アンコール遺跡群弾丸ツアー

2005/06/03 - 2005/06/05

香港在住の小生、目標は一月に一回近場のアジア弾丸旅行決行。今回はちょっと出不精な部下を引き連れ、一生に一度は見たい！と思っていたアンコールワットと周辺の遺跡群をたった一日で回ろうと思いたち、ベトナム航空に乗り込みました！初めてのカンボジアでしたが、暑さ・突然のスコール・意外と体力の要る遺跡群観光、でまさに弾丸ツアーと相成ってしまいました。そんな中、癒してくれたのはホテルのBARのウェイトレスのオネーサン！しかしそこには・・・。

エリア シェムリアップ(カンボジア)

• 同行者: 社員・団体旅行
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 観光バス
• 航空会社: ベトナム航空

弾丸ツアーの拠点となる『アンコールセンチュリー』。空港からタクシーですぐのハズが、なんと30分以上かかった・・・。理由は運転手。乗った時から｢明日は観光？僕を雇わない？｣｢僕は仕事を失った。(って今仕事してんじゃん！)｣｢あなた達に雇われないと生活ができない。｣などとノロノロ運転で口説き出す。我等が｢明日からはもう予定あるからNO！！！｣と断固拒否したら、車のエアコン切って応酬(本人も汗ダラダラ。)。やっとホテルに着きましたが、スタートから嫌な思いしました。ホテルのボーイがいいヤツだったので溜飲を下げましたが、もし女性だけで行かれる方はできればホテルまでの足も事前にお願いした方がベターと思います。我々のケースはまれだと信じたいですが、このあたりでは日本人と見ると必ず金持ちと思う人ばかりのようです。

今後の予定について作戦会議をプールサイドで敢行。ヤロー二人でプールサイドでなにやらヒソヒソやってたので、たぶん周りの人は我々を・・・。しかし冷えた『アンコールビール』がやけに美味かった！

結局一日目はシェムリアップの街散策と近くのレストランで夕食、二日目にアンコール遺跡群観光を地元ツアー会社に直接手配(この方が安い)、三日目香港戻りで決定。夜のレストラン、アプサラの舞＋アンコールビールでお気楽極楽！

アプサラダンスもいろんな踊りがあるのだな〜。この踊りなんか、男女入り乱れて楽しそう！やっぱりこういう場で知り合って恋に落ちたりするのかな、クメール人の若者たちは・・・。大変な練習を経てステージに立つらしいが、やっぱりそういう楽しみもないとね！(しっかしぶれた写真だな〜。)

アプサラダンスはクメール伝統の踊り。幼い頃から鍛錬に励むそう。小生、いろんな国でダンスを見てます(バリ、中東、欧州などなど)が、アプサラダンスはとにかく手の動かし方に特徴あったなあ。妖艶な感じでした。

クメール美女、美の競演。全てのショーが終わると壇上で記念撮影ができます！小生も是非このコと2shotを！と思って楽しみにしてたのですが・・・。相棒がショー終了直後、｢先輩、トイレ行って来ていいっすか？｣と一言。｢も、もちろん。｣と言ってから帰ってくるまで20分。舞台は撮影終了、照明消灯、小生落胆・・・。｢いやーお腹の調子が悪くって！もう大丈夫っす！｣と後輩。ホテルまでの帰途無言の小生。

ホテルまでの帰途。ホテルはこの道を歩いてすぐ。初日がっかり、二日目ぐったりを癒してくれたのが、ホテル一階にあったBAR。思ったよりお酒の種類もあり、まま満足。なにより、非常に朗らかなウェイトレスの対応が最高の癒しになりました。あまりに愛想のいいコなので小生＋後輩、べた褒めだったのですが・・・。最終日、我々を見つけた彼女、｢私の対応良かったでしょ？ちゃんとアンケートに私の名前書いてよねっ！｣と一言。奥ゆかしさを尊ぶ我等日本男児にとってはちょっと興ざめでした・・・。

二日目。地元手配のツアーバスが到着。ガイドはなんと日本語のできるクメール人！オフシーズンだったのでバスは貸切！こいつぁ春から縁起がいいぜぇい！と昨夜の悪夢をコロッと忘れて、いざ午前中の目的地アンコールトムへ！

いや〜、しかしすごい人ごみだあ。日本人は少なかったけど、韓国・中国人が多い！ここでふと気づいたのですが、韓国・中国人向けガイドはみんな韓国・中国人がその国の言葉でやってました。現地クメール人が他の言語でやってくれるのは見る限り、英語・スペイン語・日本語ぐらい。一生懸命日本語でガイドしてくれる姿に僕は非常に感激しました。遺跡の詳しい話はガイドブックにお任せ。

