2005/06/26 - 2005/06/26
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mozartianさん
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カナダ・アラスカ旅行 第5日目
現地ツアーに参加して、オンタリオ・ノースランド鉄道の「ポーラーベア急行」で、湾というよりは大海というべき北極海に面したハドソン湾の更にその内湾ジェームス湾岸のムースニーに向かい、船で中州の島ムースファクトリーに渡ります。ムースニーは人口3000人の町で殆どがクリーと呼ばれる先住民族です。
ムースファクトリーはハドソン・ベイ社の2番目に古い毛皮貿易の駐屯基地として1673年に設置されたが、1686年にフランス軍に占領されました。1713年に英国に返還されたものの、そのまま放置され、1735年には火事により焼失しました。その後再建され、同社のハドソン湾における重要な常駐組織となりましたが、1932年に鉄道が開通して存在意義を失いました。今はその遺構が残っています。
オンタリオ・ノースランド鉄道の旅客列車は現在トロント・ムースニー間1,053kmに運転されていますが、直通列車は無く、トロント・コクレーン間に土曜を除く毎日「ノースランダー号」が1往復、今も道路のない低湿地帯のコクレーン・ムースニー間300kmには「ポーラーベア急行」がシーズン中の月曜を除く毎日1往復、低地帯住民の生命線としての貨客混合列車「リトルベア号」が週3往復運転されています。
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ハドソン湾とジェームス湾
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コクレーン駅のホームには熊のぬいぐるみもでてサービスに努めていました。(できの悪い写真で申し訳ありません)
コクレーンの町も、鉄道も「ポーラーベア」を売り物にしていますが、現在この地域にはポーラーベアは生息していないとされています。乱獲や気候変動によるものと思われ、現在学術調査が行われている由。ポーラーベアに関係あるものとしては、(その3)で紹介した「ポーラーベア・ハビタット」があるだけですが、そこの熊もチャーチルから来たものだそうです。 -
ムースニーに到着した「ポーラーベア急行」
列車は、座席車5輌、ドームカー2輌(内1輌は下がビュッフェ)、食堂車1輌の堂々たる8輌編成です。 -
2輌めに連結されたドームカーです。
北米の車輌に多いドームカーは特別料金を取る会社が多いのですが、この列車は有難いことに自由に利用できます。 -
滔々と流れるアビティビ川
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ムースニーに着いて、我々を迎えてくれたのは何とスクールバスでした。船で島に渡って島内を運んでくれたのもスクールバスでした。
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現地ツアーの中の現地ツアーであるムースニーの案内のガイド、メリッサ、彼女はガイドのほかスクールバスのドライバー、船の中の売店の売り子も務め、一人3役をこなしていました。
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ムースニーの船着場
中州の島ムースファクトリーに渡る汽船は、浅瀬を避けながら約30分で運んでくれます。
この辺りの風景には何ともいえない旅情が漂うのを感じます。 -
ムースファクトリーの船着場
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島内もスクールバスで
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島内に残る遺構の一部
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クリー族のテント、中では手工芸品や先住民族の食べ物などを僅か並べて売っていました。
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ハドソンベイ社のスタッフハウス、中は展示室になっており先住民が手工芸品等を売っている
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正装した先住民女性の写真
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ドームカー車内で
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食堂車(帰りの車内)
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