上海・やっと、秋が来た・・感じ

2006/09/07 - 2006/09/07

南京西路のわき道・鳳陽路にあります上海公証処へ行った後の、帰り道の様子をアップしました。
先週、雨模様の天気が続き、２・３日前から青空が見え始めました。湿度は相当下がりましたね、気温も下がってきました。やっと、秋かな、と思われるような天気になってきました。
公証処から我が家へは１本道です。石門一路⇒瑞金一路⇒瑞金ニ路⇒打浦橋です。
その道すがらの秋模様をアップしました。

エリア 上海(中国)

公証処がある通り・鳳陽路に気になる店を発見。
紹興酒の甕をガラスケースの並べてあります。
よく、見ましたらSYOUKOUSYU-BARと書かれています。
店の名は妃香酒館というらしいです。

店先にランチメニューが貼り付けてありました。
日本語でも表記されています。
海老チャーハンとか海老トマトソースかけご飯とか海老醤油のサラダ麺とか海老チリソースかけ麺とか、海老ものばかりです。
カメラを近づけて写真撮ってましたら、扉が開きまして、女の子が出てきました。そして彼女が、社長、日本人か？と変な日本語で聞いてきましたので、違う！！と日本語で答えました。ああ、そうか、と言って中に消えていきました。

石門一路の店先です。
２種類の月餅が積まれてあります。
日本で目にする月餅と違うでしょう。
これは周りがパイ生地なんです。
どちらかが豆沙（あんこ）入りで、もう一方は肉餡入りです。
肉餡入りは鮮肉月餅と言います。

石門一路をまっすぐ南に下がり延安中路を超え、瑞金一路に入り、また南へ行き淮海中路まで来ました。
これは淮海中路の道端で売っていたものです。
白蘭花の飾り物です。普通語の発音では「バイレンフア」ですが上海語では「バレイホー」です。
この花飾りは、だいたい道端でお婆さんが売ってるものなんです。
昔からあるようでして、我が家の義母なんかも、時々、この花飾りを胸に挿していたりします。
でも、今の若い子では、あまり見かけませんね。
この「バレイホー」に関しては林京子さんの「ミッシェルの口紅」に出てきます。
彼女は、戦前の上海での生活体験がある人です。

瑞金ニ路に入りました。
復興中路の手前あたりです。
日差しはありますが、カラッとしていますので汗っかきの私でも、そんなに汗が出ません。

復興中路まで来ました。
この店は人気の店です。先日もテレビで、紹介されていました。
阿三烤鴨店という北京ダックなどを売る店です。
ただ今、４時１分ですが、夕食のおかずを求めに来た人たちが行列を作っています。
北京ダックは薄餅と細切りネギと醤（ジャン・・・甜麺醤のような味噌）が付いて、半羽で３０元というところです。
ダックは皮部分を小さく切り分けて、残りの肉の付いた部分も切り分けてくれます。

北万新と言う瑞金ニ路と復興中路の角にある小吃店です。
でかいフライパンで焼いてるのは羅卜絲餅です。
中には細切り大根が入っています。周りはパイ生地です。

瑞金ニ路を少し南に行ったところにあります小区の中を写しました。

瑞金ニ路を更に南へ行きます。
右側には瑞金賓館があります。
真夏のギンギンギラギラ・ムンムンムレムレ感は、もうスッカリどこかへ行ってしまいました。
画像にもそれが感じられます。・・・そうでもないか・・・気のせいかな・・・。

どうですか、やはり秋の気配を感じるでしょう。
左側は瑞金医院でして、道路に面した部分は商店に貸してるようです。

これも小吃店です。
手前が羅卜絲餅の出来上がりですね。
向こうの蒸篭に２つ並んでるのは上海風の焼売ですね。
中身は肉でなくてもち米です。おいしいですよ。

瑞金ニ路ももうすぐ終わると言うところにあります食料品屋です。
上海哈尓濱食品廠と言う店です。高橋牌とは何だろう・・・
ここでは、今まさに鮮肉月餅を焼いていますね。

片面が焼き終わり、１つずつ裏返し始めました。
うまそうなので買いたくなりました。
いつ出来るんだ、と聞きましたら、あと１０分だ、ですって。
ただ今、４時１９分です。