アンコールトムの女神の一つ。この穏やかな微笑を見た時、内戦時代に自分たちの祖先の残したこのすばらしい遺跡群に銃を向けた人々の心の痛みはどうだったのかなあ、などと感慨にふけってしまった。

午前中はアンコールトムの後、象のテラス、ライ王のテラス、その他遺跡へ。しかし、上り下りの多い観光だ・・・。夏だというのに遺跡への敬意を表して長ズボンにしたので汗ダラダラ。あっ！周りのウエスタンピープルはみんな短パンだ！

そして午後、ついに小生念願のアンコールワットへ！さすが国旗になるまであり、遠くからでも荘厳だ！クメール人の誇りだ！！！

アンコールワットまでの道。少年のような気持ちでワクワクワクワク。この道の脇には各国のODAによる修復の後が。わが日本も修復に参加！でもここにあった修復跡はなんか、違和感のある仕上がり。対面のフランスの仕上がりはあまり目立たない感じだったけど、日本のはなんか新品！という感じで浮いてた気が・・・。僕の気のせいか？？？

アンコールワットの女神。ここには多くの女神の彫刻が。お顔もみんな微妙に違う。しかし、ほとんどの女神、胸のところだけテカテカ。いつの世も、どの国も殿方ときたら・・・。と思いつつ小生＋後輩もなでなで。

回廊から外を望む。意外と高くなってきたぞぉー。高所恐怖症のおいらにはきついぞぉー。遠くからさらに小生の苦手な雷鳴も・・・。だんだん気もそぞろに・・・。

こ、これは軍神か！？午前中からはりきって動きまくり、意外ときついアンコールワット登りにへたり気味の小生に気合を入れてくれた！

回廊の先に見える神。ここは直線の美でした。この後、前の柱からひょっこり後輩の顔。｢せんぱ〜い、撮ってくださいよぉ〜う！｣。なんでこいつこんなにピンピンしてんだ！？

頂上への最後の関門、急勾配を登った！上から写すとコワァ〜！ガイドさん、登りきった後に、｢先週、ここから落ちて亡くなったフランスの方がいました。｣と涼しい表情でのたまう。さ、先に言えや！

ついに登頂成功！間近で見るアンコールワットの頂上！細部まで彫刻がほどこされ、すばらしい。さすが世界遺産！しかし、この近辺に沢山のおばあちゃんがお線香かなんか売ってた。この人達もあの急勾配を登ったのか！？ハイパーおばあちゃんに敬意を表して合掌。最後の最後までクメールの文化に驚かされた弾丸ツアーだったとさ。

この旅行記へのコメント （2）

• mom_momさん 2007/01/27 16:35:27

  アンコールワット弾丸ツアー

  はじめまして、blackpandaさん
  
  blackpandaさんは、香港に在住されているんですね。
  香港からだと色々な国へ行きやすいですね。
  羨ましい．．．
  
  アンコールワット弾丸ツアー、良いですね！
  週末プチアジア旅行で、アンコールワット観光なんて、羨ましいです。
  
  まだ、アンコールワットには行ったことがなくて．．．
  いつか行きたいと思っているのですが、なかなかチャンスに恵まれず。
  
  ところで、香港には長くお住まいなのですか？
  mom_momも、美味しいものを食べに香港へ良く出かけます。
  ２月初旬に、バーゲンセールの香港を訪れる予定です。
  お薦めレストランの情報などがありましたら、教えてくださいね。
  
  P.S.
  　プロフのにゃんちゃん、とてもかわいいですね〜♪
  
  mom_mom
  

  blackpandaさん からの返信 2007/01/28 14:09:42

  RE: アンコールワット弾丸ツアー

  mom_momさんメッセージありがとうございます。
  
  アンコールワットは1回是非行かれることをお薦めします！
  香港からはアジア諸国行きやすいですが、さすがに2泊弾丸ツアーではゆっくり遺跡巡りできませんでした・・・。できれば3日ぐらいは過ごされることをお薦めします。
  
  私は香港に4年ほど住んでおります。広東料理は非常に美味しいですが、さすがに今は来客などなにかイベント無いと積極的には食べませんね・・・。香港在住日本人もやはり日本食を食べに行く人が多いようです。
  
  >２月初旬に、バーゲンセールの香港を訪れる予定です。
  そろそろセールも終わりですね！今年の旧正月は2月18日なのでまだチャンスありますね！
  
  この猫、もう19歳のおばあちゃんです。子育ての苦労も遠い昔で、今は悠々自適に暮らしています。
  
  blackpanda