「ピレネーの美しき教会たち」　2006夏スペイン　４日目

2006/08/15 - 2006/08/15

朝からどんよりした曇り空。昨日の炎天はどこにいったのか。
さらに渓谷の奥に残るロマネスク期の教会を訪れた。

表紙はタウイのサン・クリメンス聖堂。

エリア スペイン

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: レンタカー
• 航空会社: JAL

道路をふさぐヤギの行進。
２頭の犬がしっかりガードしている。

ボイのサン・ジュアン聖堂。

ボイ村は宿泊したホスタルのすぐ上流にあった。
小さな寒村を予想していたが、たくさんのホテルやオスタル、ペンションが建ち並んでいる。
ライトアップもされているようだ。
う〜ん、昨晩、見に来ればよかった。

ここから７枚は、同じくサン・ジュアン聖堂。

外壁にフレスコ画が残されている。

岩山が迫っており、その上から撮った１枚。
背景はボイ渓谷の反対側の山々。

ピレネーの山が雲に隠れだした。

さらに、少し上ったタウイ村のサン・クリメン聖堂。
カタルーニャ美術館所蔵の「全能のキリスト」があった教会である。
中にレプリカがあるそうですが、１０時前なので開いていません。

ボイ渓谷の中で、このサン・クリメン聖堂の鐘塔が最も見ごたえあるかもしれません。

タウイの村にも、おしゃれなホテルがたくさんある。
世界遺産の登録が多くの観光客を呼び込んでいるようです。
山あいの素朴な村の教会を予想してたぼくたちは、ちょっとあまかったようです。

タウイ村の奥にあるサンタ・マリア聖堂。
周りを民家に囲まれており、鐘塔は見たとおり傾いている。

すでに開いていた。

祈りの声が聞こえてきそう。

崩壊を防ぐため、両側から何本ものワイヤーが渡してある。

エリル・ラ・バル村のサン・エウラリア聖堂。
少し渓谷を引き返し、宿泊したオスタルのすぐ裏手のの集落にあった。

外側に回廊（アーチ）部分が付いている。手前は墓地。

墓地で飽きもせず遊ぶ子猫。

ちょうど開いたところです。

十字架の彫刻があるが、本物はヴィックの美術館にあるとのこと。

バルエル村のサン・フェリュ聖堂。
昨日、散々宿を探した街道沿いの村のはずれにある。
気がつきませんでした。

この辺から雲行きが怪しく、雷が鳴り出してきた。

粗い石積みが信仰の重みを感じさせる。

雨に濡れながら全景を撮った。

この後、ボイ渓谷は雷雨に襲われる。
ぼくたちは、どしゃ降りの雨と暗雲に煌めく稲妻に追われながら、渓谷をあとにした。

訪れるはずだった９つの教会のうち、あと２つを残して。

この旅行記へのコメント （7）

• わんぱく大将さん 2013/05/22 09:34:21

  今年の夏位に？

  fumio0102さん
  
  さむ〜いＢＣＮにようこそ。　旅行記見たいただいたようで有難うございます。　まじで２日前にあられ、降りましたで。
  
  ボイ渓谷あたりには、今年の夏あたりに行きたいなと思ってるのですが、なんせ車がないので、バスの旅。。。
  しかし、教会の絵の色鮮やかなこと。　夏も人が多いでしょうね？
  と考えつつ。。。　また、寄らせてもらいます。
  
  　大将

  fumio0102さん からの返信 2013/05/22 09:58:52

  RE: 今年の夏位に？

  大将さん
  おはようございます。
  楽しそうな旅行してますね。
  スペイン旅行が懐かしいです。
  
  ボイ渓谷の中心は一大観光地でホテルもけっこうありましたが、
  空きをみつけるのがたいへんでした。
  素朴な村を期待していたので、ちょっと意外でした。
  でも周辺の村々は素朴でしたね。
  夜は、教会がライトアップされているので、泊まられるといいですよ。
  それでは、またよろしく。
  
  

  わんぱく大将さん からの返信 2013/05/23 07:18:11

  RE: RE: 今年の夏位に？

  > 大将さん
  > おはようございます。
  > 楽しそうな旅行してますね。
  > スペイン旅行が懐かしいです。
  >
  > ボイ渓谷の中心は一大観光地でホテルもけっこうありましたが、
  > 空きをみつけるのがたいへんでした。
  > 素朴な村を期待していたので、ちょっと意外でした。
  > でも周辺の村々は素朴でしたね。
  > 夜は、教会がライトアップされているので、泊まられるといいですよ。
  > それでは、またよろしく。
  
  
  fumio0102さん
  
  　インフォ、有難うございます。　ここの宿が取れなければ、もう一度ぺドラフォルカに行って、ホセ氏にマフラーを届けようかと、そのついでに昔のセメント工場に立ち寄ってという案も考えています。　　大将>
  >

• パルファンさん 2006/09/11 21:52:13

  教会たちの登場ですね

  いよいよ待っておりました、ロマネスク様式の教会たちが登場ですね。
  このボイ渓谷にこんなに沢山の教会があるのですね。
  全く勉強せずにお尋ねです。
  何故この地に？切り立った山々、渓谷の地に・・？
  それぞれ特徴はあるのでしょうけど塔は似ていますし、同じ頃
  建てられたのでしょうか。
  
  ヤギの群れ、ホテルの様子、そしてお料理（カニカマも）素晴らしい
  風景の写真と共に楽しませて頂いてます。
  
  この場でごめんなさい。おでぶねこさんもここのファンなんですね・・

  fumio0102さん からの返信 2006/09/12 07:13:56

  RE: 教会たちの登場ですね

  おはようございます。
  
  残念ながら、ぼくも勉強不足です。
  少しだけ知っているのは、
  この時期、イベリア半島がイスラム教に席巻されつつあり、
  それに対抗するキリスト教の復古運動が北方から盛り上がっていたこと、
  さらに、カタルーニャをはじめ周辺地方の
  財力が豊富だったことも関連しているそうです。
  いずれにしろ、信仰力のなせることだと思います。
  
  ロマネスク期の教会は、ゴシックの荘厳な教会に比べ、
  素朴で力強くて、簡素なところが、多くの人を引きつけます。
  このあと、訪れた教会の写真を、もう少し載せる予定ですので、
  また、覗いてください。
  
  

• おでぶねこさん 2006/09/11 21:12:44

  言葉もありません・・・。

  すばらしいですね。
  言葉もありません・・・。
  人生を終えるまでに何とかして１度行きたい･･・です。
  すばらしい場所をご紹介していただいて
  ほんとうにありがとうございます。
  
  溜息です。
  
  おでぶねこ
  
  

  fumio0102さん からの返信 2006/09/11 21:37:11

  RE: 言葉もありません・・・。

  まいど感想をいただきありがとうございます。
  
  ボイ渓谷の辺りには、有名な教会だけでなく、小さな教会がたくさん点在しているようです。トレッキングコースもあり、ゆっくり滞在しても楽しいと思います。
  車で来る方がほとんどかもしれませんが、バスとか、タクシーとかもありますし、なによりもたくさんのホテルがあって、比較的メジャーな観光地です。フランスの旅行者もたくさん来ていました。
  ぜひ機会があったら訪れてください。
  ぼくたちも、予定では、フランス国境近くで宿を取るつもりでしたが、結局、ボイ渓谷さえも未消化で終わってしまい、いつか再訪したいと考えています。
  
  それでは。
  
  おでぶねこさんの旅行記、興味深く読ませてもらってます。
  バスに乗り損ないそうになった話し、面白かったです。（失礼）