1976/10/05 - 1976/10/20
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悠遊人(ゆうゆうじん)さん
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神秘の湖「バンデイ・アミール」?アフガニスタンを訪ねて
岸壁に彫られたあの巨大仏像で知られるバミアンをトラックの荷台に乗って早朝出発、3時間ほどで目指す「バンデイ・アミール」へ、ついに来た?!
しかし一体ここは何なんだ?
この砂漠の中の涸れ川にそびえ立つ高さ5-7m程の連なった壁は、よじ登ってみると何ということだ。満々と水を湛えてるではないか。この澄みきった青い水。一体砂漠のどこからこれだけの水が湧き上がって来るのというのだ。
あまりの美しさを独り占めしている不安そして畏れ。からだの平行が崩れ、湖に引き込まれそうになり、あわてて膝を地におろす。とても真下を覗けない。
地質学的には、ここはオープンな鍾乳洞で、千枚皿が数枚巨大になって、峡谷に沿って並んでいると考えられる。上流から、bandi zol fi kal,bandi pudina、bandi panir,bandi hibad,bandi oraman,bandi kanbarと続く。石灰岩は時にに面白い造形を我われに見せてくれる。ちょうどトルコのパムッカレや中国の九塞溝、クロアチアのプリトヴィツェなども同じ成因だ。
浅いのはグリーンに、深いのは濃い藍色、大きいのもあるし、底が見えない程深いのもある。
宿に帰るとランプの調子が悪いとテントホテルの主人(子供だが)は修理にかかりきり。途中魚影が見えたので、針に糸をつけ、パンくずを練って釣りに行く。
マスの一種だろう。7-8匹をたちまち釣りあげる。
宿に戻ると小さなご主人はまだ修理に夢中だ。
しょうがない。暗くなってきたので、一緒に泊まることになりそうなドイツ人やオーストラリア人と釣ってきた魚を焼いて食う。どうやらこれが今日の晩飯となるらしい。
この川の水で煎れたお茶が実に旨い。本物のミネラルウオーターだ。ここは、ガキの頃からあこがれていた砂漠の奥の一番奥の湖。
ただしこれは1970年代半ばの話。シルクロードを歩いていてフと立ち寄ったもの。今も夢に見るアフガンの砂漠の彼方?神秘の湖「バンデイ・アミール」 あれは夢か幻だったのか。
猿岩石より30年も前にシルクロードを歩いていた、いろんな国の旅人がいっぱいいた。特に1970年代が最も面白い旅の時代だった。
(表紙写真はネット上から引用したものです)
(続)最終章 インド
https://4travel.jp/travelogue/10179272
- 旅行の満足度
- 5.0
-
バミアンのどかな田園風景
-
バミアンの風景---遠くに崖に彫られた大仏が見える
(今は破壊されてしまったが・・・) -
Bandi・Amir---砂漠のなかの一番奥の湖
アフガニスタンはシルクロードの真ん中ほどでしょうか。
とても平和で、厳しかったインドから来るとまるでオアシスのような国でした。
(続)インド
https://4travel.jp/travelogue/10179272
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この旅行記へのコメント (2)
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- アンタライさん 2009/02/13 15:36:04
- 素敵な写真ですね!!
- バンディアミールの湖は、午後は風で波がたち、
綺麗な写真が撮れなかったですよね〜!!
私も、2年後の、79年11月1日にバーミアンを5時半のトラックに乗って、日帰りで行って来ました。
もう、寒くて、雪が降り始め、バンディアミールへのツーリストトラックは79年(ソ連侵攻は79年12月)の春まで、ストップになるとか、言われてました。
- 悠遊人(ゆうゆうじん)さん からの返信 2009/02/17 15:31:28
- バンディアミール
- 同じような時期にバンディアミールに行ったとは・・・
驚きですね。私には一番思い出となったところのひとつです。
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