じゃあ、待つか、ということで店の中を写しました。
こちらの棚には蘇州式の月餅が並びます。
蘇式と表示されていますが、このタイプは、周りがパイ生地なんです。
ですから、鮮肉月餅は蘇式ということです。

こちらの棚には、広東式の月餅が並びます。
一般的な月餅はこちらですね。日本で食べる月餅もこのタイプです。

店先の鮮肉月餅が焼きあがるまでは、まだ時間がありますので、近くのコンビニまで行き、缶ビールを買ってきました。朝日の５００ｍｌの缶ビールです。

缶ビールを飲みながら焼きあがるのを待ちます。
ただ今、４時２５分です。
これから、４・５分待ち、やっと焼き上がり６個買いました。１個１．５元ですから９元です。

瑞金ニ路から肇嘉浜路にかかる歩道橋を渡りました。
ケンタッキーの前でも、月餅を売ってるのかなと、よくよく見ましたら、エッグタルトでしたね。
中秋節には月餅でなく、肯徳基のエッグタルトを・・・と言うことなんでしょう。
「肯徳基」はケンタッキーで、エッグタルトは葡式蛋撻です。

月餅はハーゲンダッツやスターバックスでも売り出しています。

これが星巴克（スターバックス）の月餅です。
１８８元です。

こちらは哈根達斯の６６８元の月餅です。
中身はアイスクリームらしいです。

我が小区の小さな公園にたどり着きました。

これで秋を皆さんに押し付けた散歩記録を終わります。
いや、でも確実に秋ですね。

この旅行記へのコメント （4）

• ちまめさん 2006/09/09 10:46:11

  わぁ〜　美味しそう

  こんにちは！　上海、涼しくなりましたか？
  
  色んな小さなお店にも足を運べるっていうのは、現地にいらっしゃる方ならではですね。うらやましい。長期でまた行きたいです。
  
  復興中路の「阿三烤鴨店」私もタクシーの中から見ました。
  朝９時半くらいでしたが、人が行列していたので「何だ？」と思いデジカメを撮ったので覚えています。北京ダックのお店だったんですね。
  
  秋は栗とか、蟹とか食べ物も美味しそう！旅行記楽しみです。

  井上＠打浦橋＠上海さん からの返信 2006/09/09 14:15:00

  北京ダック、でぇ好き！！

  ちまめさん、どうも。
  
  今日は上海は霧雨です。
  明日か明後日には、また晴れ上がるんでしょう。
  その時は更に湿度が下がり、気温も下がるはずです。
  もう、確実に秋です。
  秋ともなりゃ・・・読書の秋です・・・・・・・
  ・・・・・・・・・・・じゃなくて、分かってますね。
  天高く馬肥ゆる・・・です。
  酒もうまくなるだろうな・・・・
  
  私は来週末は、また北京です。
  北京ではうまいもの食ってくるぞーっ！！
  とりあえず、迷路のような胡同にあります利群カオ鴨店には
  絶対行ってきます。
  どんなところか・・・この件に関して下記の掲示板で
  一人で盛り上がってますので、ご覧ください。
  「打なのよ｣「打なのじゃ」「打でごんす｣[打でごわす」が私です。
  ああ、「恐怖のになべあたまマン」も私です。
  http://kodaijin.sakura.ne.jp/bbs/bbs.cgi
  では。出歯。
  

  ちまめさん からの返信 2006/09/11 13:51:59

  また北京に行かれるのですね

  気をつけていってらっしゃいませ。
  北京の四合院という民家、取り壊されつつあるそうですが見てみたいです。
  せめて「胡同（フートン）のひまわり」という映画で、私も見たいと思ったのですが、なんせ近くで上映していない･･･残念。
  『胡同のひまわり』
  http://www.himawari-movie.com/

  井上＠打浦橋＠上海さん からの返信 2006/09/11 15:09:55

  胡同と里弄

  ちまめさん、どうも。
  
  『胡同のひまわり』
  http://www.himawari-movie.com/
  ・・・見ましたよ・・って映画でなくて、このサイトを見たと言うことですが、
  流れてくる音楽と画面見てるだけで、泣けてきました。
  次回の北京での胡同散策では、この映画の描く胡同っぽいものを探ってこようかなと思っています。
  北京では、こういった庶民の住空間を胡同（フートン）と言いますが、
  上海では里弄（リーロン）と言います。
  胡同と里弄は造りも違いますが、雰囲気も違いますね。