食器を洗ったり、水に仕切りをして鯉を飼ったりもしていたのだそうだ。郡上八幡の人力車はこのおにいさん一人だそうだ。頑張ってね。
人力車を降りて復習のように、もう一度歩いてみた。さっき教えてもらったところはちゃんと行ってみた。宗祇水にも寄った。絵を描くグループが道を狭くして座っていた。もちろん蔵ヘ寄って、純米酒を飼った。純米吟醸がなかったので。笑顔のオバサンは交代していて、ご主人だった。「以前より町、きれいになりましたね。努力されているの分かりますよ。次は電線ですね」町づくりにどれくらいの国の補助があるんだろうか。今はきびしいかもねぇ。
お店の人と話をしたので、この町にずいぶんと親しみが持てた。道の広いのは踊りのためなんだろうね。山内一豊の妻の里だと宣伝していたが、それも今のうちだから。八幡城まで上って町並みを見下ろし、そのまま帰ってきた。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 自家用車
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